見出し画像

チェコのビールに合う酒のつまみの話

少しご無沙汰しておりました。
今日はチェコのお酒のつまみ、そしてレシピも書いてみようかと。

チェコという国はビールがとても安い。そして美味しい。
国民一人当たりのビール消費量は28年連続で世界一なんだと。
しかも2位の倍近い量でぶっちぎり1位です。

日本だったらちょっとしたつまみを食べながらビール、お酒を飲む人も多いことと思う。
ただチェコで飲み屋でビールを飲む時、チェコ人たちはひたすらビールを飲み続ける。つまみを口に入れる人は少ない。恐ろしい光景である。

同じチェコでも都市部のレストランやお洒落なホスポダ(チェコ語の居酒屋のこと)ならば、飲みながらお洒落なつまみを食べる人もいるかもしれない。ただ、私が暮らすのは地方都市。地元の常連客が賑わうようなホスポダでは、みんなひたすらビールを飲む。つまみを食べている人の姿を見かけたのは数回程度。

そんな中でも、つまみはいくつか存在はする。しかも日本人にとってもおいしいと感じるであろうつまみが多い。
今回はその中の1つ、チーズのおつまみの話を。

Nakládaný hermelín(ナクラーダニーヘルメリーン) 
「へルメリーン」というチーズはチェコのチーズで、カマンベールチーズを模したチーズのこと。そのため、カマンベールチーズで代用可能。
そしてビールやワインにもよく合うのだ。
カマンベールチーズそのものに塩コショウやオリーブオイルをかけて食べるのもおいしいけど一手間加えると、ちょっとしたつまみに大変身する。
さて、作り方も書いてみよう。

<Nakládaný hermelínの作り方>
【材料】
・カマンベールチーズ 1つ
・紫玉ねぎ 少し
・赤パプリカ 少し
・ニンニク 一片
・塩 少々
・オールスパイス 5~7粒
・粒黒コショウ 5~10粒
・ローリエ 3~5枚
・パプリカパウダー 少し
・オリーブオイル(普通のオイルでも可)

・煮沸しておいた瓶などの容器

画像1

【作り方】
1. チーズを上下半分に切る
2. ニンニクをすりおろし、パプリカパウダー、塩と混ぜる
3. チーズのカットした部分の片面に2を塗る
4. チーズの上下をあわせて食べやすいサイズにカット
5. 紫玉ねぎ、赤パプリカを食べやすいサイズにカット
6. 瓶に少しオイルを入れてからオールスパイス、粒黒コショウを少し入れ
  チーズ、紫玉ねぎ、赤パプリカ、ローリエなどを適当に入れていく
7. 瓶のフチ部分までオイルを注ぐ
8. 冷蔵庫で1~2日保管したら食べ頃、食べる時には少し常温にしてオイルを柔らかくしてから食べるのがおすすめ。

★個人的に作って楽しんでいただくのは大歓迎ですが、レシピの無断転載や無断使用は禁止しています。

画像2


オイルはどのオイルでもいいかと思いますが、オリーブオイルで作ると、とてもおいしいです。

画像3


チェコの飲み屋にもある定番メニュー、材料さえあれば簡単で美味しい。
オイル漬けだけどそこまでクドくない。
チェコ人の夫であるホンザ曰く「居酒屋のよりおいしい」と大絶賛してくれてます。気になる方はぜひ!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?