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国保研究室(KOKULABO)学部生の卒論発表会をオンラインで実施します

静岡県立大学・国保ゼミ(KOKUBO)では、毎年学部4年生の卒業論文の発表会を行っています。学内向けの公式発表会は1月にあるにも関わらず、この時期に、学外の方も参加できるスタイルで実施している理由は、卒論の質をあげるため、また学外の方にとって研究というものに触れる機会をつくるため、です。

というのも、国保ゼミは経営組織論を専門領域としていまして、そうすると必然的に職場における組織や個人の行動が研究テーマになっていきます。毎年多くの企業や社会人の方に協力していただいて調査を実施していますので、そのご協力の社会的還元がしたいというのが1つ。また、実務経験のない学生は分析はできるものの、結果の解釈という点ではやはり実際に働いている社会人の意見を聞いたほうが広がりが出るので、そうした意見を聞ける場所をつくり、卒論の質を向上したいというのがもう1つの理由です。 実際に働いている方からのリアクションはテーマの社会的有用性を確認することになりますし、学生たちの自信にもつながるという効果もあります。

一方で、日常から生まれた問題意識を学術的な視点でまとめ、先行研究や理論を紹介し、データを分析して結論を出すという一連の卒論のプロセスを見ることは、大学を卒業してしばらく経つ社会人の方にとってはいい刺激になると思いますし、関心のあるテーマがあればシンプルに面白いと思っていただけるかと。今の大学生が、組織(会社)に何を求めているのかを知るいい機会でもあります。ちなみに個人的には、学生の論理的思考力を知りたければ卒論の話をさせるのが一番わかりやすいと思っています。採用面接で語る「ガクチカ」がPBLや研究ってのが、大学生のあるべき姿じゃないのかなあ。

今年もオンラインで実施しますので、全国どこからでも参加できます。どうぞこちらからお申し込みください。申し込み後に学生からZoom情報をお送りします。

申し込みURL https://forms.gle/Pq2dXDiAWTsuwPH98
(途中参加・退出可です。なお学生のモチベーションに影響するので、基本的には耳だけ参加ではなく、カメラオンでの視聴をお願いしています。)

【日時】
2022年12月17日(土) 10:00~13:00  ※受付9:50~
参加費無料ですが、学生へのフィードバックをぜひいただきたいと思います。 

【卒論テーマ一覧】

  1. 「上司のオーセンティックリーダーシップが部下のプロアクティブ行動に与える影響」(秋山莉奈/りなてぃ)

  2. 「男性の育児休業経験が、キャリア自立行動に及ぼす影響」(渡邊美果/ちゃんみか)

  3. 「大学生が能動的先延ばしを行うときのプロセスの解明」(高井可奈/たかな)

  4. 「ほめられ経験と感謝され経験が若手社員のキャリア自己効力感に与える影響」(岡村亜美/あーみん)

  5. 「認知的クラフティングがワーク・エンゲイジメント向上に与える影響」(野村ほなみ/もとおちゃん)

  6. 「上司からのソーシャルサポートと ワークエンゲージメントへの効果」(野村勇斗/のむさん)

  7. 「大学生の就職活動における認知的評価が自己効力感に与える影響」(川岸大悟/でぃーご)

なお発表テーマの詳細は、KOKULABO公式Facebookページ で随時発信していますのでそちらもご覧ください。


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