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【読書録】『お父さん、日本のことを教えて!』

おはようございます。
お読みいただき、ありがとうございます◎

さて今回は、読書録。

筆者の娘さんがアメリカ留学に行った際、
ホストファミリーに日本のことを聞かれてもろくに答えられず、
帰国早々、タイトルの、
お父さん、日本のことを教えて!
と泣きつかれたことが始まりで、

日本を知るにつれ、父娘ともに日本が大好きになり、
中高生や大人たちが是非知っておいたほうがいい、日本の素晴らしさを伝えるために
この本を書かれたそうです。

心に残ったことを何点か書いておこうと思います。

日本はいつ誰が作ったのか?

これは、知ってる。
神武天皇が、2600年くらい前に建国したんやろ。

…ハイ、正解◎

正確には2682年前だそうです。

何で知ってるかというと、
まず私、神武天皇が即位したとされる橿原神宮のある、奈良県在住です。

そしてその橿原神宮で結婚式を挙げています。

結婚少し前に、神武天皇二千六百年大祭というのをやってたのも、知っている。
(神武天皇の崩御から2600年の平成28年におこなわれたもの)

だから、ピンときただけ。
(ちなみに夫にこの質問をしたら、え?わからん。。と言っていた笑)

でも、ピンときてなかったのは、
日本は2600年も、ずっとずっとひとつの国として続いている、すごい国だということ。

確かに。中国はしょっちゅう国の名前が変わっていた。
(え?順番とか聞かないで。歴史全般苦手です。汗)

2600年にもわたって一つの国が存続しているのは
日本だけだそうです。

八百万の神・お天道様について

これは、この本を読む前から、好きだなあと思っていた考え方。
海・山・川etc自然や、世の中のありとあらゆるところに神様が宿っていて、
多くの神様に祈り感謝しながら日々生きていくという考え方。

先日ゆきママさんのトイレ掃除の記事を読み、
何年か前に流行った「トイレの神様」の歌を思い出したのだけど、
それも多分、八百万の神の考え方の延長上にあると思っています。

八百万の神も、お天道様が見ているよ!も、
目に見えないけれど大切なものを、ちゃんと認識して大切にする、
すごく素敵な考え方だと思っています。

あ、本の話からちょっと逸れたけど、
日本人の「愛や徳をもって治める」精神の素晴らしさが、本には書かれています。

ゆきママさんはコチラ↓↓

抱腹絶倒の記事の中に、あたたかさと知性があふれている、パワフル素敵ママ◎
(勝手に引用スミマセン)

教育勅語、結構いいこと言っている。

明治時代に出された、教育勅語。

勅語というのは、
天皇陛下が直接国民に向けた言葉という意味なのですね。

私、大学で教育を専攻していたにも関わらず、
教育勅語の中身なんて、全然知らなかった。
(…というか、大学4年間通して、あまり勉強しなかった。。)

で、その教育勅語。
「人が幸せになる方法」
が12の徳目として書かれています。

1.孝行
2.友愛
3.夫婦の和
4.朋友の信
5.謙遜
6.博愛
7.修学習業
8.智能啓発
9.徳器成就
10.公益世務
11.遵守
12.義勇

戦後まもなく廃止されているのですが。

結構いいこと言ってるやん。
と私は思いました。

まだまだ男尊女卑の強かったはずの明治時代に
夫婦の和
と言っているところ、

父や長男を立てよ!!とかじゃなく
友愛(兄弟姉妹仲良くしましょう)
と言っているところ。

現代の教育でも教えたらいいんちゃう?と、ちょっと思いましたが、
この教育勅語が軍国主義の正当化に利用された背景や、
また最後の「義勇」(正しい勇気を持って国のために真心を尽くしましょう)という項目が、
やはり良ろしくないようです。

君が代もいろいろ言われていますが、
歌詞そのものには、好戦的だったり軍国主義だったりという意味合いは、全くないということも、
この本を読んで初めて知りました。

読み終えて考えたこと

人付き合いや、子育てでも、
まず自分のことを知ることから
みたいなことを言われることがありますが、

それは自分の国にも大いに当てはまることだろうと思いました。

歴史はニガテでした…で終わらせるのではなく。
そして本の中身だけを鵜呑みにして、わかったつもりになるのではなく。

まずは己を、自分の育った環境を、その背景を、知ること。
少しずつ学びを深めていきたいなと思います。

グローバルだとか英語教育だとかいろいろ言われるけど、
まずは自分の国のことから。
社会とか歴史とか、教科云々以前に、
自分のルーツに繋がっていくことだから。

自分を見つめるとか、
自分の内側に目を向けるとか、
そういうことに興味がある人も、
国史を学ぶことは有用かなと思いました。

自分のルーツを知るために、歴史を学ぶ。

私、30過ぎて、もう年齢的には立派な大人だけれど、
今から学び直し。したいな◎
だれにもお尻叩かれんでいい(←もちろん比喩です笑)
今だからこそ(笑)、できることも、あるはず。

そして、子どものためにも、もう少し教養をつけたいなと思う今日この頃です。

(あ、でも、せっかくだったら、この本は
中高生とか、若いうちに読めるなら、
それに越したことはないと思います。)

以上。
読書感想文、おしまい。

…うーん、読書感想文、難しい。

*****

小さな幸せがあふれる毎日でありますように◎

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