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仲良くなれない はるとふゆ 9日目/100

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5匹の猫がいるが、どうしても仲良くなれない、相性のよろしくない個体もある。最古参の黒三毛「はる」と、その次に年長のサビトラ「ふゆ」。

↓はる

↑ふゆ。

年齢差は5才。

猫の世界にも「格」というのがあるらしく、サビトラは希少価値のせいなのか格が高いのだそうだ(ほんとかな)。その次が三毛猫なのだそう。猫も年長者に従うというのが自然とあるし、オスのほうがメスより権力があると感じることがある。年齢から言えば、はるが上だけど、猫界の格からいうと、ふゆが上。

ふゆはもともと「人は好き。猫は好きじゃない」という猫で、わたしたち人間にはなつく(お客様も好き)のだが、他の猫とべったりすることがほとんどない。新入り当時もあまりにも猫たちとなじまないものだから、1年ほどの長い間、人間が寝るときにはケージ(檻)に入れていたほど。

ずっとふゆが一番年下で、一番年上のはると仲良くできなかった。二匹の間には、ちょびとなつがいた。はるはちょびとなつをかわいがっていたし、ふゆもちょびとなつとよく遊んでいた。でも、はるとふゆは仲良くならなかった。顔を見たら「フーッ!」「シャーッ」「ウー」とやっていた。

2015年に袋井市へ引っ越してきた。とうぜん、猫たちも運んだ。猫たちは見知らぬ場所に連れてこられて、当時の4匹ともこわかったらしく、4匹でケージの隅に固まって眠れぬ一晩を過ごした。そのとき、はるとふゆはぴったりくっついていた(驚)。見知らぬ場所の恐怖の方が、仲良くしたくない!というプライド?を超えた瞬間。

わたしたち人間の視点からは、この二匹はなんとなく似ている。ただ、ふゆは「動」なら、はるは「静」だ。ただ「仲良くしたくない」二匹は、実は仲良くしようと思えばできるのじゃないか、と、にやにやしながら二匹をながめているのだ。

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