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京都旅行 京都のお香屋さん

東京から京都へ引っ越して驚いたことの一つは、とんでもなく歴史があるお香屋さんがあちこちにあること。
世界遺産に名を連ねるお寺に納めるお線香をいまでも手作業で作っていらっしゃるお香屋さんもありますし、普段の生活に気軽に取り入れられる芳香グッズをグローバルに販売していらっしゃるお香屋さんもあります。

京都旅行の際に立ち寄れるお香屋さんをnoteします。


松栄堂

創業300年のお香屋さんです。
京都では「創業100年でようやく一人前」みたいな空気がありますが、松栄堂はさすが300年の歴史があるお店で、どの店舗も落ち着いた雰囲気が素敵です。

烏丸二条にある京都本店・薫習館では原材料の香りを楽しめたり、タイミングが合えば聞香に参加することもできます。

京都駅八条口にある薫々ではお土産サイズのお香や香りグッズを買うことができます。

本店には原材料の香りをかぐことができる装置がいろいろあって楽しいです

DESIGN WEEK KYOTOのイベントで松栄堂の工房見学させていただいたのですが、今でも工程の多くの部分を手作業でおこなっていらっしゃって、驚きました。

松栄堂の工房



薫玉堂

世界遺産・西本願寺の前にあり、創業420年以上という老舗のお香屋さんです。
店舗1階でお焼香を調合されており、お店に一歩足を踏み入れると何とも落ち着く香りに癒されます。
2階には普段使いできるハンドクリームやエアリフレッシャーなどお香だけではなく幅広い商品が販売されています。


京都の街中でこの紙袋を持っている人を見かけると
「素敵なお店で買物されましたね」と心の中で勝手に称賛しています


安土桃山時代をイメージした香り「1594」がお気に入りです。

林龍昇堂

創業200年のお店です。
二条城へ行った後に付近を散策している時に偶然通りかかり、素敵な店構えに思わず写真を撮りました。
京都はなんてことない街並みの中にこういう歴史がありそうなお店がちらほらあるので、単に歩いて移動しているだけでも思わず立ち止まってしまうことが頻繁にあります。

どの香りがよいか迷ったら、サンプルをいただくことも可能です。
お店で感じる香りと自宅で感じる香りには微妙な違いもあるので、サンプルをいただけるのはとってもありがたいなぁと思います。

鳩居堂

東京に住んでいた時は、”日本で一番路線価が高い場所にある文具屋さん”という認識だったのですが、京都に引っ越してから”360年以上前に本能寺前で創業された薬種屋さん”と知りました。

寺町商店街を歩いていると、鳩居堂の付近は上品ないい香りがします。

現在は臨時休業となっていますが、本店の近くに聞香処という別店舗があって、一保堂のお茶とお菓子と一緒に香りを楽しむことができたそうです。
再オープンを期待しています。


【番外編】 井和井・定家

お香屋さんではないのですが、京都のあちこちにお店があって、どの店舗もいい香りに思わず引き寄せられます。
京都駅ビルB1の定家は私が激推ししているキャリーサービス「クロスタ京都」の隣にあります。

伊勢丹の地下1階のスイーツ売場に行かれた際に定家から漂ってくるお香の香りをかいだ方も多いのではないかと思います。

京極商店街の井和井でも日替わりでお香がたかれているので、ご存知の方も多いと思います。
井和井・定家は京都の和雑貨が買えるお店で、お土産探しに便利なお店と思います。


京都旅行でいい香りが漂ってきたら是非お店に入ってみてお気に入りのお香を見つけてみてください。

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