見出し画像

愛情タンク

noteで書くのひっさしぶりです。言語化の女神あっきーです。
noteは、コンテンツとして残しておきたい記事だなぁと感じるときに使います。まぁどっちでもいいんですけど、感覚的なものです。

愛情タンクとは

愛情タンクって言葉を聞いたことありますか。わたしはうつ症状が出始めたころに出会いました。2016年ごろ。そのとき、わたしの愛情タンクは空っぽだなぁと初めて自覚しました。※今はいっぱいで、人にも分けられるくらいです。
愛情タンクは、文字通り、心の中にあって、だれかから受け取った愛情が貯まっていくタンクです。人によって大きさは異なり、穴が開いている場合もあります。

愛情タンクは自分で満たすことができる

子どもの頃は、周囲の大人から愛情を受け取ることで、タンクを満たしていきます。
親からたっぷりの愛情を受けて育った場合は、このタンクはいつも満タンで、だれかに分けたり、ちょっと辛いことがあって、減ったとしてもまた足してもらえることを知っているので不安になりにくい。
ところが、親の愛情タンクが空っぽに近いと、親は子どもから愛情を受け取って自分のタンクを満たそうとします。無意識に。
本来愛情をくれるはずの親から愛を受け取れず、さらに、その親に愛情を注ぐとことになった子どもの愛情タンクは、枯れてしまいますね…。

すでに大人になった私たちの愛情タンクが空っぽだと気づいた場合は、親に愛情をもらいに行くべきなのでしょうか。
いいえ。自分で満たすことができます。

①自分を許す

まずは自分を許すこと。
愛情タンクが空っぽの人は、愛情を受け取りたい!と無意識に、そして常に願っています。ひいては、他者の評価に過敏になっています。誰にも愛されていないという思い込みから自己肯定感が育っていないために、自分がいる意味がわからなくなっています。自分がここにいていいかを、他者の反応で決めています。他者の良し悪しの基準を取り入れて、自分を裁いています。
それに加えて、自分自身の良し悪しの基準がふらふらと動いて、常に自分を責めている状態が続きます。

これは苦しい。まずは、なにがあっても、なにをしてしまっても、どうあっても自分を許してあげてください。そのまんまで許します。

他者の評価にびくびくしている自分も許します。だってそうする方法しか知らなかったのだし、それで命(生存、存続)の安全を保ってきたのだから、よくやった、と褒めるところです。

②ま、いっか or ウケる!で済ます

いろいろ許し始めると、これも許していいの?これはどうなの?と自分のことに気づき始めます。人の評価の中にずっといた人は、自分自身を見るときも他人の評価越しにしか見れてなくて、自分のことに疎いです。
自身の言動の記憶よりも、評価の記憶ばかりが積み重なっています。
①許す、を始めると、第一評価を自分がするようになるので、そこに他者がいてもいなくてもよくなります。誰が何と言おうと、自分が許してるので、チクッとすることはあっても、大きく揺さぶられることは減っていきます。
それでも、自分で「いくらなんでもこれは‥」ということが起きたときに使えるのが「ま、いっか」と「ウケる!」です。口に出して言うのが効果的です。

大好きな人のことを考えてみる

大好きな人のことをイメージしてください。その人が失敗したり、うまくいかなかったり、ちょっと道を外れたりしたら、どう感じますか。

A)「ありえない!もう絶交。なんでこんな人といままで付き合っていたのか」って思いますか?

それとも、

B)「いいよ、そういうときもあるよ。次いこ、つぎ。」
「どうしたの?なにがあったの?」
となぐさめたり、その行動の根底にあるなにかを聞いてみようとしますか?

わたしたちは、自分自身に対して(A)のような反応をしがちです。
(B)のように優しく接してあげましょうよ。その時の最善をわたしたちは選択しているはずだし、その最善だって見誤ることだってあります。

わざわざ失敗の体験をしてみたり、うまくいかない方をあえて選んだり、道を外れて別の景色を見ようとしたりすることもありますが、それは稀なケースですね。

大好きな人を許すように、自分のことを許してあげませんか。

愛情タンクは自分で満たすことができます。自分をゆるし、ま、いっか、で済まし、失敗しても「ウケる!」とネタにする。どんなことがあっても、わたしたちは「存在すること」に価値があります。それを知ることができれば、だれかからの愛情も素直に受け取れるようになります。

よろしければサポートをお願いします。いただいたサポートは、もっといろんなことを探っていくために使わせていただきます。