くなんくなん

くなんくなん、とはインドネシアの言葉で蛍のことです。 遥か昔、シンガポールに住んでいた…

くなんくなん

くなんくなん、とはインドネシアの言葉で蛍のことです。 遥か昔、シンガポールに住んでいたことがあります。 そのときの思い出話を書いてみました。 読書が好きで本の話も書いています。 あとは日々のつれづれの雑記。 よかったら読んでみてください。

マガジン

  • つれづれ雑記

    日頃、ちょこっと思ったことを言いたい放題に書いてます。 思い出話も少し。 よかったら読んでみてください。

  • 息をするように本を読む 4年目

    読んだ本のことを書いています もう4年目に入りました 自分でびっくり、です

  • ネコのつぶやき

    こう見えてタイガースファンです。 虎の話をするときは関西弁になります。

  • 息をするように本を読む 2年目、3年目

    本を読むことは私には生活の一部です。 感想文も2年を過ぎ、3年目に入りました。 よかったら読んでみてください。

  • 創作

    ちょっと悪戯して短編を書いてみました。 どれもごく短いです。 よかったら読んでみてください。

記事一覧

固定された記事

遥かなる星の国 〜半世紀前のシンガポールに住んでいた〜 vol.1⭐︎シンガポールってどこ?

赤道直下の島国  シンガポールは漢字で、新加坡、あるいは星港、と書く。  かつて、私はこの美しい国際都市国家シンガポールに住んでいた。    今から45年前のこと、…

337

昨日のこちらはすごい雨でした
皆様お住まいの地域はご無事でしょうか
今朝は青空が広がる爽やかな朝
雨上がりの庭に、ドクダミが咲きました
好き嫌いはあると思いますが
この凛々しくて清しい白が大好きです
今年もありがとね
何だかんだ言って、君が一番
(え?もういいよっ、て?)


38

つれづれ雑記*お酒は大人になってから、の話*

 何度か書いたことがあると思うが、私はお酒が飲めない。恐ろしく弱いのだ。    私の父は、昭和を絵に描いたような酒豪だ。  働き盛りの40、50代の頃は、毎日、仕事か…

41

やっと咲きました
スイカズラ
忍冬、とも書きます
透き通るように美しい白
長く伸びたオシベのバランス
花柄の淡い紅色
五月の風にゆらゆら揺れる
たおやかで清しい姿
人を惑わす甘い香り
今年も待ってたよー
やっぱりキミが一番だね

あれ、ついこの前、誰かに同じこと言ったような…

50

息をするように本を読む113 〜塩田武士「罪の声」〜  

 この本を最初に読んだのはずいぶん前のことだ。  先日、この物語のモデルになったある事件が起きてから40年が過ぎたという記事を新聞で読んだ。夕食後、家族でその話を…

57

庭のユキノシタが咲き始めました
なんと可憐で美しい花でしょう
こんなに完成されたきれいなカタチ
まさに造化の神の妙技
大好きな花です

…と、いろんな花に言っています

いやいや、そんなことないよ
一番はキミだからね(今は)



くなんくなん
2週間前
44

つれづれ雑記*衣替えは苦手、の話*

 今、季節は風薫る頃から初夏に向けて動き、街を行く人たちの服装はどんどん軽くなり、生地は薄く袖も短くなりつつある。    この時季の重要な家事ミッションのひとつに…

くなんくなん
2週間前
53

息をするように本を読む112〜「ハリーポッター・シリーズ」J・K・ローリング〜

 今さら…という感じではあるのだけれど。  言わずと知れた、イギリスの作家ローリング女史による世界的な超巨大ベストセラー。  第1巻が日本で翻訳され出版されたのは…

くなんくなん
3週間前
48

つれづれ雑記*楽しみに待つ、という話*

 昔から、待つ、ということが苦手。    この「待つ」は、レジや病院受付の順番待ちとか待ち合わせの場所で人を待つ、ことではない。  それについては大して苦にならな…

くなんくなん
1か月前
56

息をするように本を読む111〜「悲しみよこんにちは」フランソワーズ・サガン〜

 これまでの私の読書記事をお読みいただいた方は、今回のこの本のタイトルを見て驚かれるかもしれない。  私は、本好きを標榜しながら(しているくせに)その嗜好にかな…

くなんくなん
1か月前
63

知っとう?
今日は記念日やねんで
何の日かって?
今を去ること39年前、あの有名なバース、掛布、岡田のバックスクリーン3連発、の記念日や
はあ?そんな昔の話、まだ言うとんの、とか言わんといて
野球は楽しんでなんぼやで
3連発とは言わんけど
大きい花火、打ち上げてやー

くなんくなん
1か月前
40

つれづれ雑記*右と左がわからない話*

 私は、ちょっと見、全然大丈夫だよー、という顔をしているが、正直言って結構いろいろ面倒くさい、困ったところがある。  (え? もうバレてる? それはどうも)  …

くなんくなん
1か月前
55

先日行った回転寿司屋さん
タブレット注文の音声案内の声に聞き覚えがあるなあ、と思っていたら、なんと、花江夏樹さんでした
鬼滅の刃の炭治郎くんの声で
「ご注文の品が到着しました。お取り忘れにご注意ください」
と言われると
思わず「はい、ありがとうございます」
って返してしまいました

くなんくなん
1か月前
47

息をするように本を読む110〜「亜人」桜井画門〜

 私は本を読むのが好きだ。  それは一般書籍ばかりではない。  漫画も大好き。  noteで漫画の感想文を書くのは2回目。  前に書いたのは漆原友紀さんの「蟲師」だった…

くなんくなん
1か月前
39

今年の桜に会いに行ってきました
見上げると空一面の桜
西行法師の気持ちがわかる気がします
残念ながら今日は如月の望月ではなく、もうすぐ弥生の新月ですが
来年もまた、会えますように

くなんくなん
1か月前
43

つれづれ雑記*お好み焼き定食、の話*

 私は中学生のときの数年を除いて、関西から外に出たことがない。  関西とひとくちに言っても広い。  関西の中心はやはり大阪なのだろうが、私自身は大阪には住んだこと…

くなんくなん
2か月前
57
遥かなる星の国   〜半世紀前のシンガポールに住んでいた〜 vol.1⭐︎シンガポールってどこ?

遥かなる星の国 〜半世紀前のシンガポールに住んでいた〜 vol.1⭐︎シンガポールってどこ?

赤道直下の島国

 シンガポールは漢字で、新加坡、あるいは星港、と書く。
 かつて、私はこの美しい国際都市国家シンガポールに住んでいた。
 
 今から45年前のこと、私が小学5年のとき、会社から帰宅した父が突然、シンガポールに赴任することになった、と宣言した。なぜか単身赴任という選択肢はなく、最初から家族同伴で期間は3年と決まっていた。

 今は渡航なんて珍しくもないかもしれないが、当時の我が家は

もっとみる

昨日のこちらはすごい雨でした
皆様お住まいの地域はご無事でしょうか
今朝は青空が広がる爽やかな朝
雨上がりの庭に、ドクダミが咲きました
好き嫌いはあると思いますが
この凛々しくて清しい白が大好きです
今年もありがとね
何だかんだ言って、君が一番
(え?もういいよっ、て?)


つれづれ雑記*お酒は大人になってから、の話*

つれづれ雑記*お酒は大人になってから、の話*

 何度か書いたことがあると思うが、私はお酒が飲めない。恐ろしく弱いのだ。
 
 私の父は、昭和を絵に描いたような酒豪だ。
 働き盛りの40、50代の頃は、毎日、仕事から帰ると、夕食のおかずをアテに夏はとりあえずビール。それから日本酒のぬる燗を1合、その後、米飯とお味噌汁を食べて、最後にウイスキーの水割りで締める。
 休日の前夜や季節によっては、ぬる燗が2合になったり、水割りが2杯になることもあった

もっとみる

やっと咲きました
スイカズラ
忍冬、とも書きます
透き通るように美しい白
長く伸びたオシベのバランス
花柄の淡い紅色
五月の風にゆらゆら揺れる
たおやかで清しい姿
人を惑わす甘い香り
今年も待ってたよー
やっぱりキミが一番だね

あれ、ついこの前、誰かに同じこと言ったような…

息をするように本を読む113 〜塩田武士「罪の声」〜  

息をするように本を読む113 〜塩田武士「罪の声」〜  

 この本を最初に読んだのはずいぶん前のことだ。
 先日、この物語のモデルになったある事件が起きてから40年が過ぎたという記事を新聞で読んだ。夕食後、家族でその話をしてこの本のことを思い出し、本棚の奥から出してきた。
 パラ読みするつもりだったのに引き込まれ、そのままマジ読みしてしまった。

 物語のモデルになった事件とは。
 覚えておられる方も多いだろう。
 日本の犯罪史でも稀有な、大規模劇場型犯

もっとみる

庭のユキノシタが咲き始めました
なんと可憐で美しい花でしょう
こんなに完成されたきれいなカタチ
まさに造化の神の妙技
大好きな花です

…と、いろんな花に言っています

いやいや、そんなことないよ
一番はキミだからね(今は)



つれづれ雑記*衣替えは苦手、の話*

つれづれ雑記*衣替えは苦手、の話*

 今、季節は風薫る頃から初夏に向けて動き、街を行く人たちの服装はどんどん軽くなり、生地は薄く袖も短くなりつつある。
 
 この時季の重要な家事ミッションのひとつに、衣替えがある。
 実は、私はこれがとても苦手。

 衣替え、とは。
 季節の巡りに合わせてそのときどきの気候に合う服を出し、季節に合わない、しばらく着ないと思われる服を手入れして片付ける。
 それだけのことじゃないか。苦手って、いったい

もっとみる
息をするように本を読む112〜「ハリーポッター・シリーズ」J・K・ローリング〜

息をするように本を読む112〜「ハリーポッター・シリーズ」J・K・ローリング〜

 今さら…という感じではあるのだけれど。

 言わずと知れた、イギリスの作家ローリング女史による世界的な超巨大ベストセラー。
 第1巻が日本で翻訳され出版されたのは1999年。それから2008年までに全7巻(日本語版は上下巻がある巻もあるので、単行本では実際には全11巻)が出版され、累計発行部数は2360万部。世界的に見ると、実に6億部を超えるという。
 
 現在では、本や映画だけでなく、世界中の

もっとみる
つれづれ雑記*楽しみに待つ、という話*

つれづれ雑記*楽しみに待つ、という話*

 昔から、待つ、ということが苦手。
 
 この「待つ」は、レジや病院受付の順番待ちとか待ち合わせの場所で人を待つ、ことではない。
 それについては大して苦にならないし、待たされるのにはいろいろと慣れているほうだと思う。

 私が苦手なのは、waitingではなくlooking forward to。何かを楽しみにして待つこと。

 楽しいことを待つのが苦手?
 どうして?

 そうなのだ。普通に考

もっとみる
息をするように本を読む111〜「悲しみよこんにちは」フランソワーズ・サガン〜

息をするように本を読む111〜「悲しみよこんにちは」フランソワーズ・サガン〜

 これまでの私の読書記事をお読みいただいた方は、今回のこの本のタイトルを見て驚かれるかもしれない。

 私は、本好きを標榜しながら(しているくせに)その嗜好にかなりの偏りがあって、いわゆる名作と言われる文学作品は(一部の例外を除き)ほとんど手を出してこなかった。
 読むのはいつも、ミステリー、ダークファンタジー、アクション、サスペンス、歴史時代小説、たまに漫画(それも青少年系)。
 そんな私が、い

もっとみる

知っとう?
今日は記念日やねんで
何の日かって?
今を去ること39年前、あの有名なバース、掛布、岡田のバックスクリーン3連発、の記念日や
はあ?そんな昔の話、まだ言うとんの、とか言わんといて
野球は楽しんでなんぼやで
3連発とは言わんけど
大きい花火、打ち上げてやー

つれづれ雑記*右と左がわからない話*

つれづれ雑記*右と左がわからない話*

 私は、ちょっと見、全然大丈夫だよー、という顔をしているが、正直言って結構いろいろ面倒くさい、困ったところがある。
 (え? もうバレてる? それはどうも)

 私の数ある困ったところのひとつに、前にも書いたが、人並み外れた方向音痴がある。

 
 この記事でも触れているが、私には方向感覚がとんでもなく欠如しているのだ。

 そして、これが理由かどうかなのはわからないが、私は子どもの頃から右と左が

もっとみる

先日行った回転寿司屋さん
タブレット注文の音声案内の声に聞き覚えがあるなあ、と思っていたら、なんと、花江夏樹さんでした
鬼滅の刃の炭治郎くんの声で
「ご注文の品が到着しました。お取り忘れにご注意ください」
と言われると
思わず「はい、ありがとうございます」
って返してしまいました

息をするように本を読む110〜「亜人」桜井画門〜

息をするように本を読む110〜「亜人」桜井画門〜

 私は本を読むのが好きだ。
 それは一般書籍ばかりではない。
 漫画も大好き。

 noteで漫画の感想文を書くのは2回目。
 前に書いたのは漆原友紀さんの「蟲師」だった。

 この「亜人」は少し前に、次女がポイントを使えば無料で読めるアプリがあるとかで(このへんのことは私には全くわからないのだけれど)、毎日少しずつネットで読んでいた。
 
 ある日、自宅に届いた重たい段ボール箱に驚く。
 どハマ

もっとみる

今年の桜に会いに行ってきました
見上げると空一面の桜
西行法師の気持ちがわかる気がします
残念ながら今日は如月の望月ではなく、もうすぐ弥生の新月ですが
来年もまた、会えますように

つれづれ雑記*お好み焼き定食、の話*

つれづれ雑記*お好み焼き定食、の話*

 私は中学生のときの数年を除いて、関西から外に出たことがない。
 関西とひとくちに言っても広い。
 関西の中心はやはり大阪なのだろうが、私自身は大阪には住んだことはなく、東播(東播磨)と呼ばれる地域をウロウロしている、生粋の播磨人である。

 播磨は、誤解を恐れずに言えば少々面倒くさい。(個人的見解です)
 かの信長もそう言っていた、らしい。(諸説あり)
 おおむねの播磨の住人は、この温暖な過ごし

もっとみる