凡人であることをどう乗り越えるのか
ぼんやり生きる毎日、メディアにあふれる天才のニュースに「すげー」と思っているうちに一日が終わる。この人たちには自分と同じ時間が割り当てられているんだろうか...?!本当は一日が100時間ぐらいあるんじゃない?!そうしていざ自分を振り返るとあまりの凡人(ていうかダメ人間)っぷりに絶望し、ギャップに落ち込む毎日だ。そこで、すごい人に「自分が凡人だと思って落ち込んだらどうしたらいいですか?」と聞いてみた。
すごい人「自分が凡人だと思って落ち込むのは、見かける天才と比較して落ち込むんでしょう。比較する対象がなければ落ち込まないから。凡人ができるすごいことのは、天才を助けることができること。
天才というのは不思議で、天才同士が手伝い合えることってあんまりない。天才を助けることができるのは凡人だけなんです。
天才を助けて、スタッフロールに名前が載って「俺がこれを作ったんだ!」と思えば生きがいができる。ていうか、そうやって生きがいを作っていかなくちゃいけない。
でも、本当の凡人は、自分が凡人だって悩まないと思いますよ」
というお答えを頂いた。すごい人はやっぱりすごい。だいぶ漠然とした質問に、2秒で真剣に考えてくれて、ものすごく的確な答えをくれた。
フリーランスの仕事には二通りある。
ひとつはビジョンがある天才の足りない手を助けること、もうひとつは新しい価値を生み出す天才になることだ。
ビジョンがある天才というのはアインシュタインとか村上隆みたいな孤高の天才型だけじゃなくて、企業にもたくさんいる。彼ら・彼女らは企業の人ではあるけどしっかりしたビジョンを持っていて、企業をスケールさせるアイデアをたくさん持っていて、企業の利益になるようなやり方で何らかを成し遂げたいと思っている。フリーランスだと、いろいろな企業にまたがってそういう人を助けることができる。
もう一つは、他にない価値を提供する人として求められる存在になること。新しい組織やサービス、考え方を作って、今までになかったものを提供することができる人になるという方。これが“天才”で、凡人であっても“価値”を生み出す人になれば、いつでも天才になることができる。が、天才の生き方はかなりハードだ。
人間はいつでも凡人を超えて“天才”になれる可能性を秘めている。凡人を超えるのが自分の人生で成し遂げたいことだと思ったら凡人を超えていくのがいいし、なんにもしないのんびりした人生のほうがいいな、と思ったらのんびりした人生を送るのがいい。みんな違ってみんないい。よし帰ってNetflixを見て寝るぞと思った、すごい人への質問でした。
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