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イイコにもワルイコにも見てほしい!「ワルイコあつまれ」

今回はオススメのテレビ番組をご紹介します。
NHKのEテレでこの4月からレギュラー化された新番組「ワルイコあつまれ」です。

Eテレのスマスマ」と言う人も

え?Eテレ?子供向け番組だよね?と思ったあなた。確かに子供向けにも作られた教育番組ではあります。でも…

番組ホームページには、この番組の内容について
「子どもも大人も楽しめる新しい教育バラエティー

社会を楽しく学んでいきましょう。」
と書いてあります。
そう、大人が見てもとっても楽しい番組です!

出演は新しい地図の3人、稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾。
そして毎回さまざまな分野で活躍されている方をゲストに迎えています。

ここまで読んで、新しい地図?香取慎吾?ファンだからでしょ?と思ったかもしれません。
まぁ、それはもちろんありますが、もし「SMAP✖️SMAP」スマスマを楽しんで見ていたと言う方なら間違いなく面白いです。
番組制作陣の中にはスマスマにも携わった鈴木おさむさんの名前があります。

30分番組の中にはコント風でありながら、へぇ!と唸るような学び要素もあります。
昔懐かしい慎吾ママのコーナーもあり、歴史上の著名な人を招いて話を聞きます。

この日は安倍晴明さんがゲスト

つよぽんの迫真の演技が見られる草彅捜査官。事情聴取さながらに、専門分野に長けた方からの話を根掘り葉掘り聞いたり。

草彅捜査官がキリンについて捜査!

吾郎さんの新キャラ「ヨネキン」ではダジャレ好きな可愛いおばあちゃまに扮したり、子ども記者会見ではゲストと子ども記者を相手に司会進行してみたり。

ヨネキンとニャン吉


前回4月16日のレギュラー2回目の内容はとても興味深い内容でした。

「子ども記者会見」は特別編。テーマは「戦争と平和を考える」世界で紛争が起こっている今だからこそのテーマです。
ゲストは海老名香葉子さん。初代林家三平さんの奥様です。

香葉子さんは第二次世界大戦で一人疎開し、東京に残った家族がみんな空襲で亡くなったのだそうです。
戦後、焼け野原となった東京を見た時の気持ち、生きるためにした様々なこと、家族を奪った憎きアメリカ人に対して気持ちが変わった時の話など。
子どもの質問にも答えながら、その時の体験を涙ぐみながらお話しされました。
これまで何度も聞いているはずの戦争体験。香葉子さんの話はまるでついこの間の事のような臨場感のあるお話で、見ていて涙が止まらなくなってしまいました…
聞いていた子ども記者たちも真剣な表情で聞いていたのが印象的です。

近年テレビ番組などでもよく取り上げられる俳句。
新コーナー「稚語ちご俳句」稚語とは番組の造語で"子どもが好んで使う言葉"を表します。この回の稚語は「おしり」
俳句なので季語も入れなければなりません。結構難しい!
俳句を詠む専門家お二人と、つよぽんが稚語俳句にチャレンジ。
プロは巧みに稚語を用いて美しい情景を俳句に詠み、つよぽんはおちゃらけつつ真剣に詠むも、まさかの季語がないというミス。それをプロがお直しして見事な俳句に仕上げるという技も!
「ぶらんこ」は季語ですが「水しぶき」は季語ではない、など、知らなかった俳句の世界を面白おかしく紹介してくれました。

このように様々な分野の話を聞けるというのは、好奇心旺盛な子どもにこそ見てほしい!と強く感じました。

試しに一度ご覧あれ!

放送は毎週土曜日、Eテレ
本放送(はやワル)は10:15から
再放送(おそワル)は22:00からです。

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