Aki

主にコンサート等の感想や予習(ショパン、角野隼斗さん関連多め)を気の向く時に書いていま…

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主にコンサート等の感想や予習(ショパン、角野隼斗さん関連多め)を気の向く時に書いています。クラシック音楽をはじめとする芸術鑑賞のため、国内外をよく旅します(英越在住経験有)。旅好き。noteは2021年6月末〜。ヘッダーはトロントで出会ったグールドが愛用していたピアノ。

マガジン

  • 角野隼斗・かてぃん

    コンサートやライブなどのプログラムの予習や感想 加えて、ラジオ、かてぃんラボ(YouTubeのメンバーシップ)などで話題になったこと(e.g., 映画や音楽など)について調べたものも含む ヘッダーは2024年5月9日のトロントでのコンサート

  • コンサートの予習や感想など

    何か残さずにいられない気持ちになった時、自分が行ったコンサートの感想を書いています 一個人(素人)の感想です 時々、プログラムの予習もしています ヘッダーはサントリーホール内(出典:Wikimedia Commons)

  • 旅の記録

    195カ国(除く日本)中、約50カ国訪問。 クラシックコンサートやミュージカル、フラメンコライブなどを観に海外に行くことが多く、今後は、時間の許す限り、旅の記録も残してみることにします。ヘッダーはナイアガラの滝。

  • ピアノ再開やストピ巡りなど

    ヤマハ銀座店でのグランドピアノの試弾、ベトナムで出会ったトルンの紹介など、主に自分の楽器体験を自由に綴っている

  • 第18回ショパコン

    ショパン好き素人が(一部の)出場者の情報やコンサートの感想をまとめたもの(ヘッダーは"Piano de Chopin du musée Chopin 6 quai d'Orléans 75004 Paris";Wikimedia Commonsより)

最近の記事

  • 固定された記事

NOSPRツアー2022 ショパンピアノ協奏曲1番編

夢のような日々が過ぎ去った後でも、ふとした瞬間にさまざまなシーンが脳裏をよぎり、夢見心地の気分からなかなか覚めない自分がいる(ヘッダーは鑑賞した4会場の自席から撮影)。 ※ 本稿は4公演等の直後に書いたメモと記憶を頼りに纏め、加筆修正して公開する決断に至ったもの。自分向けに書いたものだが、本稿を見つけた方が部分的にでも共感頂けたらさいわいです。 ツアーの発表を知って・・ ショパンの国、ポーランドからオケが23年ぶりに来日。ツアーに選ばれた指揮者はマリン・オルソップ、ソリ

    • Hayato Sumino Solo Debut in Toronto (9 May 2024)

      カナダ西海岸での滞在を満喫後、5月8日に空路トロントへ向かった。バンクーバー空港を朝9時に出発、トロント・ピアソン空港に16時半過ぎに到着、所要時間は約5時間半(両都市間の時差は3時間)、カナダも広いことを実感した(ヘッダーはトロントのJapanese Canadian Cultural Centreでのリサイタル開演前)。 当初バンクーバーがある南西海岸メインの旅にする予定だったが、4月上旬、トロントの角野隼斗さんソロデビューのチケットがまだ残っていることを主催者のインス

      • All that Rhythm with Cateen! at Chan Centre (4 May 2024)

        かてぃんさんのガーシュウィンピアノ協奏曲へ調を再び聴きたいと思い続けてこの方、2年がすぎようとしていたタイミングで、バンクーバーのコンサートの告知(インスタ)を偶然見かけ、こ、これは!と思い、チケットをポチってしまいました(ヘッダーは当日のChan Centreの前)。 今まで行ったことがない国(まだ145カ国強も...)のうち、最も行きたい国の一つがカナダ(理由は長くなるため、省略)であり、かてぃんさんのコンサートのタイミングは、自分の希望・都合ともバッチリあったのです。

        • 24の調によるトルコ行進曲変奏曲を考える(原曲との比較etc.)

          24の調によるトルコ行進曲変奏曲はHAYATO SUMINO Concert Tour 24 KEYSのプログラムで初披露された角野隼斗/かてぃんさん渾身の一曲。ホールと配信で聴いたが、変奏曲の展開に圧倒させられっぱなしで、ところどころで感じた不思議な浮遊感やゾクゾク感は、転調によるところが大きかったと思う(ヘッダーの写真は函館公演)。私が尊敬しているJacobも転調への愛を語っている。 他に、24の調によるトルコ行進曲変奏曲の転調に焦点をあてたnote(ほーすさん、miw

        • 固定された記事

        NOSPRツアー2022 ショパンピアノ協奏曲1番編

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        • All that Rhythm with Cateen! at Chan Centre (4 May 2024)

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        • 角野隼斗・かてぃん
          36本
        • コンサートの予習や感想など
          33本
        • 旅の記録
          0本
        • ピアノ再開やストピ巡りなど
          6本
        • 第18回ショパコン
          17本

        記事

          大阪フィル べセス指揮 角野隼斗pf. in 岐阜 (16 March 2024)

          時空の歪みがありますが、コンサートの帰り道に書いたものを数日寝かせてしまい、今読み直し、色々直しました。角野さんファンの端くれによる、大変偏りがある感想ですが、自分の久しぶりの遠征日記として上げます。 --- 待ちに待った大阪フィル岐阜公演。この公演の発表があった時、ソリスト角野隼斗ダブルコンチェルトは言うまでもなく、なかなか見ない組み合わせのプログラムと音響がいいという評判のサラマンカホールにも惹かれ、久しぶりの遠征を決めた。 2023年度は、私にとって無謀な挑戦の正念

          大阪フィル べセス指揮 角野隼斗pf. in 岐阜 (16 March 2024)

          かてぃんピアノに会ってきた

          かてぃんピアノ(Upright Piano Projectの企画の詳細はこちら)が、スタインウェイ&サンズ東京に期間限定で置かれることを以下の記事で知ったので、本日かてぃんピアノに会いに行ってきました。以下撮影した写真(と演奏動画リンク)を中心に日記風の記録を残したいと思います(後半にシンガポールで会ったピアノについても少し触れています)。 かてぃんピアノに対するご本人の思いについては、Ontomoの記事から引用しておきます。 Reimagineツアーでは、聴衆の私も、か

          かてぃんピアノに会ってきた

          John Adamsが語る「Must the Devil Have All the Good Tunes?」のエピソードほか

          来る2023年6月11日、角野隼斗さんがJohn Adams(1947年2月15日生まれ、76歳)の「Must the Devil Have All the Good Tunes?」を飯森範親マエストロ(Mo.)の下、パシフィックフィルハーモニア東京(PPT)と共演することが発表されたのは昨秋と記憶している(ヘッダーはwikimedia commonsより)。 「Must the Devil Have All the Good Tunes?」は、ベルリンフィルのアプリ(日本

          John Adamsが語る「Must the Devil Have All the Good Tunes?」のエピソードほか

          Hayato Sumino CONCERT TOUR 2023 Reimagine, Muza Kawasaki (Feb. 10th)

          期待を遥かに上回る素晴らしいコンサートだった。今までにない斬新なプログラム(選曲も曲順も)は事前に(以下1月17日のツイート参照)公開され、1月14日のCateenラボで解説も聴いたが、実際にホールで聴いた生の音はグルーヴ感に溢れ、さまざまな演出(仕掛け)も相まって、角野隼斗と(磐石の布陣を整えた)チーム角野にしか創り出せない世界、宇宙を感じ、至福の時を過ごした(ヘッダーは開演前のホールと入口で撮影)。 2月10日(金)、大雪警報が出され、交通機関の遅延等も心配されたが、7

          Hayato Sumino CONCERT TOUR 2023 Reimagine, Muza Kawasaki (Feb. 10th)

          角野隼斗×亀井聖矢2台ピアノ 千穐楽 (大阪) 29 Dec. 2022

          東京公演があまりにも楽しかったから、終演後にもう一度行きたい!と強く思ったが、チケット完売。だが、ご縁に恵まれ、大阪に行けることになった。当日は帰省ラッシュの初日、2日前、新幹線の指定券予約は困難を極めたが、運良くEx予約サイトで空席を見つけ、当日朝に大阪に向かった(ヘッダーは自席から撮影)。 すみかめ千穐楽も最高だった!! 10日前の19日、東京公演の感想noteを書いたが、千穐楽も何か残したくなり、自分が後で振り返るための感想を書いた。大阪では撮影機材を見かけなかった

          角野隼斗×亀井聖矢2台ピアノ 千穐楽 (大阪) 29 Dec. 2022

          角野ショパンCDの現場リサーチ (as of 29 Dec. 2022)

          幼い頃からショパンピアノ協奏曲1番をこよなく愛し、今に至るが、今秋嬉しいことがあった。それは、角野さんがソリストを務めるライブ録音の現場、大阪シンフォニーホールに駆けつけることができたこと。12月21日、待望のライブ録音CDが発売され、各店舗では大々的なキャンペーン(プロモーション)を打つという情報を得て、現場に足を運びたくなった。クリスマス前の仕事が一段落した先週末から、聖地となった渋谷タワレコ店を皮切りに各店のプロモーションを足でリサーチしてみた(現時点で5店舗計6回)(

          角野ショパンCDの現場リサーチ (as of 29 Dec. 2022)

          角野隼斗×亀井聖矢2台ピアノ (東京) 19 Dec. 2022

          これまでの人生でこんなに楽しかった2台ピアノコンサートはあっただろうか(ヘッダーは自席からズームで撮影)。 角野さんが言ってた通り、この日の2人の合奏は、複雑な面白さがあった。 2人の2台ピアノを過去のYouTube動画(e.g., 花のワルツ)やメンバーシップ配信(ラプソディの練習とか)で見てきてはいたが、この半年間だけ振り返っても、国内外で華々しい活躍をしてきた2人が、このタイミングでどういう化学反応を起こすのか、とても楽しみだった。期待を遥かに上回る、素晴らしいハー

          角野隼斗×亀井聖矢2台ピアノ (東京) 19 Dec. 2022

          Sumino Hayato Piano Recital with TOWMOO in Seoul (15 Dec. 2022)

          ソウル公演、何もかも素晴らしかった!角野さんにまた新たな世界に連れて行ってもらえた。特にRhapsody in Blue (Arr. Hayato Sumino)にはこれまで以上に壮大な世界観を感じ、ただただ圧倒された(ヘッダーは延世大学校の100周年記念館)。 角野さん、韓国ツアーのご成功おめでとうございます!! 今年は角野さん(以下敬称略)にとって国際舞台での活躍が本格化した記念すべき年になったと思う。4月のハンブルグでのjump-inを皮切りに、夏にブタペスト、パリ

          Sumino Hayato Piano Recital with TOWMOO in Seoul (15 Dec. 2022)

          Hayato Sumino "Cateen" Piano Recital in Singapore 12 Oct. 2022 (2023.3.4追記)

          10月12日夜、角野さん(以下敬称略)のシンガポールデビューコンサートに行ってきた。 と、さらっと書いたが、今は日本在住の身、シンガポール行きを決意したのはデビューコンサートの1週間前。10月4日のサントリーホールでのアデスのピアノと管弦楽のためのコンチェルトを聴き、圧倒された後、休憩時間に(ルイサダ、角野の公演含む)3公演のバンドルチケットがバラ売りされ始めたことをたまたま耳にしたのだ。久しぶりにソロも聴きたい。これは行くしかない!と東南アジア流浪民(今は活動一時停止w)

          Hayato Sumino "Cateen" Piano Recital in Singapore 12 Oct. 2022 (2023.3.4追記)

          NOSPR Japan Tour 2022: Osaka (10 Sep.) English

          Chopin/ Hayato Sumino's music lover (not a music expert) wrote this note to record her fresh impression of the concert held in Osaka and to share it with her friends (Chopin music lovers; non-native Japanese speakers). [The header photo: I

          NOSPR Japan Tour 2022: Osaka (10 Sep.) English

          Marin Alsopとは・・(2022年9月に来日)

          今年2月末、角野さんが秋に共演する指揮者がMarin Alsopと知り、約半年間、暇を見つけて各種媒体(ウェブ、YouTube、ラジオ等)で、彼女について調べてきた(ヘッダーはベトナムはハノイにあるオペラハウスの2階から撮影)。 ※ 9月のポーランド国立放送交響楽団(NOSPR)と角野隼斗との日本ツアーのプログラムの曲目予習編はこちら。ドヴォルザークの新世界よりについては、インタビュー動画を聞いて、Alsopの思いを紹介(和訳)している。 Alsopの略歴 経歴等はWi

          Marin Alsopとは・・(2022年9月に来日)

          プログラムの予習 ポーランド国立放送交響楽団 Marin Alsop指揮 角野隼斗pf.

          待ちに待ったポーランド国立放送交響楽団(NOSPR; 彼らの来日履歴等についてはこちらを参照)の来日公演 (Marin Alsop指揮、角野隼斗ピアノ) がまもなく始まる (ヘッダーはドイツのBoppardのGedeonsEck(展望台)から撮影したライン川の大蛇行:2015年6月) これに先立ち、プログラムの予習をしている。本noteは、自分の関心の向くままに調べて分かったこと、興味深く感じたことなどを書き綴っている。加えて、私のお気に入りの音源も紹介している。現在進行形

          プログラムの予習 ポーランド国立放送交響楽団 Marin Alsop指揮 角野隼斗pf.