人の失敗に学べ!①〜ライターの仕事篇〜 文学フリマ東京38出品 「しくじり見本帖 〜16人の失敗談〜」から
ライターをしている、ライターになりたい、ライターという仕事に興味がある。そんな人にぜひ読んでもらいたいのが、オムニバスZINE「しくじり見本帖 〜16人の失敗談〜」に掲載されている失敗談だ。
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5月19日開催、東京文学フリマ38に出品されるオムニバスZINE「しくじり見本帖 〜16人の失敗談〜」。
全144ページ、読み応えたっぷりの一冊となっています!
東京流通センター 第一展示場R-31・32
「京都くらしの編集室」のブースにて販売しています。
お待ちしています!
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「しくじり見本帖 〜16人の失敗談〜」に掲載されている「ライターの仕事にまつわる失敗」は3本。どれもがリアルで、現役ライターなら身につまされるエピソードばかりだろう。
「どこまでも続くよ、私のやらかし人生」(山本洋子さん)は、ライターの仕事で起きた失敗を、テンポ良く綴っている。
メールの誤変換、ありますよね?
取材時の忘れ物、やっちゃったことあるでしょう?
そんな「あるある」な失敗を軽妙に切り抜ける様子が、爽快で面白い。そして、失敗後のさりげないフォローに山本さんご自身の根っこが覗けて、「いつかお会いしてみたいな」なんて思うのだ。
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「腕章の行方」(タケウチノゾミさん)の失敗談も、取材時のトラブルから。しかも新人ライターとして初めて臨んだ取材先での失敗だ。
初めての仕事で失敗するーーー働いている人なら誰でも、避けたいことではないだろうか?
全体的にとても静謐な、整った文章。失敗後の対応にも人柄が滲み出ている。
エピソードの失敗から5年、今では多くの仕事を請け負っているというタケウチさん。その理由は、エッセイのあちこちから読み取れるはずだ。
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今回の「しくじり見本帖 〜16人の失敗談〜」を企画し、16人をつなげたのが、エッセイスト・ライターの江角悠子さん。
「オンラインサロン 京都くらしの編集室」の主宰者でもある。
「思ってたんと違う未来」(江角悠子さん)の失敗は、ライターとしての実績がないと遭遇しない、ある意味、貫禄がただよう壮大なもの。
ライターを20人集めたのに仕事が白紙になったという失敗、取材先で相手と楽しい時間を共有したと思っていたのに、あの笑顔は嘘だった…! という失敗。
読んでいて、「これは…辛い!」という内容で、「私だったら…」と思わず考えこんでしまった。
もちろん江角さんにとっても、簡単に乗り越えられるものではなかった。だけど、その壮大な失敗は、実は、壮大な幸せにつながっていたのだ…!
16のエッセイの中で、もっとも「ハイリスク、ハイリターン」ならぬ「ハイダメージ、ハイリターン」な内容。それだけに、最後に語られる江角さんの「失敗観」には「うんうん」と大きく頷いた。
読み終えた時、あなたはきっと盛大な拍手を送っている。
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5月19日、東京流通センター 第一展示場R-31・32
「京都くらしの編集室」のブースにてお待ちしています!
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当日、会場に行けない方はこちらでも購入できます。是非手に取って144ページの失敗談を満喫してください😃
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