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「翻訳と短歌」〜EJO連載第5回公開!!〜

はじめましての方もお久しぶりの方もこんにちは。翻訳家で通訳者の平野暁人です。

長い長い梅雨も明け、ようやく待ちに待った夏本番!!……とはしゃいだのも束の間、さっき劇場へ来る道のりで蜻蛉をみつけてしまい、すっかりしょんぼりしております。待っているあいだは長いのに、いったん来てしまったらあとは早いなあ。まあちゃんと来るだけいいか。持続化給付金と違って(めそめそ

ところで、世の中には季節以上にどんどんやってくる、問答無用で情け容赦ないものがあります。そう、締め切りです!

ついこのあいだ更新のお知らせをしたばかりだというのに、なんとこのたび早くもEJO連載第5回が公開されたのであります!!

今回のテーマは……なんとコレだ!どーーーーーん!!

あっ。

いま、ぽかんとしたあなた!

「短歌? 外国語じゃなくて短歌??季語とか全然わかんないし!!」と思って読むのをやめようとしているあなた!大丈夫です!それは俳句!短歌に季語はないんで!「えっでも短歌なんて一句も知らないし」と思ったあなた!それも俳句!!短歌は一首、二首なんで!

というわけで、翻訳や短歌にご興味がおありの方はもちろん、どちらかしかご存知でない方もこの一風変わった比較論を読めば知的好奇心がバッキバキに刺激されることは間違いありませんと断言できるくらい優れたテクストだと思ってもらえたらいいなあという希望的観測に満ち溢れた気持ちでお勧めしたりしなかったりする今日このごろのわたくしであります!!!!!!(自信がないときほど上辺の勢いで押し切ろうとするスタイル

わかった!

正直に言おう!!

実は今回の記事、今まででいちばん苦労して、のたうちまわりながら書いたにも拘らず、今まででいちばん閲覧数が伸びていない(っぽい)のだ!!!ドヤ!!(※泣いてません。ちょっとしか)

短歌のことはよく知らないけど翻訳のことはすごくよく知ってるから、勇気を振り絞って書いたんだけどな。短歌業界の偉い人に叱られたらどうしよーとかドキドキしつつ、いや待てよ、どんな形であれ偉い人に食いついてもらえたらおいし……もとい、ありがたいわけで、むしろ炎上上等で……じゃなかったご批判も覚悟の上で勝負をかけたぴらの入魂の一稿なんだけどな。

……な、なんか「ぴらの」と「入魂」て相性悪いね。ぜんぜんビシッと決まらないね(とつぜんたいへんどうでもいいことでしょんぼりするぴらの氏

ちなみに、覚悟を決めて発表した甲斐あって、短歌と外国語を両方なさる方からは非常に好意的なご感想をいただいております。また、短歌も外国語もなさらない方からも「一読してファンになりました!」という過分なお言葉をいただきました。

そしてそして、師匠の東直子からも「力作ですね!」て言ってもらえたのです!そう、本作の裏テーマは「東直子論」でもあります!東直子ファンの方にもぜひご一読いただきたいです。

そんなこんなで、とりとめもなくぴらのの必死さばかりが伝わる宣伝記事となってしまいましたが、実は今、劇場で空き時間に書いています。時間的、空間的制約により集中力が絶賛散漫中。

それでも、このご時世に劇場で、実に5ヶ月ぶりに仕事ができている幸運に心から感謝しています。なにしろ一度は本気で廃業を考えたのですから。

はたして今やっている仕事が終わってもまだ舞台芸術専門の通訳でいられるのかどうか、来年どころか来月のことすらわからない現状ですが、これを読んでくださっているみなさんがすこしでも心安く、喜びと楽しみの多い日々を送れるようお祈りしつつ。

平野暁人


訪問ありがとうございます!久しぶりのラジオで調子が狂ったのか、最初に未完成版をupしてしまい、後から完成版と差し替えました。最初のバージョンに「スキ」してくださった方々、本当にすみません。エピローグ以外違わないけど、よかったら最後だけでもまた聴いてね^^(2021.08.29)