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キミを撃ち抜く珍ゲーム「ウーマンコミュニケーション」をご紹介します


あっ!!!!!!!!!!


CHINGEちんげ!!!!!
(プオォーン)


 すみませんね。いきなりね……。今回とあるゲームをご紹介する記事を書こうと思うんですが、このくだりをやっとく必要があるんです。大事なことなんでね。

 で、多分ですけど、上のほうの👆ヘッダーにR-18って表示が出てくると思うんですよ。
 でもね、この記事で直接的な性行為とか細かいアダルティな話をするつもりとかはなくて、エロガキが連呼してそうなワードがただ出てくるだけです。あくまでR-15かな?みたいな話しかしませんのでご安心ください。もしヘッダーがついていたのなら誉れです。彼女が仕事をしている証です。
 また、今回はあくまで紹介として書いていてクリティカルなネタバレとかもしないようにしていますんで、あまりゲーム体験を損ねることはないと思います。


 それではそろそろ本スジに入りましょう。最高にくだらなくて面白いイカれたゲーム、ウーマンコミュニケーションの魅力を語ります。



終始それはもうウンコとかチンコとか言ってるゲーム

 ウーマンコミュニケーションとは、SteamとDLsiteで昨年10月にリリースされた言葉探しゲーム。女の子が喋っているセリフから、ある特徴的なワードを探してクリックしていくことでゲームを進めていきます。

 その特徴とは……



 下ネタです。それはもう、とにかく、大量の下ネタを言葉狩りしていくゲームなのです。
 風紀委員会に助っ人として呼ばれたあなたは、日常の中に潜んでいる、気にしなければおそらく素通りするであろう下ネタの数々を「無意識風紀違反」として検挙することとなります。誰かがつい言ってしまったエッチなワードをすばやく探し出し、クリックして撃ち抜きましょう!

 ……はい。豪快なことに、このゲームの根幹をなすシステムはこれ一本です。頭からケツまでコレを貫き通しています。





※そうです。





飽きることなく楽しめるよう工夫が凝らされている

 さて、みなさんが当然感じたであろう疑問の代弁として、プレイし始めた直後のおれがこのゲームの真理に気づいて発狂しかけていた様子をご覧いただきましたが、どうかその点はご安心いただきたい。ケツ論から申し上げるとこうして普通に記事に書いて紹介しようと思うくらいのちゃんとしたゲームに仕上がっています。全部通して遊んだ上で「うん、これは大丈夫だ」と思った上でご紹介しております。あるいは下ネタのパンチドランカーになって完全に狂っている可能性もありますが…


 それというのも、ゲーム自体は工夫が凝らされていて先へ先へと進めたくなるように出来ているからなんですね。

 まず、魅力的なキャラクターに主導されるストーリーがきちんとプレイヤーを惹きつけてくれます。主人公の幼馴染、小栗 久梨子(おぐり くりす)。風紀委員長の言ノ葉 さち。後輩の下野口 マコ(しものくち-)。三人のかわいいヒロインと一緒にじゃれあいながら展開されていくので、彼女たちの人物像に迫ったり「どうしてこんな意味不明で不毛なことをしているのか」が明らかになっていったりと読み物としての側面もあります。よ、よかった……ひとりで虚無に向かってひたすらチンゲ!!とかアナル!!とか指さし続ける頭のおかしいゲームじゃないんだ……!!


 また、ゲームを進めていくと強化アイテムなどが登場して少しルールが変わったりします。

 個人的にはここが非常によくできているなと思ったところで、たとえば上の画像のようにNGワードの頭の一文字を狙って撃つと高得点がもらえるヘッドショットという技が登場するんです。しかも爽快なヒット音が鳴ったりして、本能的に気持ちがいい。ただマン然と撃ちまくっているだけではあまりスコアが稼げないので、こうしてプレイヤーが能動的に目を凝らしてワードを探して素早く慎重に撃ち抜くようになっていく……。プレイに若干の縛りが生まれることで、より締まりのあるスリリングな快感が訪れるというわけです。
 終始ウンコチンチン言ってるのは変わりないのですが、ウンコチンチンの上に絶妙なタイミングで塩コショウをひと振り、お酢をひとさじ加えて味変してくるのでやってて楽しいんですよね。ストレートにお下品なのが一番のウリながらちょっとスライダーやチェンジアップも投げてくるんです。遊んでる手応えがあり、そのへんしっかりと考えて作ってあるんだな、と感じますね。


遊びやすさにも意外と配慮がある


 そしてこんなふざけた記事書いといてあまりにも今更な言及になりますが、作中の下ネタにはモザイクをかけることができたりと「ちょっと私ギャグとわかっていてもたくさん見るのはキツくて……」「動画配信したいから全部モロ出しは規約的に危ないかも…リスナーに苦手な人が居たりするかも…」な人にも対応しているのがこのゲームの偉いところ。

 難易度調整もできるので、あんまり瞬発力に自信がなかったり操作に慣れてなくて……という人でもお話を最後までしっかり追えます。

 まあ逆に言うと上の画像に載ってる怒涛のおゲレツワードがプレイ中に全部ブリブリと出てきます。それは諦めてセリフの中から探すしかないです。覚悟してください。



くだらないけど少し考えさせるゲーム


 そんなわけで、あの手この手でテクニカルに猥談を楽しませるゲーム「ウーマンコミュニケーション」のお話をさせてもらいました。
 しかしこのゲームを遊んでいると、はたと手を止めて考えてしまうかと思います。「自分は、どうしてこんなに大量のエロワードをシコシコとクリックしているんだろう」と。……まあ我に返るとも言いますね。


 確かにエッチなワードって人を不快にさせることもあります。どうしても苦手な人もいるだろうし、それは仕方ない。理屈じゃ言えない嫌なことってありますよね。おれ自身もいわゆる「地雷」な話題ってやつがありますし、よくわかります。お互い快適に過ごせるように住み分けをする、というのは大事なことですね。

 でも、こうして大量に処理していくと「なんでただ文字が並んでいるだけのことをこんなに気にする必要があるんだ?」「ここまでしてこんなことをするのってなんだか馬鹿らしくないか?」という気持ちがだんだん頭をもたげてきたりするのも事実です。気にするっていっても、いったいどこまで気にして配慮していくのが正解なのか……卑猥かどうかを気にしすぎて、一番大事なコミュニケーションそのものを阻害してるんじゃないか……?という思いが顔をのぞかせてきたりします。
 お互いに気をつければ気持ちよく過ごせるけど、でも、無限にこの世のすべての人の快不快を気にして配慮していく作業を頑張り続けるってのもちょっと、しんどいじゃあないか……と。

 苦手な話題や表現に対して我慢したり、気を使ってるのって確かに聞き手もだけど、それを言わないように話し手にわざわざ気を使わせて負担をかけてるのかもしれないな……。
 このゲームはあくまでいわゆるバカゲーであってあまり思想的な押し付けはなく、けっして説教臭いゲームではないのですが、やっているうちにふと色々思うことがある…そんな不思議な一面があります。人によって思うことは違うと思いますが、おれはそんなようなことを考えさせられました。


 5時間もかからず休日にサクッとプレイできる短編で、笑えるゲームでありながら、プレイしたあとに胸に残るものがある……素敵な作品だったと思います。
 SteamとDLsiteで販売されているので、ぜひ遊んでみてください。


https://store.steampowered.com/app/2095090/_/






 さて、紹介記事も書き終わったし…ひと仕事終わったって感じかな…。

 …お?なんか落ちてるな……なんだこれは……


時間停止装置…!!
企画モノAVのヤラセなどと言われていたが…
やはり実在していたのか……!!!!!


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