水本アキラ

1969年、松山生まれ。エディター/DJ。音楽、映像、写真、デザイン、トークイベント、…

水本アキラ

1969年、松山生まれ。エディター/DJ。音楽、映像、写真、デザイン、トークイベント、ワークショップの主催など、誰かが食べ残したパンで彫刻を作るような仕事をしています。

マガジン

  • わたしの今年のベストアルバム

    年末年始に書いている今年のベストアルバムに関する投稿をまとめています

  • ディスカバリー・ジャパン・リヴィジテッド

    ぼくがいる場所はすべて旅先───近所のコンビニでペットボトルを買うときも、2,000キロ先の山中で湧水を汲むときも、気の持ちようですべてが"旅"になる。そんな想いで綴るぼくの旅コラム。

  • Mustakivi "Return to Sender"

    マリメッコやアラビアで活躍しているフィンランド在住、愛媛出身の作家、石本藤雄さんがプロデュースしているブランド「Mustakivi」。 石本さんから発信されたイメージや創造されてきた作品に対する、ぼくからの〈返送〉を連載コラムのかたちでまとめていきます。 毎月末更新予定です。

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    YURIKO TAIJUN HANA 武田百合子『富士日記』の4426日 Vol.1〜3セット

    「YURIKO TAIJUN HANA 武田百合子『富士日記』の4426日」第1巻から完結編にあたる第3巻までのセット販売です。<プレスリリースより>武田百合子の名著『富士日記』をとことん精読し、あらんかぎりの知識を駆使して、あらゆる部分に独自の解説を付け加えていく途方も無いエッセイ「YURIKO TAIJUN HANA 武田百合子『富士日記』の4426日」を文庫化。毎時更新されるウェブニュースやツイートが読み飛ばされる時代、ひとつの作品にとことん付き合うという行為の豊かさよ! 『富士日記』を知らずとも楽しめる、本を読むことについての本。発行元:FUTON & Co.
    ¥5,500
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    YURIKO TAIJUN HANA 武田百合子『富士日記』の4426日 Vol.3

    「YURIKO TAIJUN HANA 武田百合子『富士日記』の4426日」シリーズ最終巻。<プレスリリースより>武田百合子の名著『富士日記』をとことん精読し、あらんかぎりの知識を駆使して、あらゆる部分に独自の解説を付け加えていく途方も無いエッセイ「YURIKO TAIJUN HANA 武田百合子『富士日記』の4426日」を文庫化。毎時更新されるウェブニュースやツイートが読み飛ばされる時代、ひとつの作品にとことん付き合うという行為の豊かさよ! 『富士日記』を知らずとも楽しめる、本を読むことについての本。サイズ : A6(文庫)全204P発行元:FUTON & Co.
    ¥2,200
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    YURIKO TAIJUN HANA 武田百合子『富士日記』の4426日 Vol.1〜3セット

    「YURIKO TAIJUN HANA 武田百合子『富士日記』の4426日」第1巻から完結編にあたる第3巻までのセット販売です。<プレスリリースより>武田百合子の名著『富士日記』をとことん精読し、あらんかぎりの知識を駆使して、あらゆる部分に独自の解説を付け加えていく途方も無いエッセイ「YURIKO TAIJUN HANA 武田百合子『富士日記』の4426日」を文庫化。毎時更新されるウェブニュースやツイートが読み飛ばされる時代、ひとつの作品にとことん付き合うという行為の豊かさよ! 『富士日記』を知らずとも楽しめる、本を読むことについての本。発行元:FUTON & Co.
    ¥5,500
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    YURIKO TAIJUN HANA 武田百合子『富士日記』の4426日 Vol.3

    「YURIKO TAIJUN HANA 武田百合子『富士日記』の4426日」シリーズ最終巻。<プレスリリースより>武田百合子の名著『富士日記』をとことん精読し、あらんかぎりの知識を駆使して、あらゆる部分に独自の解説を付け加えていく途方も無いエッセイ「YURIKO TAIJUN HANA 武田百合子『富士日記』の4426日」を文庫化。毎時更新されるウェブニュースやツイートが読み飛ばされる時代、ひとつの作品にとことん付き合うという行為の豊かさよ! 『富士日記』を知らずとも楽しめる、本を読むことについての本。サイズ : A6(文庫)全204P発行元:FUTON & Co.
    ¥2,200
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    YURIKO TAIJUN HANA 武田百合子『富士日記』の4426日 Vol.2

    「YURIKO TAIJUN HANA 武田百合子『富士日記』の4426日」の文庫版第2巻。<プレスリリースより>武田百合子の名著『富士日記』をとことん精読し、あらんかぎりの知識を駆使して、あらゆる部分に独自の解説を付け加えていく途方も無いエッセイ「YURIKO TAIJUN HANA 武田百合子『富士日記』の4426日」を文庫化。毎時更新されるウェブニュースやツイートが読み飛ばされる時代、ひとつの作品にとことん付き合うという行為の豊かさよ! 『富士日記』を知らずとも楽しめる、本を読むことについての本。サイズ / A6(文庫)全142P発行元:FUTON & Co.印刷:イニュニック
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最近の記事

[DIARY] エサヤルナ

習慣の力というのは恐ろしいもの。 こんなに暑いとさすがに歩くのは無理かなと、朝は考えていたのだが、気がついたら一番気温の高い時間帯に歩き始めていた。 目的地は片道4km先。すっかり常備菜になった、店主手作りの餃子を売っている中華食材屋。 最短ルートはつまらない。いつものごとく知らない道を選んで歩き、気になる建物や生意気そうな野良猫などを写真に収める。 小一時間で到着。 こないだは酸菜(辛くないキムチのような漬物)入りの餃子を店主は薦めてくれたが、今日はナズナ入りのも

    • 『悪は存在しない』

      『寝ても覚めても』と『偶然と想像』はまったく口に合わなかったぼくですが、『ドライブ・マイ・カー』がとても良かったので、今作も劇場に馳せ参じてみたところ……。 たぶん、濱口さんが映画を通して観客に提供したい”栄養”は、他の作家の映画、小説、ノンフィクションの書籍、良質なドラマ、ドキュメンタリー、音楽……経由でぼくは充分まかなえているんでしょうね。 「新聞、読まない」「納豆、食べられない」「サッカー、興味ない」という意見と同様、他の人にとって滋養にならないとは決して言いません

      • 追悼。武田花:知らない町へ行って、歩いて、写して、帰って飲む。

        写真家の武田花さんが72歳で亡くなった。 花さんの子供時代が克明に記録されている『富士日記』への強いオブセッションから発動した本を何冊も書き、トークイヴェントなども開いているのに、一度もお目にかかる機会は無かった。 花さんと面識のある知り合いもいたし、こちらから強く求めればお会いできたはずだ。でも、今じゃない、何か良きタイミングで、などと変に突っ張ってしまった自分がいた。 「いつかは……」という思いはもちろんあったのだけれど。 そういえば、久留米〜佐賀旅行の帰途、小倉

        • 青木達之さんの思い出。

          ぼくが生まれて初めて行なったインタビュー仕事が、青木達之+竹中直人さんでした(バアフアウト1997年6月号掲載)。竹中さんとスカパラの音楽バラエティ番組『デカメロン』(TBS)の番宣にかこつけた、笑いと音楽をテーマにしたインタビューで、ぼくは待ち合わせの時間より少し早く家を出て、新宿のヨドバシカメラでテレコとカセットテープと電池を買い、取材先のTBSへ向かいました(早めに準備しておけよ、27歳の俺)。 竹中さんはちょうど大河ドラマで『秀吉』の主演を終えたばかり。ご本人はとも

        [DIARY] エサヤルナ

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        • わたしの今年のベストアルバム
          9本
        • ディスカバリー・ジャパン・リヴィジテッド
          6本
        • Mustakivi "Return to Sender"
          18本
        • ツイン・ピークス The Return 観察日記
          20本
        • THINK TWICE 20200816-1024
          5本
          ¥500
        • THINK TWICE 20200719-0815
          4本
          ¥400

        記事

          映画『アイアンクロー』のこと。

          A24発のプロレス映画『アイアンクロー』を見てきました。 プロレスファンなら誰もが知るフリッツ・フォン・エリック一家。彼らが見舞われた度重なる不幸と、昔なつかしいアメリカン・プロレスの世界を描いた物語です。 どこから連れてきたの?と思わず唸ってしまうくらいそっくりだったハリー・レイスほか、実在する(した)レスラーや団体が実名でばんばん出てきたり、70年代後半のテキサス周辺の雰囲気がドキュメンタリーのように生々しく、描かれているのは悲劇なんだけど、良質のエンターテイメントと

          映画『アイアンクロー』のこと。

          [RADIO] Smile mix 3月分《ロケットで棚からわしづかみ》

          3月16日(土)朝10時から放送の、Fnam『Smile mix』のレギュラーコーナーでは《「ロケット」で棚からわしづかみ》というテーマでおしゃべりと音楽をお届けしました。 1 - Donnie / Rocketship 2 - Komeda / Rocket Plane (Music on the Moon) 3 - NRBQ / Rocket No.9 4 - シーナ&ロケッツ / ポンポン蒸気 配信なし 誰でも気軽に宇宙旅行という時代は生きてる間に来そうにな

          [RADIO] Smile mix 3月分《ロケットで棚からわしづかみ》

          [MAGAZINE] マチボン No.20 カレーに首ったけ

          えひめを代表するローカル情報誌『マチボン』。 いったい何年ぶりに出たのかさえ覚えておりませんが、とにかくひさしぶりに出ました。今回の特集は《カレー》。愛媛県内にあるカレー専門店61店舗の紹介を中心に、かなり攻めた仕上がりになっています。 水本は見開き2Pのコラム「Katsu Curry Loves You 君がカツカレーを愛すとき、カツカレーも君を愛す」の執筆からデザインまで手掛けています。 愛媛の方は書店、コンビニなどで。県外の方はAmazon、ヤフーショッピングでお

          [MAGAZINE] マチボン No.20 カレーに首ったけ

          [TALK] 武田百合子『富士日記』について知っていること、すべて。@MINOU BOOKS(久留米)

          3月31日(日) 武田百合子『富士日記』について知っていること、すべて。 場所|MINOU BOOKS 久留米(福岡県久留米市小頭町10-12 1F) 時間|19:30〜21時頃まで 料金|1,000円+1ドリンクオーダー 出演者|水本アキラ ご予約|MINOU BOOKS 久留米 電話|0942 64 8290 メール|info@minoubooks.com Google予約フォーム|https://forms.gle/kbiZhhdYTbhRDTDi7 名前・連絡先・参

          [TALK] 武田百合子『富士日記』について知っていること、すべて。@MINOU BOOKS(久留米)

          [終了しました - TALK] 武田百合子『富士日記』について知っていること、すべて。@本の栞(神戸元町)

          2024年、最初のイヴェントが決まりました。神戸の本の栞さんで武田百合子トーク。数年前に第1巻を発売した折に、同じ元町の1003で同テーマのお話をしたことがありますが、シリーズも完結したことですし、初めての方だけでなく、いちど参加したよという方にも楽しんでいただけるよう、内容をブラッシュアップするつもりです。詳細は以下のとおり。興味のある方はぜひ。 武田百合子『富士日記』について知っていること、すべて。 2024年2月12日(月・振替休日) @ 本の栞 神戸市中央区元町通

          [終了しました - TALK] 武田百合子『富士日記』について知っていること、すべて。@本の栞(神戸元町)

          [DESIGN] ジョンとポール『いいなアメリカ』(誠光社同時代文庫)

          昨年から進めていた仕事が情報解禁となりました。 ジョンとポール 『いいなアメリカ ジョンとポールが歌うランディ・ニューマン』 誠光社のオリジナル書籍「誠光社同時代文庫」シリーズの第二弾で、ぼくは装釘(ブックデザイン)を担当しています。 ランディ・ニューマンといえば、ピクサーのアニメーションシリーズ『トイ・ストーリー』の主題歌「君はともだち」でオスカーを獲得したベテランのシンガーソングライター。60年代から、ハーパース・ビザール、ヴァン・ダイク・パークス、ニック・デカロ、

          [DESIGN] ジョンとポール『いいなアメリカ』(誠光社同時代文庫)

          ふたりの能登杜氏さんの思い出。

          2006年の11月。仕事で訪れた富山県滑川市の日本酒メーカー「千代鶴酒造」で、ふたりの能登杜氏が働いていました。 能登杜氏とは、農閑期になると、主に能登半島の先端から全国の酒蔵に少数のユニットで散らばって、現場で寝泊まりしながらお酒を仕込んでいる人たちのことです。 取材の日、今でも折に触れて思い出す、印象的なことがありました。 カメラ片手に仕事場をウロウロしている部外者のぼくにも、杜氏さんたちはフレンドリーに接してくださったのですが、彼らの方言が強烈すぎて、何を言ってる

          ふたりの能登杜氏さんの思い出。

          ライ・クーダーと鳥肌文化戦争

          昨日、ひさしぶりにライ・クーダーのレコードを引っ張り出して聴いていたところ、注文していた『スペクテイター』の最新号が届きました。今回のテーマは《文化戦争》。おお、なんとタイムリーな。 ドナルド・トランプが大統領だった頃、さまざまな音楽家たちが彼に対するプロテスト・ソングを作ったけれど、とりわけ激しく怒りを顕にしていたのがライ・クーダーでした。アメリカ本土を出発点に、ハワイ、メキシコ、キューバ、沖縄……と境界(ボーダー)を縦横無尽に越え、さまざまな音楽を交配させてきた彼として

          ライ・クーダーと鳥肌文化戦争

          [MUSIC] 今年の30枚。2023年版。

          まずは今年の三十枚を順不同で。Here are my 30 best albums of the year, listed in no particular order. William Basinski & Janek Schaefer ". . . on reflection" Wild Nothing "Hold" yung sham "sort of blue" Westerman "An Inbuilt Fault" Tom Ford "Mixtape1"

          [MUSIC] 今年の30枚。2023年版。

          [DJ-MIX] LIKE A MUJI 2

          TRACKLIST 01 Devendra Banhart - Vast Ovoid 02 Nobukazu Takemura - Birth 03 Bibio - Lightspout Hollow 04 Jon Hassell - Toucan Ocean 05 Sam Gendel - Stardust 06 G.S. Schray - Several Wrong Places 07 Directorsound - This Side of Summer 08 P

          [DJ-MIX] LIKE A MUJI 2

          [DESIGN] ICHIGO & ICHIGO WORKS

          今月、倉敷の美観地区でオープンした「たい焼き&珈琲 ICHIGO」、そして、その隣りにあるB型事業所「ICHIGO WORKS」。新規オープンにあたって、各種デザインに加え、お店や事業所のネーミングも採用してもらいました。最初はまさかこんな大きい案件になると思いませんでしたが、とても楽しく関わらせてもらってます。 ちなみにICHIGOは苺ではなく、ここの住所が「中央1丁目11-11」だったことに着目。1が5個並んでイチゴ(11111)であり、母体となる会社が「四ツ葉会」とい

          [DESIGN] ICHIGO & ICHIGO WORKS

          [終了しました - EVENT] FM BANANA @高円寺・コネクシオン

          FM BANANA @高円寺・コネクシオン 2023年12月4日(月) 出演:水本アキラ、小田島等、永田一直 料金:¥1,000円+ドリンク代 https://koenji-connection.net/

          [終了しました - EVENT] FM BANANA @高円寺・コネクシオン