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新種の"つまらないオジサン"を発見した話

脳内にある私の「オジサン図鑑」には
様々なオジサンがカテゴライズされている。
会社というものに所属すると
突然たくさんのオジサンに会うことになる不思議

そのたくさんのオジサンを、せっかくだからと
何となくフンワリとカテゴライズして、自分なりの
攻略法や、対策を持つことは
意味があるようで
実は全然意味がないのだが笑

無意識にやってしまうことの一つだ。

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転職して3年になるが
この会社の飲み会はつまらない。

だってオジサンが圧倒的に多いし
ほとんどのオジサンがすごくコミュ障
そもそもSEが多いもんで、話は合わない。(偏見)
共通の話題少なすぎる。仕方ない。

100%つまらないとはわかっているが
私は敢えて
会社の飲み会には出るようにしている。
だって会社に知り合いが少なすぎるから。

コロナ禍にテレワークできる会社に転職したので
やむなし
これも仕事と思っている。

人見知りのSEオジサンに「あんた誰」状態で
警戒されていては仕事がしにくい。
とりあえず、「あーあの人ね」
そうなる必要がある。

安定のつまらなさを繰り広げる
弊社の飲み会だが昨日は
一つだけ収穫?があった。

新種のつまらないオジサン
を発見したのだ

私が今まで飲み会で出会ってきた
"つまらない"オジサンは大抵、大きく以下の2種に分類される。
①ギャグが寒すぎる
(逆に面白い)
②自分の自慢話とか苦労話しすぎる
(このタイプはかなり多い)
であるが
昨日はどれにも属さない新種を見つけたのだ。

なんてゆーか
広大な平地が、延々と続くような
つまらないオジサンだった

よく喋る
しかし、山も谷もオチもない
ひたすら地理の話をしていた。
地理といっても
「あそこは町田市だよ、それで隣が」
的などーでも良すぎる話を延々としていた

耳を疑った
そんなはずはない
きっとどこかでオチがあったり
ツッコミどころがあるはずだ。
もしやこれらは伏線で
最後に全部回収してくるという
天才パターンか?!

そう思って逃すまいと
必死に注意して最初から最後まで
よく聞いていたが

どこにも着地せずに
いつのまにか消えた。

どこにも着地しないどころか
もはや、
そもそも離陸していなかったのかも知れない。

自由すぎる。
あの話は何だったのだろうか。

幻か。

山も谷もなくオチも見当たらず
私には膨らますことは不可能だった。 
手も足も出なかった。

もはや純正のつまらなさ。

一晩空けて
今朝、思い返してみたが
やはり、今まで出会った中で
ピカイチのつまらなさだったと思う。

手強すぎるし
新種すぎるし
幻すぎた。

広大な延々と続く幻の平地
畏怖。

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