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絵本を読んでいるときだけ「いいお母さん」

こんにちは。
お読みいただきありがとうございます。

4歳2歳男の子の母。
今日は絵本について。

最近の長男のお気に入り。

『カシャッ!』
作 北村 人
出版社 ポプラ社

【読めば にっこり いいおかお!】

バナナさーん たまごさーん おまめさーん
みんな えがおで はいっ チーズ!

カシャッ!

ぼくも いっしょに いいおかお!

カメラを持った男の子が、食べ物たちを「カシャッ!」と写真に撮りながら、「いいおかお」を見つけていきます。ページをめくった瞬間、ぱっと表情を変える、食べ物たちのかわいいアクションに注目です。
出版社より内容紹介

ネタばらしをするようで申し訳ありませんが、
この絵本の中で、
牛乳をこぼしてしまった男の子に

しょんぼりさん わらって わらって
はいっ チーズ!
本文より

と、お母さんが言っているところがあります。
これ、場面を見るに、朝食前。

男の子はたちまちニッコリ笑顔になり、
読んでいるこちらも、とてもほっこりする場面です◎

が。

頭の片隅でもう1人の私がブツブツ言っています。
いやいやいや、朝食前に牛乳こぼされて、
わらってわらって〜は、言えねェなァ。。

と。

…うん。言えない。
休みの日でも、言えるか怪しい。

で、ここで、
そんな優しい言葉かけられへん私、あかんな〜
絵本に説教されている気がするな〜
ではなくて。
(そう思うことも、もちろんたくさんある。)

思い出したのが、
何かの本で松居直さん(福音館書店の創業から携わり後に社長・会長になられた方)が書いていた、
絵本をお母さんの声で読むことで、子どもたちにとってそれはお母さんのストーリーになる
というような主旨の話。
(あ〜なんていう本やったっけな。また図書館行って探そう。)

…お母さんのストーリー。

そう考えると、
私の声で、
私の頭と心からは到底出てこない言葉たちを(笑)
これまで随分たくさん子どもに聞かせてきたな◎

普段の私、子どもたちにしょっちゅう怒鳴っている。
「共感してあげるのが良い」といくら聞いても
そんな仏みたいなこと、いつもできるわけじゃない。

子どもたちに良いことしてあげているのは
絵本を読んでいる間だけなのかもしれない。
絵本を読んでいる間しか「いいお母さん」じゃないのかもしれない。

でも、毎日少しだけでも、子どもに良いことをしてあげられているのなら、
そこに関しては、自分にOKを出してあげてもいいのだろう◎

そもそも、「いいお母さん」の何と曖昧なこと!笑
「いいお母さん」という言葉に、自分自身かなり振り回されている気がするけれど、
「いいお母さん」の定義を、多分明確には持っていないのに。

まずは、現実的に自分のできることから◎
そして「いいお母さん」の定義、加点方式で考えたい。

*****

小さい頃から絵本は身近にあったのですが、
子どもをもって、改めて絵本に魅せられたな、と思ったのが
これ。

『くつくつあるけ』
林明子 さく
出版社 福音館書店

ころんじゃったくつさんが、ひとりで起き上がります。

ほら できた
本文より

ほらできた
この、ほらの使い方。
普段のせわしない生活で、出てくることはほぼありません。
…すごいな!!!と感動しました。

こんなふうに子育てをしたいな◎
絵本って本当にすごいな◎

長男が1歳になったかならないかくらいのときにそう思ってから早4年。

反省点は山のようにあるけれど
絵本の力をお借りして
絵本を読んでいるときだけ、いいお母さん
を続けてきました。

絵本の中にあふれる素敵な言葉たち、世界観を
私の声で子どもたちに伝えてきました。

…腹が立ちすぎて、はらわた煮えくりかえりながら、胃がキリキリしながら読んだことも多々あるけど。笑

そこだけは、自分にOKを出したいと思います。

さあ。あと何年続けられるかな◎

*****

お読みいただきありがとうございました。
小さな幸せがあふれる毎日でありますように◎

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