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Sweet Memories

20
偏りすぎて失敗だらけだった、俺の思い出 消したい記憶集
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熱を出せば、思い出す

熱を出せば、思い出す

夕方過ぎから体に異変を感じ
こりゃまずいな、と思った時には
ガクガクと悪寒が襲いはじめ
あっという間に、最高到達点40°の熱発

布団にうずくまりながら
遠のく意識を必死でつなぎとめていました

お恥ずかしい話、医療職でありながら
解熱剤を使いたくない、という思い込みがあり
8時間ほど39°~40°の間をさまよってました

うたた寝のような状態で
コクっと意識がなくなると
息を吹き返すように目を覚

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生い立ちと、これからと

生い立ちと、これからと

君が代は
千代に八千代に
さざれ石の
いわおとなりて
苔のむすまで

聞いただけで
左の人たちがザワザワし出しそうな
我が国の国歌 君が代です

意味は

男性と女性が共に支えているこの世は
千年も幾千年もの間
小さな砂がさざれ石のように
やがて大きな盤石となって
苔が生じるほど長い間栄えていきますように

ひとりひとりが集まって国をなし
長き繁栄、築かんことを
という平和的な歌詞なんですね

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a tempo

a tempo

日本人なだけに
正月とお盆になると
心が騒がしくなる

ばあちゃん子だった俺は
盆ちょうちんの灯りの中で
仏壇をぼんやり見つめ
ばあちゃんの記憶をたどるのが
毎年の恒例だった

ばあちゃんは
俺が中学2年生の時にこの世を去った

学校の帰りは

毎日、病院に行って
ばあちゃんと
何があるとも言えない時間を過ごした

ばあちゃんも俺なんかと
話をする気力など
なかったのだ

ある日、いつものように

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放置カレー

放置カレー

【後悔日誌】

今日は暑かったです
車の温度計が指した気温は
ここ札幌で、最高35度

道民にとっては
自分の屍を焼く
擬似体験をしているようなもの

そんな暑い夏といえば
食中毒
酷暑といえば
食品管理です

子どもの頃から
ウンコを我慢するクセのある俺
小さい頃はウンコがしたくなると
部屋の隅に立ってしまう癖があり

親からよく

あ、またウンコ我慢してるな
早くトイレに行きなさい

と言われ

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サマー、スィートサワーサマー

サマー、スィートサワーサマー

【夏の思い出に】

20代の半ば
複数の仲間たちと海に行った時

突然、4人の友人に脇をくすぐられ
転げてしまった途端
俺の手足を持ち上げ

せーの!

と、海に放ったんです

なんと恐ろしいヤツらでしょう
くすぐった上に、海にポイ捨てするなんて

20代の夏は
よくドライブにキャンプにと
あちこち遊びに行きましてね
夏にフェリーに乗って
車にキャンプ道具詰んで
東北を半月ほどかけて
一周したんで

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D.J I'm sorry

D.J I'm sorry

【D.J I'm sorry】

若きし頃、夜の渋滞で
赤のテイルランプが
延々と連なって
前の車のリアスピーカーから

K→E→N→W→O→O→D

KENWOOD

K→E→N→W→O→O→D

KENWOOD

K→E→N→W→O→O→D

KENWOODの文字が流れるように

蛍光の緑色に光ってた
オレンジ色にも光ってた

ええなぁ
かっこええなぁ
いつか俺もしたいなぁ
と、思ってしまった

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今井美樹に、してください

今井美樹に、してください

20年くらい前、まだ仕事にやる気があって
同期数名と実践会みたいのしてた頃のことです

ある日、グループの女友達Aが
バッサリと髪を切ってきたのでした

するとその髪型を見た
もう1人の女友達Bが

女友達B:
髪、めっちゃ切ったなぁ
なんて言って切ってもらったの?

と、その女友達Aに聞いたんです
すると、その女友達Aは
ニマニマ笑って
今から笑いを誘うわよ、と言わんばかりに

女友達A:
今井

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不思議な体験

不思議な体験

【不思議な体験】

誰でも1度は
不思議な体験をしたことあると思うんです

ないなぁ、と言ってる人
それは意識せず過ぎてしまっているだけ
なんじゃないかなぁ
と、僕は思ってます

これから僕が実際にあったけど
あまりに現実的で些細な出来事なため
見過ごしてしまいそうになった
不思議体験の一例を紹介します

これらの体験を読んで
もしかしたら、、、?

と、自分の不思議体験
思い出してみてください

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父を継ぐ?

父を継ぐ?

終戦後すぐに生まれた父は
あめったご飯(要は腐りかけ)を
水で洗って食べたそうです

どうして、日本には何もないんだ
どこにも、何にも

何にもないんだ

そんな自分がすごく惨めで
何もしてやれない家族が悲しくて

絶対に成功してやる、と心に決めたそうです

なので戦後の彼らは
ないものを、あるものにしてきた

毎日毎日休まず必死で働いて
毎日毎日文句を言わず耐えぬき
僕ら世代を養ってくれたわけで

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戒名

戒名

【戒名】

注)2022年の時の記録です

お盆で里帰りです

野菜を買いに伊達に向かう車の中
母親が戒名について話し出しました

その前に
山ちゃんの父親の名前は、山内為勝(ためかつ)
母親の名前は、山内保子(やすこ)
と申します

母親の保子:
あきら、お父さんとお母さんが死んだら
戒名(かいみょう)つけてね

山ちゃん:

ええよ、4文字くらいで?

母親の保子:

そうね、3文字でもいいわ

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俺の靴・アーカイブ

俺の靴・アーカイブ

人間が移動する上で
地球と唯一接するのは

足の裏だ

そんな話を聞いてから
その足の裏を守ってくれる靴って

靴って、、、偉大だな

いつの間にか
山ちゃんの中で靴が特別なものに
なっていったのでした

思い返すと

無理やり紐づけている気もするが
昔から靴が好きだった、と思う

【中学記 みんな一緒】

学生の頃は、みんなにならって
スニーカーを好んで履いた

↑プロケッツ、懐かしい
なぜみん

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フルです

フルです

30代半、過ぎだったかな

男性誌で特集組まれまくって
意識高い系の大人男子に流行った

マインド・フルネス

早朝、陽ざしのリビング
なんだか分からんけど
あぐらかいて瞼のシャッターを閉じる

だとしたら俺
なんか、スマートな感じじゃない?

(笑)

集中力を高め、日々の行動にムダがなくなり
リラックスしてスッキリ生きることができる

マインドフルネス

男性誌では
瞑想法とは言わないんだな

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介護休暇のパイオニア

介護休暇のパイオニア

コロナの真っ最中
看護師C子は、介護休暇を取得した
コロナのクラスターが各部所で勃発して
えらい騒ぎの中
ぽつねんと、半年姿を消した

聞く中でだが、介護休暇は
うちの職場で初めてだと思う

彼女が介護休暇をとる
きっかけとなったのは

C子の母が亡くなり
父が一人暮らしとなってから
実家に行くと、前と同じ服を着て
よくない臭いがしていたらしいのだ

看護師なので、すぐにピンときたのだろう
それで

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古い写真

古い写真

この度、3回目のコロナに感染し
昨日までの地獄のような体調が嘘のようで
喀痰がマズい緑色してますが
微熱で悠々と過ごしております

昨日は何度救急車を呼ぼうと思ったか

2回目が、ほぼ無症状だっただけに
今回の3回目のコロナの猛反撃には
敗北しました

さて、体調が良くなると
今日からスーパー暇人な
自粛生活がはじまるわけです

やることないので
前回のコロナ自粛同様、断捨離熱が再燃しました

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