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【アラフォーマラソン体験記】理想は「迷いの無い走り」

大会で走っている時もジョギングをしている時も、走り方の綺麗な人に心を惹かれます。フォームが正しいという専門的な意味ではなく、オーラが出ているような華やかさのある人や、背中から真剣さが伝わって来る人に魅力を感じます。もちろん清潔感もありますし、ランニングウェアも馴染んでいて脚も引き締まっている方が多いのですが、その人たちが輝いて見えるのは「走りに迷いが無いからではないか?」と勝手に想像しています。

実際、私の走り方に乱れが多い時はあまり集中出来ていません。ジョギングをするのはリフレッシュでもあるので景色を楽しみ、立ち止まって花の写真を撮ったりもするのですが「その日の目的がリフレッシュなのか?トレーニングなのか?」これが定まっていないと、走るペースもバラバラになり、おそらく客観的に見ても綺麗には走れていないはずです。例えば「今日はずっと6分半をキープする!」と決めて走っている時は集中していますし、景色を見て感動はしても立ち止まりはしません。私が走っていて目を奪われるようなランナーの方たちは、ただ速いだけではなく、ペースが安定していて、目的を持って走っているように見えます。同じリズムで走ろうとしても何かが違うようで、あっという間に背中が遠ざかって見えなくなってしまいます。こうしてたまたま見かけたランナーの方たちに憧れを持つ瞬間が楽しいのですが、最近は私自身も魅力的な走りをしたいと思うようになりました。

ちなみに大会で何度かプロのゲストランナーの方が走る姿を見たのですが、ゼッケンで名前を確認しなくても走り方や存在感でわかるんですよね。そこまで到達するにはマラソンの経験だけでなく、人としての生き方や学びなど相当な積み重ねが必要なのだろうと思いながらも憧れてしまいます。しかもこの「魅力的な走りをしたい」という目標は、測定可能な記録や順位と違って完全に他者評価であり、結果の確認が出来るものでもありません。目標を立てる時は「他者に影響されず、自分の努力だけで達成出来るもの」という私の普段の考え方とは異なりますが、いつもnoteに書いているように、沿道で声を出して応援してくれる人がいるから頑張れるわけでして、その人たちに自分からも感動を与えられるようになれたら最高じゃないですか?

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