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一冊の本との出会いの話

昨夜は、久しぶりに本屋に行ってきた。
振り返ってみたら、引越しのバタバタ日々あたりから、私はおそらく、ちゃんと本屋を巡っていないかもしれません。ちょっと立ち寄るくらい程度だった気がする。

昼間に全然出掛けてなかったので、少し体を動かしたくて、早めに夕食を済ませて、サンダルを履いて駅までゆっくりと散歩していた。風は吹くものの、湿気を感じる、ぬるい風だった、夜になってもまだまだ暑い、そんな7月末にびっくりしていた。

そういえば、「カフェとTSUTAYAさえがあれば、どこまでも生きられる」と主張していた私ですが、、引越ししてきて1ヶ月半が経って、まだ駅近くにTSUTAYAに行っていないことに深く反省すべきだった(笑)。

このTSUTAYAは深夜まで営業しているし、これからも特に予定がない、気楽な土曜の夜だったので、時間を全く気にせず、TSUTAYAを3週くらい回って、隅々と本棚に置いてある本をチェックしていた、こういう時間は本当に好きでたまらなかったので、久しぶりに体験して、大袈裟だけど、感動してしまいました。

「本屋を回ると、社会の最新情報を知ることもできるし、売上/話題ランキングを見れば、最近の社会情勢がなんとなくわかってくる。」と、昔出会った誰かがそんなことを呟いていたことを覚えている。もちろんこれは一般的な本屋の話で、独立系本屋とかはまた別の話。私はいつも新聞を読む気持ちで本屋を回っている。

今回は、ChatGPT、NISA、投資、旅行系の本が更に増えていることに戸惑っていた。色々と読んでみたい小説はあるけど、どれもどっちかというと、「心が傷ついている人に寄り添う」ような作品ばかりで(ていうか私が手に取ってしまっているからか)、今これを読んだら、また落ちてしまいそうだと、なんとなく危機感を感じし、そっと本を本棚に戻していた。

3週目回って、「今はちょっと楽しい本を読みたいな」と思いながら、本棚をスキャンしているような感じで、じっくり見つめていた。そしたらふっと、『電車のなかで本を読む』という本に目が止まった。
確か、よく見ているYoutubeの方が最近読んでいる本のタイトルだ、と思って、そっと本を手に取った。

本を選ぶとき、私はいつも単純に表紙の「雰囲気→あらすじ→目次タイトルのセンス」の順番で選考して、買うかどうかを決める。誰かが「これいいよ」と勧められて何も考えずに買ってしまうこともよくあるけど。(笑)

この本はエッセイ集みたいなもので、あらすじがないので、これはほぼ目次タイトルで判断することになるが、全てのタイトルが面白そうな「本」に纏わるタイトルばかりで、本を読む理由、言葉の意味、お気に入り作家を見つける方法…などなど。

面白い!読んでみたい…!
久しぶりに、ハリーポッター以外(笑)の本に心が動いた気がする。
3週回ってこの本を見つけたので、3週回った甲斐があったなぁ〜と、満足気に本を購入して店を出た。今週の一番いい買い物だった。


最近心の状態はダウンしてしまうばかりなので、無理に上げなくてもいいとはいえ、引き続きインプットとアウトプットが必要だと思う。私にとっての一番良いインプットは、本を読むことなので、救われた気分です。

今日は、朝からゆるいルーティンをやって、少し仕事情報を探して、こないだ家族と旅行に行ったとき泊まったホテルから持ち帰ったドリップコーヒーを淹れて、家族の顔を思い浮かべて、少し幸せな気分になった。
そのコーヒーを飲みながら、『電車のなかで本を読む』を読んでいた。

1冊1冊の本との出会いは、全てそれぞれの縁があり、1冊の本の、ひとつの言葉に救われたり影響されたり、人生が変わるきっかけとなったりとかするので、読書って、いいなぁ〜。本好きって、幸せだなぁ〜。


前文と全然関係ないけど、先日まで元気がなかった、我が家のエバーフレッシュごと翔ちゃん(名前があるんかい)、今日になってすっかり元気になって、お花のつぼみ?も大きくなった!
飼い主とのシンクロ率がすごいです。笑

エバーフレッシュごと翔ちゃん

こんな文書でも読んでいただき、いつもありがとうございます!