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【メンバーインタビュー・後編】安楽龍馬 師匠にもらった恩を、貢献で返していく

今回は、前回ご紹介した安楽龍馬・前編の続きです。

前編は、龍馬の幼少期時代から高校を卒業するまでのお話でした。レスリングを指導してくれた父親、ライバル、第二の親父との出会いなど、龍馬のレスリングの基礎を作ってくれた方々とのお話を中心に届けました。

後編は学生時代の師匠との出会い、オリンピックへの挑戦、そして今に至るまでのお話をお届けします。

前編を読んでない方はこちらから!!




師匠に出会った学生時代

--早稲田大学を選んでどうだった?

高校生の時に早稲田大学の練習に参加して、高校と似てる感じがしました。高校の上位互換が早稲田って感じがしましたね。自主性・自分で考える・この技をやるとか、レスリングスタイルを尊重してくれる、やるもやらないも自分次第ってところが合ってましたね。

大学一年から吏さん(IGNITION・代表取締役)とはレスリングの話が合ってたんですよね。2人でYouTubeでロシアの選手の技術見て、「これやべえよな」って話してました(笑)。

本当にすごい人って年関係なく興味あることに対して熱い人なんだなって思いましたね。最初は喋んないしなんか怖い人だなって思ってましたけど(笑)。動画見ながら、「お前どうしたいの?」って言われた記憶がありますね。「オリンピック目指したい」って言いました。

--あの頃はまだIGNTION作る前で、俺も週1か週2で吏先輩に飲み連れてってもらった時代だ。仕事先にも連れてってもらってた(笑)。

安楽
吏さん、そういうところすごいんですよね。熱を持ってるメンバーしか集まってないじゃないですか。一緒に仕事してる多胡島さん(IGNITION・CMO)も無口な人だな、って思ってたんですけど、僕そういう人にどんどん行っちゃう性格なんで(笑)。仲良くなりましたね。本当あの人は大先輩です。お兄ちゃん的な。

--文田先生は親父。多胡島は兄貴。吏先輩は?

安楽
師匠ですね。高校までで圧倒的な練習量で基礎を作ることができたので、吏さんとレスリングスタイルを確立できたかなって思ってます。

人の考えを素直に聞けるようになりましたね。大学1年の時にインカレ優勝したんですけど、そこから勝ち星をつけれてない時期がありました。そこで吏さんと多胡島さんのレスリングの情報を聞いて混ぜる、さらにインプットしてアウトプットする、そして、また課題を出すみたいなことを繰り返してました。

まだまだ成長できるなあ、って感じてましたし、人の考えを自分の中で落とし込むっていう体験を作ってくれたのは吏さんなので、そこで一皮二皮剥けたなって感じましたね。勝てなかった相手に連続で勝つこともできたので。吏さんのレスリングは、「土壌を作るけどどう育てるかはお前次第」って感じがあるんですよね。

「師匠」と呼ぶIGNITION代表の佐藤吏

ある程度プライドを持ってたんですけど、無駄なプライドに気づけた感覚がありましたね。無駄なプライドは捨てた方がいいなって気づけました。

新しいことって慣れないじゃないですか。大体の人って、技術を知って練習する、けどうまくいかないでやらなくなるじゃないですか。うまくいかないと落ちる暇もないくらい同じことを繰り返してましたね。

師匠にもらった恩を、貢献で返していく

--吏先輩と多胡島とのレスリングの話をしてくれたと思うけど、この間のオリンピック予選を最後にレスリングを引退して、IGNITIONにジョインしてくれたのはなんで?

安楽
恩返したいからですね。
今まで可愛がってもらったので、ちゃんと貢献したいって思ってるんですよね。自分の経験をつけるっていうのもあるんですけど、レスリング引退したから、これで終わりっていうのも嫌ですし、まだ一緒にいたいってのもありますね。だからといって、ずっとついていくだけじゃなくて、他の経験も並行しながら自分の道も作っていきたいと思ってるんですよね。

--龍馬からみて、IGNITIONってどう見えてるの?

安楽
志しかない
じゃないですか。
IGNITIONが主催するイベントにも何度か参加したことありますけど、IGNITIONのパートナーの会社さんが「こんな志持った企業ないよね」って言ってて、「あ、やっぱ俺の考えはズレてないんだな」って思えましたね。

本気で志を持ってる企業が果たしてどれぐらいいるのかっていうのも気になりますし、そこの畑に行って自分の目で確かめないといけないっていうのもありますね。

今後は自分の行動で自然とIGNITIONの名を広げたいって思ってます。ちょっと怪我しちゃったんで、今はまだ貢献できてないですけど(笑)。貢献できる形をずっと毎日頭の中で考えてますね。とりあえず動いてみて、新しい何か出てくんのかなって、楽しみですね。

--ぜひ龍馬のチームとも連携して、一緒に社会貢献していきたいよね。順番前後しちゃったけど、大学卒業後のオリンピックを目指した2年間の挑戦の話も聞きたくて。

安楽
面白さもあったけどキツさもありました
色んな要因があります。収入面に関しては、「あ、俺の今の評価はこれなんだ」ってのがありました。ただ、企業に対して文句とかマイナスな感情を持ってる訳じゃなくて、ベクトルが僕でしたね。 自分の価値も上げる必要があったし、違うところで収入を増やすためにどうすればいいか?っていうのを考えてました。

今まで会わないような人たちに会えたことも面白かったですね。自分と似てる人間と似てない人間がいて、その人たちに対してどう対応するのか、どうコミュニケーション取るのか、って考えてましたね。大学4年の時にレスリングで飯食うっていうのを選んで、自分を売るためにメールとか送って、実際に会ったりして。まあいろんな人間いるなっていう感じでしたね(笑)。

レスリング以外で悔しさと楽しさの感情を発見

--今、同時並行でグラップリングにも挑戦してるよね。

安楽
グラップリングを始めた理由は、柔術の選手にレスリングを指導し始めたのがきっかけでした。

レスリングを24歳で引退すると決めてたので、引退後どうしようかなって自然と考えてたんです。その中で、チームを持たないレスリングスクールをやってたんですよ。1回来てくれた人は必ずリピートするんですけど、レスリングは入り口が狭いので新規のお客さんを獲得する新しい方法を考えないといけないってなったんですよね。

一緒にスクールをやってた中村剛志が柔術の指導をしていて、カルペディエム三田代表のタケウラさんとお話する機会をいただいて、「柔術の人たちにレスリング指導の需要が高まってるから一緒にやらないか?」とお声掛けいただきました。

レスリングの指導の時にグラップリングのスパーリングやりませんか?と言われたんですけど、その人が日本のトップクラスの人で(笑)。僕は全く知らないで練習したんですけど、ボコボコにされたんですよ(笑)。

ボコボコにされたんですけど、中学校の時に悔しいけど楽しいって感覚が戻ってきて。「あ、俺レスリング以外でもこの気持ちあるんだ」っていうのを知ったんですよね。その気持ちに嘘つけなかったのでグラップリングをやることを決めました。

--グラップリングで目指すところは?

安楽
グラップリングにはADCCというでかい団体があるんですけど、そこで優勝したらヒーローだなって。僕はヒーローになりたいし、後輩たちのレスリングを引退した後のレールも作りたいっていうのでグラップリング始めまし た。

今後レスリング界にどう貢献するかって考えた時に、新しい道を作りたいし、今指導してるレスリングの子供向けスクールの新しい会員も、名をあげてアピールできればいいと思ってます。最近だと海外の方から急に「東京にいるんだけど、あなたのクラスに行ってていいですか?」みたいなDMも来るんですよ。

あとは結果がついてくれば。
僕の役割はそこだと思います。やっぱり僕は道を作っていきたいですね。周りの人を幸せにするためにどうすればいいかっていうのを考えるのが強いタイプなので。頑張ります!!

龍馬が今プロジェクトを進めてるチームメンバー

編集後記(大坂)
龍馬とは「レスリングの選手とコーチ」という関係からスタートしましたが、当時から「龍馬の周りには自然と人が集まる」。天性のモノなんだなと感心してみてました。

人生を懸けて挑戦したオリンピック、本当にお疲れ様でした。葛藤もあった中で、「IGNITIONと一緒にやりたい」と次のステップに前のめりな姿勢も本当にさすがだなと。もっと龍馬が活躍できる場所を作っていきたいと思ってるので、これからもよろしくお願いします!

前編を読んでない方は前編も読んでみてください。


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