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秋田柴子の文フリへろへろ参戦記 ~準備編③ 多くの人に見てもらおう!

さあ、無事に本が出来上がりました!!
実際に自分の書いたものがきれいな冊子となって仕上がってくると、やはり感慨深いものがあります。じ~ん……。

――なんて浸ってばかりはいられません。
これを買っていただくのです! ひと様に!! お金出してもらって!!!

でも正直言って、文フリで利益重視の方は少ないと思います。それは本当に実力と知名度がないと、かなり難しいでしょうから。
とはいえ、やはりまったく売れないのも寂しいです。
(そしてそれは、まあまあの確率であり得る現実です)

では、どうすれば少しでも多く買っていただけるのでしょうか。三回めの文フリを前に、秋しばはないアタマで考えました。

1.販促活動をする

残念ながら私は、これまでに一度も文フリの会場へ足を運んだことがありません。だから会場の雰囲気や、実際の対応のコツなどは判りません。
でも過去に委託販売をしてくれた方や、実際にお客さんとして行かれた方、そして百戦錬磨のベテランの方の記事などを読むと、ほんの少しだけ、その雰囲気が伝わってきます。

そこで三回めの参戦で新たに挑戦したこと。それはですね。

「販促のための無料チラシを作る!」

やはり「無料頒布があると、お客さんの食いつき(失礼!)がいい」とよく聞きます。何しろこちらはまったくの無名の身ですから、まずはブースに足を運んでもらわないことには、売れるも売れないもありません。

しかも私自身は出店者ではなく、人様に販売をお願いする立場です(今回は石原三日月さん)。本だけ預けてあとは丸投げ、というのも気が引けます。
前回までは勝手も判らず、完全おまかせみたいな感じだったので、その点は深く反省する次第です(前回、前々回はふじたごうらこさん)。
それでもチラシ配りのお手間をおかけしてしまうのですが……。

では、その販促チラシ(フライヤーともいいます)に何を載せるか。
考えた末に「自己紹介文 & ショートショート」の構成にしてみました。A5サイズの両面カラーです。

当初は片面で作成していたんですが、やはりちょっと窮屈な感じで。
そこで例によって印刷所のサイトを見てみたら、片面も両面もそこまで大きく値段が変わりませんでした。なので急遽、両面印刷に変更しました。
(注:印刷所によります!)

今年初めて作った無料チラシは、東京カラー印刷通販さんに発注しました。

なんかここはめちゃくちゃ安かったです。
「コート紙110kg・A5両面カラー100枚」で1,600円。
しかもそれが半額クーポンありで、なんと800円に!!!
ちなみに同条件で他社は3,000~5,000円ぐらいでした。びっくり。

ただ、ここはちょっと仕上がりが……(涙)結束テープががっちりはめられてて、チラシがちょっと歪んでた……。
そのあたりをどう捉えるかですね。

2.ディスプレイに小物を追加する

過去の文フリの動画や画像を見ると、本当にいろんなブースがあります。
ただ机の上に本を置いてあるだけの人もいれば、そこだけ別世界というぐらい華やかに飾り付けている人もいて、見ているだけでも楽しいです。

店主である石原さんは、すでに過去の例を参考に当日のディスプレイを考えてくださっています。本当に丸投げで申し訳ありません……💦

その石原さんから「値札を作りませんか」というご提案をいただいたので、喜んで乗っからせていただきました。さらに「紹介文が入っていると判りやすいかも」と教えていただき、頑張って作ってみました。

ちょっと地味過ぎて目立たないかも(笑)

確かにお客さんとしては、値段とか内容が、ぱっと判った方が嬉しいですよね。事前の電子カタログや当日の見本誌コーナーもあるけれど、やはりブースでのアピールは重要だと思います!

せっかくなので、他にも「無料チラシあります」「過去にこんな本出してます」みたいな案内カードも作成しました。これらのチラシや値札などは、冊子の表紙と同じく、すべて Canva で作成しています。
ぜひ会場でご覧ください!!!(宣伝)

ただ参戦記① でも書いたとおり、Canva はとても便利で優れたツールですが、まれにそのデータを入稿できない印刷所さんもあります。その点はご注意くださいね。

ちなみに『三日月海馬堂』店主の石原さんは、なんと隣のブース『月夜の本棚』の霜月透子さんとのコラボしたショートショートを無料頒布品として用意されてます!!

画像は石原さんのポストから引用させていただきました

霜月透子さんと言えば、石原さんと同じく「坊っちゃん文学賞」の佳作三回受賞に加えて、昨年の「 note 創作大賞」にて新潮文庫nex賞を受賞。その受賞作『祈願成就』が、この5月29日に発売予定となっています。
このお二人がコラボしたショートショートが無料!!
会場にいらっしゃる予定の皆様、ぜひ早めにいらして手に入れてくださいね!(また宣伝)


無料チラシにせよ、値札や案内カードにせよ、これらの効果のほどは当日になってみないと判りません。もし何人かでも、足を止めてくださったらすごく嬉しいです!(この記事は、文フリの約1週間前に書いています)

文フリ終了後に、当日の様子も含めてそのあたりもご報告したいと思います。

準備編はここまでです!
長らくお付き合いいただき、ありがとうございました!!!

秋田柴子の文フリへろへろ参戦記 ~当日編

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