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ドラマ日記『大奥 season2』(3話)&『マイ・セカンド・アオハル』(初回)

吉宗の遺志を継ぎ、若き医師たちが「赤面疱瘡」撲滅に向けて立ち上がるその後の物語から、女将軍をはじめとした幕府の人々が、江戸無血開城のために奔走した幕末・大政奉還の物語までを描く『大奥 season2』の第3話。

源内(鈴木杏さん)は赤面疱瘡の治療法を「人痘接種」と名付け、青沼たちは大奥内で接種を望む者を募る。実績を増やし、徐々に大奥内での評判を広めようと試みるが、得体の知れない治療への理解は思うように得られず…青沼(村雨辰剛さん)への反発も膨らむ一方であった。

当時、助かる道のない梅毒に罹りながらも、赤面軽症患者を見つけてきた源内。率先して人痘接種を受けた伊兵衛(岡本圭人さん)の成功例で、接種を受ける者も増加し、成功するかに思えたのですが…。

将軍・家治(高田夏帆さん)が長年毒を盛られていたことが判明。意次に絶大な信頼を寄せていた家治は激怒。天災など、社会状況が悪化していたこともあり、意次は失脚。

松平定信(安達祐実さん)の甥が、人痘接種の副反応死したことから、事態は最悪の方向に。青沼は死罪となるも、「わたしだけでよかったんです。これで人痘の仕方が後の世に伝えられます」と別れの言葉。彼の想いは、多くの者たちに受け継がれました。ありがとう、青沼。

いよいよ病状悪化した源内を見舞った黒木(玉置玲央さん)は、優しい嘘。土砂降りの中、黒木は「懸命に歩んできた者にこの仕打ちか。あまりにも理不尽ではないか」と慟哭。玉置さんの渾身の演技に震えました。『伝説のお母さん』ではモブ役でした。妻は元乃木坂46の女優・若月佑美さん。

30歳の白玉佐弥子(広瀬アリスさん)が、謎の大学生・小笠原拓(道枝駿佑さん)の一言をきっかけに学び直しを決意して大学生となり、令和の大学生たちに揉まれながら恋に、勉強に、夢に奮闘するセカンド・アオハル・ラブコメディ『マイ・セカンド・アオハル』の初回。

白玉佐弥子は、絶妙な運のなさと間の悪さで、大学受験を失敗。貧乏が故に浪人も叶わず、そのままの勢いで上京。非正規雇用歴も12年を迎え、質素で不運でわびしい生活を送っていた。そして迎えた30歳の誕生日。更なるアクシデントに巻き込まれた佐弥子は、小笠原拓と出会う。

『逃げるは恥だが役に立つ』『私の家政夫ナギサさん』『義母と娘のブルース』といった名作を生んできたTBS火曜ドラマ枠ですが、近年は失敗作が多く。本作も大学を再受験するまでの件が長く、しかもやり過ぎなコメディタッチ。広瀬さんのコメディアンヌの才能は買いますが、ちょっとなあ。

と思っていたのですが、佐弥子がシェアハウス「サグラダファミリ家」に住むことになり、仲間ができた中盤からグッと面白くなってきました。以前会ったことを知らないふりをしていた拓が、最後に「本当に大学生になったんだね。逆に覚えてないと思う?」の決め台詞。

さらに最後、シャアハウスのオーナーで、沢島真凛(飯沼愛さん)の父・日向祥吾(安藤政信さん)が登場。佐弥子が憧れる有名建築家で、初恋の人という設定。三角関係フラグ立ちました。

シャアハウス仲間で伊原六花さんが出ています。朝ドラ『ブギウギ』の秋山美月ですね。飯沼さんは『VIVANT」の天才ハッカー。いしのようこさんが主人公の母役なんですが、いしのさんの実姉・石野真子さんも同枠『恋はつづくよどこまでも』で、主人公(上白石萌音さん)の母役でしたね。


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