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光る君へ うろ覚えレビュー

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NHK大河ドラマ「光る君へ」についてのフリーダムなレビュー。
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記事一覧

「光る君へ」うろ覚えレビュー《第21話:旅立ち》

■伊周の悪あがき今回、中宮定子の兄・藤原伊周は滑稽なほどダメダメ男になってしまった。花山…

「光る君へ」溜まりに溜まったうろ覚えレビュー後半《第18話~20話》

■第18話:岐路ついにまひろの母の仇、藤原道兼が死んだ。 兄の道隆亡き後、関白となった道兼…

「光る君へ」溜まりに溜まったうろ覚えレビュー前半《第15話~17話》

■第15話:おごれる者たち父親の兼家の後継者として摂政の地位を得ることもできず、妻にも子に…

「光る君へ」うろ覚えレビュー《第14話:星落ちてなお》

■乳母という職業前回の「うろ覚えレビュー」で、あたしは、失職した藤原為時の家に仕える惟規…

「光る君へ」うろ覚えレビュー《第13話:進むべき道》

■はじめに今回のお話では、前回からすでに4年の歳月が経っている。 4年て意外と長い年月な…

「光る君へ」うろ覚えレビュー《第11話+12話:まどう心+思いの果て》

■はじめに今回は、11話と12話が一緒くたの「うろ覚えレビュー」となってしまった。ということ…

「光る君へ」うろ覚えレビュー《第10話:月夜の陰謀》

陰謀の前半 「プレゼンテーション」安倍晴明のアップから始まった10話「月夜の陰謀」。 花山天皇を早く退位させて、孫の懐仁親王を帝位につけたい兼家に、彼が「策はありまっせ。わての秘策、お買いにならはりますか?」と言って「陰謀」のアイデアを出した人物だ。 安倍晴明はなかなかのビジネスマンだわ。 陰謀を決行するべき佳き日がすぐに迫ってきた。 兼家の計画は完璧だ。 決行のための役割を息子たちそれぞれに振り分け、内裏の見取り図まで用意して、動線を明確に説明して指示もバッチリ。 道隆は

「光る君へ」うろ覚えレビュー《第9話:遠くの国》

遠くの国9話のタイトルは「遠くの国」。それは何を意味するか。 「鳥かごを出て、あの山を越…

「光る君へ」うろ覚えレビュー《第8話:招かざる者》

こまろのその後行方不明の野良猫になったと思われた、源倫子のペット猫こまろ。 薄汚れ、野性…

「光る君へ」うろ覚えレビュー《第7話:おかしきことこそ》

本音で生きてる人々華々しく貴族たちが生きていた平安時代。身分の高い者たちは、戦国時代のよ…

「光る君へ」うろ覚えレビュー《第6話:二人の才女》

漢詩の会道長にとって「大きい方のお兄ちゃん」である藤原道隆。実は彼は大の酒好きで知られる…

「光る君へ」うろ覚えレビュー《第5話:告白》

直秀がかっこいいんだが。第4話でまひろは、五節の舞いの舞台の真っ最中に自分の母を殺した藤…

「光る君へ」うろ覚えレビュー《第3話:謎の男》

実資、朝廷の正義。藤原実資がいい味だしてきていて、観察するのが楽しい。 ロバート秋山の顔…

「光る君へ」うろ覚えレビュー《第4話:五節の舞姫》

花山天皇が突っ走る。ドラマですから。ギアをあげてきている彼が即位し、花山天皇となった。 ドラマの中に表現されているような天皇の奇矯な振る舞いについては、残された説話を参考に創作されたものだ。 アレ、つまり「花山天皇が即位の際、神聖な高御座に女官を引き入れてことに及んだ」というのもそのひとつ。 もしかしたらその即位シーンがあるかもしれない、そしたら一体NHKはアレをどのように表現するのかと期待半分心配半分で、やっぱり期待していた。 が、ドラマにその場面はなく、代わりに源雅信がア