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竹と麻を使った物作り

みなさんこんにちは。初めまして。竹・麻などの自然素材を使いハンドメイドにて製作販売しています、竹工房ametutiのアキラです。

これから商品の紹介、製作過程や道具、竹や麻のことなど不定期に書いていきたいと思います。

縄文時代の古くから日本人の生活に密着してきた竹と麻ですが、なかなか身近な商品として見当たらなかったので財布として作ってみました。
使っている竹は、青竹・白竹共に真竹です。縁・内布は麻ですがリネン布を使っています。本当は日本産のヘンプ布を使って物を作りたいのですが、日本産ヘンプ布はまだ少ないようなので今後に期待しています。縫製には極太の麻糸(ラミー)を使っています。竹ひご一本から手作業で作り、編み上げ、一針一針丁寧に手作業で縫い込んでいます。

ametutiについて。漢字表記で『天地』です。天の植物として麻。地の植物として竹です。麻はご存知のように神道にはかかせない植物であり、伊勢神宮のお札にも書かれている植物であります。また、竹は地下茎を地面に張り巡らし生きており、約120年サイクルで開花し枯死する植物です。まさに『天地』がふさわしいと思い名前をつけさせていただきました。

上の写真は山から取ってきた青竹です。右側が表皮を磨く前、左側が磨いた後です。この後、割り剥ぎ等の行程をおこないひごに加工し編んでいきます。青竹製品は、使うほどに飴色の艶と渋さが深まってゆくエイジングが楽しめます。

縁縫いを手作業で仕上げた商品の出来上がりです。製作には時間がかかる為、数は作れませんが一点一点丁寧な物作りを心がけています。

これを機に一人でも多くの方に竹や麻の素晴らしさを感じてもらいたいと思っています。また、職人の少なくなった竹細工や、戦後規制され今では数少ない大麻産業の復活を願っています。

ハンドメイド商品の為、皆様のお手元に到着するのに多少お時間をいただくこともあるかと思いますが、これからよろしくお願いします。

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