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動物の一枚 22

※爬虫類が苦手な方は、ここでそっと記事を閉じましょう。
全然平気だよ!という方は、下へ参りましょう(^^)




















危惧していたことが・・・。

先月でしたか。晴れが数日続いたかと思えば、曇りが数日続き、雨が数日続く。そんな天気が繰り返されて、雨が降った翌日でしたか。
その日は晴れて、気温もぐんぐん上がり、わが家は家じゅうの窓を開けまくっておりました。

ここちよく、吹いてくる春の風。洗濯物は乾くし、部屋のよどみは外へ吹き飛んでいきそうだし、やっぱりこんな日もないとね、と自分で淹れたコーヒーを味わって、晴れの昼間を堪能しておりました。

夜になり、お風呂に入ろうと、お風呂場へ行き、窓が開いてることに気がついたので、窓を閉めようとふと見ると・・・。
「・・・しっぽ???」
よーく見ると、しっぽらしきものが20センチほど網戸にペタっとくっついておりまして・・・次の瞬間、窓をガラガラっと勢いよく閉めて、こう思いました。

「おぬし、ヤモリじゃねぇな」

きっと、ヤツだ!脳裏に浮かんだのはただ一匹。
私は急いで、外に出た。そして、懐中電灯で照らした先には、ああぁぁぁ、やっぱり。

確か最後に見かけたのは、昨年玄関を悠々と横切っていた。庭から家の中に戻ろうとした私は少し離れて足止めをくらった。そして、ヤツが過ぎ去るのを待っていた。

今、目の前には、その時よりもさらに長く大きくなったヤツが壁にくっついで、あるところを目指して静かに進んでいる。
どうしよ?どうしよ、どうしよ・・・どぎゃんしたらいいと!?

撮った!

とりあえず現場を携帯カメラに収めて、いったん家の中に入った。そして、諸々の事情で爆睡している旦那を起こそうとしたが、足が止まった。
旦那は、爬虫類が死ぬほど大嫌いなのだ。お風呂場の窓にヤモリがペタッとくっついているのを見るのも嫌で、カラスの行水が、さらに短縮バージョンになり、お風呂場から速攻で避難してくる。いや、窓閉めてるから入ってこんって!と何度言っても、
「嫌なもんは嫌なんじゃい!」
もう私の注射嫌いよりタチが悪い。

でも、そういう私も、今まさにヘビがスズメの巣を襲おうとしている現場を目の前にして、見守る以外どうすることもできない。あ!一羽、巣から飛び出てきた!
どうする?どうするっ?どぎゃんすっと!?

その時、ふとご近所さんの家の灯りがついているのが目に入った。普段から家族ぐるみで付き合いがあるご近所さんだ。しかも動物に強い一家で、今頼らないでいつ頼るとよ?という思いで、ピンポンを押した。ご主人が出て来たので、玄関先で写真を見せながら状況を説明し、とりあえず見てみようと言って、ビニール傘を片手に現場を見てくれることになった。

あ!おらんくなったし!

さっきまで、おったやん!せっかく助っ人を連れてきたのに・・・。
でも、ご主人が巣をのぞいたり、周りをよく見てくれた。
「どっか行っちゃったんやろうねぇ~」
「スズメはどうなったとかな?」
「明日の朝になってみらんとなんともやけど、大丈夫じゃないっすか?」
「マジで!?頭を巣の中につっこんどったよ!」

二人でもう一度写真を見る。拡大してみる。
ヘビはヘビでも、マムシではなさそう。アオダイショウじゃね?あ、私が抜け殻を持っている、わが家に住んでいるアオダイショウかな?スズメは卵産んどったと?分からん。でも、まだだったんじゃなかなと思いたい・・・。

「何もせんでよかですよ~。大丈夫!大丈夫!守り神♪守り神♬」
「・・・あ、ありがとぉ」
守り神~♫と言いながらご機嫌で帰っていくご近所さんを見送って、もう一度誰もいなくなったであろうスズメの巣を見る。・・・お風呂に入ろうかな。

翌朝、スズメの巣に近づいて覗き込んでみたが、巣箱の入り口が下にあり、一生懸命中を見てみたが、どうなっているか分からずじまい。
でも、巣がそこまで荒れている様子もなく、スズメの鳴き声もいつもと同じような穏やかな声のような気がする。大ゴトにはならなかったかな?たぶん。

それでは、現場をどうぞ!



ヘッダーとあわせてご覧ください。
スズメの巣は白いBOXの上にあるのです…ううっ…。


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