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今こそ、人が元気になる改革を!

 自宅で寝転んでいても、スマホさえあれば指一本で何でもできる。こんなに便利な世の中になるとは、誰が予想できたでしょうか。これほど便利になったのに、余裕ある生活や余裕ある働き方になっているのでしょうか?

 長時間労働や過労死も無くならず、しかも、この30年間、先進国でほとんど日本だけ給与が上がっていません。


 昨年は一日当たり約60人が自殺しており、女性の自殺も増え、子どもの自殺は過去最多の年間514人となりました。先進7か国で人口当たりの自殺率は最悪の水準です。


 小中の不登校、児童虐待の対応件数、いずれも過去最多となりました。引きこもりは政府調査で150万人に達し、いじめやDVなども改善する気配はありません。


 何かがおかしい。ますます社会のひずみが噴出しています。原因はどこにあるのでしょうか?


 私は「人権」「格差」「多様性」、これらを軽んじたことに大きな原因があると確信しています。

 人権を軽んじる政治が、人権がおかされても声を上げにくい社会を生み、行き過ぎた自己責任論に拍車をかけています。


 格差拡大に無頓着な政治が、非正規雇用の理不尽な処遇格差や、生まれ育った環境によって人生が決まる教育格差などを放置しています。


 多様性を拒む政治が、一つの価値観を押し付け、集団同調圧力を強め、一人ひとりの創意工夫を潰しています。


 加えて、重大問題を未来世代に先送りする政治も見過ごせません。特に、赤字国債依存の財政、遅々と進まない環境対策を大きく変える時です。


 日本は社会を変革する力が弱い国です。しかし、人権や多様性が重んじられ声が上げ易くなれは、社会問題を解決するスピードも速まります。社会が時代とともに自ら変わる力を取り戻さなければなりません。人権を重視する国は環境に応じて自らを変革する力が強い国になるのです。

 人権、格差、多様性――。これらを軽んじる政治を大転換する「人が元気になる改革」によって、一人ひとりの持ち味が活きる「すべての人に『居場所』と『出番』のある社会」を実現させなければなりません。そうすれば、社会や経済の発展にもつながり、日本はもっと良くなると確信しています。

 日本の国力を回復させ、混沌とする世界の中で日本ならではの役割を果たすため、私たちは政策を磨いて新しい内閣をつくる、政権交代を目指します。


 「立憲民主党国会レポート2023」では、この1年間のわが党の取り組みをご報告しています。今後とも、立憲民主党に対して、ご指導をいただきたくお願い申し上げます。

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