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女は怖いよ

今日は「女は恐ろしい生き物である」という真実を話します。
テキストは武蔵坊弁慶(NHK/1986年)。
画像処理が雑で申し訳ありません。

時は12世紀末、京の都では平家が栄華を誇っていた。

建礼門院右京大夫。チョー綺麗!✨✨

平知盛。

この二人は相思相愛なんですが、知盛は

武芸の道に女など要らぬッ!

と思っている、硬派かつ不器用な男。
右京大夫に言い寄られて本当は嬉しいくせに、仏頂面を崩せません。

よろしければ、わたくしが、いつでも聞き役を務めましょうほどに・・・

告ってます💝

知盛超うれしそう(笑)
男になれよ知盛~っ。
ところがこやつは、心とは裏腹に右京大夫をフッてしまいます。

いや、せっかくだが、その必要は無い。
今日からわしは・・・鬼になる。
父上の遺言を果たすまでは、人の心を忘れねばならん。

(´・ω・`) ショボーン


で・・・
失意の右京大夫は、以前から自分にアプローチしてきていた平資盛によろめきます。

右京大夫に見つめられテンパってる平資盛。
だけど右京大夫は、心の中では知盛を忘れられません。

右京どのは、わしを子供と見ているのじゃ。
それが証拠に、いまだ肌を許してくれぬ。
右京どのの心の中に叔父上(知盛)がおわすからじゃ。


だがしかし!
物語が進むにつれ、右京大夫は、資盛に体を許してしまいます。
そうなれば、もう、資盛しか見ていません。

壇ノ浦決戦前夜。

身体は大事ないか? 疲れはせぬか?

資盛さま💖


資盛さまにもしものことがあったら、右京も壇ノ浦の渦に身を投げて死にまする。

ならば・・・ならば、御身とわしは、どこまでも一緒じゃの。

はい・・・

あんなに知盛を想っていたのに・・・
女って・・・
体を許せば、その男に精神も持っていかれちゃうのでしょうか😑


しかし、壇ノ浦で資盛、討死。

知盛も討死。海の藻屑と消えます。

この世で見るべきものは全て見たり。なんの命が惜しかろう!

ひとり命が助かった右京大夫は、海にただよう火の玉を見て、資盛の死を悟ります。

資盛さまがお亡くなりになられた・・・


知盛の名前いっこも出ません。
知盛も死んでんけど? 
知盛はどうでもいいんか?
ええッ??

女って薄情・・・🥴

資盛の後を追って入水しようとしますが弁慶に助けられます。


都に戻り、庵で侘しく隠遁する右京大夫。

そこへ知盛の霊が現れます。

奥に映っているのは壇ノ浦でお亡くなりになった平家の皆さん。
資盛の姿はありません。
夢うつつに出るのは愛しい人のはず・・・。

知盛さま・・・💖


ええ?
資盛が好きやったんちゃうの??
やっぱり知盛しか見てへんねやんッ
やっぱり、アンタが愛していたのは知盛だったのね。

平家が滅んだは前世からの縁というもの。
知盛はこの世で為したことは何ひとつ悔やんでおりませぬ。

わらわと結ばれなかったことも・・・?

そなたは歌詠み。
歌は力を入れずしてあめつちを動かし、目に見えぬ鬼神もあわれと思わす。
この世で、あの世を詠いなされ。

右京大夫にそう言い残し、知盛の霊は消えていきます。

知盛さま・・・


知盛の遺言に従い、歌を詠み生き続けようと歌稿を抱きしめる右京大夫。


これ、美しい話でしょうか?
私には、女って怖いよという話にしか見えません😑




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