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カニじゃなくカニカマが真実になる事だってあるんだ

今回は、「カニじゃなくカニカマが真実になる事だってあるんだ」っていうテーマで書いていきます。

むかし僕は、自分が思う「美しさ」は、この世の真理というか、世界共通なんだと思ってました。

むかしですよ。

1人の音楽家が極めに極めて作った"クラシック"は、「音楽の真髄」だと思っていたし、

例えば、日本が誇る「最高級の和牛」とか、地域で獲れる「最高級の魚介類」とか、

そのモノ単体が持つ素材本来の実力、ごまかしが効かない「素材本来の力」って言うんですかね。

なんか、それが全てで、ソレを皆、「良い」と思って好むと思ってたんですよね。

でもね、「全てを片付けちゃうような一言」があって、

結局、「人それぞれ」なんですよ。

"北海道の知る人ぞ知る海のスポット"で獲れた「最高級の蟹」よりも、

コンビニで売ってる「カニカマ」のほうが好きな人だっているんです。

で、これって別に"どっちが正義"とか"良い悪い"とかじゃ無いじゃないですか。

そう言われると当たり前なんですけど、むかしは「最高級のカニ」こそが全てだと思ってたんですよね。

何年も修行した漁師が、時間をかけて待ちに待って獲れた「最高級のカニ」が全てじゃ無いんですよね。

「いや、カニカマ」のほうが美味しいじゃん。って人がいる。

「美しさ」って何ですか?

「本物」って何ですか?っていうか、そんなモノあるんですか、、?

僕は、「極めに極めた人が作った芸術」を「音楽の真理」と思ってました。昔は。

ショパン以上にピアノ曲を作るのに才能が長けた人を僕は知りません。でも、それって僕の「エゴ」じゃないですか。

「エゴ」なんですよね。

「カニ」じゃなく「カニカマ」を「正義」「真理」とする人たちだっているんですよね。

「あれは、本物だ」

とかって、よく芸術家の口から耳にしますけど、果たしてそれが本当でそれが全てなんですかね。

あなたが全然よく分かんない音楽を「正義」「美しい」「この世の真理」とする人はいるわけで、

もはや、「カニ」か「カニカマ」か、
そんな事は、どっちでも良いんじゃ無いかなって思ってるんです。

良いモノは良いんですよ、、、!!!



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