好循環を生む組織デザインへの模索
こんにちは。山﨑と申します。
私は2022年9月頃からリーダーとしてマネジメントを始め、2023年10月から経理財務デザイン部の副部長を務めています。 最初は1チーム、次に2チーム、そしてデザイン部へと、マネジメント範囲が徐々に広がってきたな、と感じています。
マネージャーのイメージって?
皆さん、マネージャーのイメージはどんな感じでしょうか?
辛そう、大変そう、、だからあまりなりたくないって方はいますよね。
でも私は「マネージャーをやりたい」と自分から言ってきました。ちなみに、それまでマネジメントの経験はありません。
なぜ私はマネージャーをやりたいのか?
組織のデザインをやりたいから
ではなぜマネージャーをやりたいかというと、大きなことを成し遂げるためには、やはり1人での力では限界があるとなったときに、多くの人と協力することが必要だと感じたからです。
多くの人と協力する仕組みを作るのが組織のデザインをすることであり、組織のデザインはマネジメントだと思っているからです。
そして、メンバーみんなのバリューを最大化しながら、お客様への価値を届け続ける以下の仕組みを実現していきたいと思っています。
楽しさを生む環境を作りたいから
もう1つ、私がなぜマネジメントにモチベーションを持っているのかという理由は、人との関係性が楽しさにつながっているので、楽しさを生む環境を作りたいと思っているからです。
社会人になって、「気にしてくれている人がいる」、それがその会社で働く理由にもなりうるのでは、と感じる時があります。
結局、人との関係性が楽しさにつながっているので、「ここで働けて良かった」「楽しい!」と思ってみんなが働けるような環境が作れたらいいな、と思っています。
ゆえに支援をすることでその人の力が発揮され、チームの力が大きくなることにワクワクします。
そして、私は「大人数いるデザイナーが壁なく相談し課題を解決しあえる」、そういう組織を目指してコミュニケーションをなめらかにするような役割を担っていきたいと思っています。
チャレンジして分かったこと
マネジメントにチャレンジして分かったことは、図1のような価値を届けるサイクルを回すためには、まずはその障害となる課題を解決していかなければならないということです。
リーダーとして今まで入っていなかったチームに入り、いくつかの課題と向き合ってみて、図2のような流れで課題を考えているなと思いました。
まずはステークホルダーからの情報を集めるのですが、手当たり次第というわけではなく、当たりをつけながら行います。仮説を立てつつ、その仮説を確かなものにしていきます。
その中からズレ(ギャップ)があるところを見つけます。それが課題です。ただ、課題はいくつか出てくるので、根本の課題を見抜いて優先順位をつけていきます。
そして根本の課題から、解決策を考えて実行していきます。解決策は、チームで課題を共有してメンバーと一緒に考えていくこともします。
さらに、必要であれば他の課題にアプローチしていき、場合によっては情報収集や課題特定に戻る、という流れです。
これはマネジメントだけではなく、デザインにも一般的にも使えると思います。現場のデザインから組織のデザインへ、手法は違っていてもまったく違うことをしているのではなく、地続きになっていると思います。
この課題解決は、サイクルでいう「チームの力の最大化 」に寄与します。
メンバーの力を引き出すために意識していること
もうひとつ「チームの力の最大化」のために自分が意識していたのは、相手の状況にあわせてスタイルを変え、都度最適な支援を試みることです。リーダーシップの議論の一つに、「パス・ゴール理論」(図3)というものがあり、こうした考え方を援用しています。
私は、一緒に働くメンバーとの1on1を大切にしています。
1on1の中では、その人の特性、つまり得意/不得意なこと、価値観、仕事のスタイルなどを把握します。こうした観点から、その人のことを知った上で、自分なりの枠組みを描いて、サポートしていきます。
相手によっては、ゴールイメージだけ伝えてできるだけお任せする。別の方でサポートが必要であればある程度手厚めにするなど、関わり方を変えています。要するに、その人に合ったスタイルで支援することを前提に、マネジメントのあり方をデザインしていくということでもあります。
人によって仕事のしやすい方法が違うので、そこは柔軟に接し方を変えていきます。それによってその人の力が最大限に発揮され、さらに成長していけるような、そんな関わり方をしていきたいと思って、日々みんなと働いています。
まだまだこれから必要なこと
マネージャーとして、まだ経験も浅いですし至らないことが多いですが、とくに必要だと思っていることが2点あります。
1.精度の高い仮説を立てられるようになること
今までは、時間をある程度使いながら情報集めから行うことができていました。ですが、広い範囲をマネジメントすることになり、思うように時間が取れない状況が続いてきます。
そうなると、少ない情報で精度の高い仮説立てが必要になってきます。
自分はまだ仮説の精度が低く失敗ばかりしているなぁと思うので、その精度を上げていかないと、と感じています。
今後、精度の高い仮説を立て進んでいけるよう、業務に励んでいきます。
2.全社目標からの紐付け・接続をすること
全社目標からチームや個々人の目標への紐付け、それに伴うメンバーへ伝えることと、そして本部側への説明を行うことがマネージャーとして必要なことです。
自社戦略を理解し、各プロダクトのデザインロードマップ・個々人のGGIへ落とし込むこと。目標設定・評価を通してメンバーの成長支援をしていき、組織として強化していくことに注力する。
そして、接続に必要なのは「伝える」ということ。
伝えるための言語化と、適切なタイミングと範囲での情報共有は必須です。
大まかな道筋は見えつつも、実施できていることは少なく、道半ばと感じているので、今後励みます。
まだまだこれから!
日々、新しい課題や未知の領域に立ち向かっていて、(文字通り)頭を抱えることもあります。
ただ、同時にその課題が解決した後の世界にワクワクしています!
"リーダーは孤独"と言われることはありますが、マネフォでは多くのデザイナー、マネージャーが所属し、マネージャー同士で相談できます。
実際、マネジメント経験の浅い私にとって大変ありがたい環境です。
壁にぶつかり、自分の力不足を感じ悩むことも多いですが、それでもみんなと楽しんで仕事をしてお客様に価値を届けていくために、努力してまいります!
マネーフォワードでは、現在デザイナー募集中です!
明日のアドベントカレンダーは、イシジマミキさんです!お楽しみに。
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