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360日膝の上の「きく」【1日目/100】

100日ブログに参加しています。我が家の5匹(と虹の橋を渡った2匹)の猫との日常。今日は、「きく」のことを。

きくはどうやらわたしの膝の上が気に入っているようす。毎晩必ず膝の上に乗って眠る。ここで寝る、と決めているようだ。

我が家は、帰宅後まもなく入浴し、夕飯が終わったらそのまま寝る。

夫は夕飯を作ってくれて、風呂に入り、晩酌の用意をして和室に入る。
わたしは、風呂から上がると、夫が作った夕飯を温めたり、盛り付けたり、配膳したりする。

二人が食卓につくと、韓ドラを見始める。これが人間の日常。

猫たちは、わたしたちが夕方リビングへ戻ってくると、エサの時間。メインはカリカリ。好みに応じて、小粒のモノと一般的なモノと二種類用意している。たまに缶詰を開ける。猫たちは、食べる、出す、寝る、遊ぶ以外に仕事はない。食べたら出す。出したら走る。走って遊んで、疲れたら寝る。

人間が夕飯の調理をしている時間は、猫はたいてい走って遊んでいる。

人間が風呂に入るころには、猫は遊び疲れて寝る時間。ベッドに行くもの、こたつに潜るもの、リビングの椅子の上、カウンターに置いた猫用の座布団の上、冷蔵庫の上のザルの中など、各々好きな場所へ行って眠る。

きくは、わたしの膝で寝ると決めているようだ。ところが、きくの寝るタイミングにわたしが座っているとは限らない。そのため、わたしが食卓にしゃがむまでは、夫の膝の上で眠っている。

わたしが席につくと、眠りが浅ければすぐに気づいて飛び込んでくる。
夫の膝でぐっすり眠ってしまっているときは、途中わたしの声に起きるのか、「いるならいると、早く教えてくれたらいいのに」という顔をして、膝に飛び込んでくる。

食事中も、途中用事で席を立つことがある。その都度、きくを膝から降ろす。きくには「ちょっと待ってね」というと、ほんとうに「ちょっと」待っている。用を済ませて、再び席にしゃがみ、「きく」と声をかけて、膝の上をぽんぽんと叩くと、飛び込んでくる。

きくは、わたしの膝の上で丸くなって眠り、温まると手足が伸びてくる。

わたしは、きくの頭や背中をなでたり、腰をトントンと優しくたたいたり、やわらかい手や肉球をもんだり、お腹をもんだり、猫のあたたかさとやわらかさを満喫する。

きくは、それが気に入らないといきなり起きてわたしの手をガブッと噛む。案外容赦ないので穴が開くことも。たいていは甘噛みか、噛む前にわたしが手を引っ込める。「ごめんごめん」と謝れば、きくはまた目を閉じる。

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