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「祖父母手帳『子育て孫育てサポートブック』」で、親世代と子世代のギャップ埋める。

こんにちは、翼祈(たすき)です。

国は2024年2月16日、「異次元の少子化対策」の具体策となる子ども・子育て支援法などの改正案を閣議決定し、衆議院に提出しました。

児童手当は、2024年10月分の支給から所得制限が撤廃されます。支給期間は「中学校修了まで」から「高校生年代まで」に延長し、0~2歳に月1万5000円、3歳~高校生年代に月1万円、第3子以降は年齢を問わず月3万円が支給されます。

家計が困窮しているひとり親世帯などに支給する児童扶養手当も、2024年11月分から拡充し、第3子以降の加算額を月最大6450円から1万750円に増額します。

今は少子化もあって、この様に手当などが手厚い時代になっていますが、私が生まれた時、まだ子どもの数も今より多かった時、児童手当などその様な支給はありませんでした。

母は「あなたが子どもの頃は何にも手当は貰えなくてね。子ども1人育てるのも大変なのはあの当時も変わらないのに、何の恩恵も受けることができなくて。でも教育費とかお金が当たり前の様にかかるし、とても子育てするのも大変な時代だったよ」と、この話がニュースなどで出る度に、よくこう言います。

私には子どもはいませんが、恐らく私を両親が子育てしていた時より、色々変わっているのではないでしょうか?

そんな子育てのギャップを埋めるあるものを配布しているところもあるみたいです。

育児観の異なる若い世代との間で何かとギクシャクしてしまう祖父母による育児を支援しようと、愛知県長久手市は「祖父母手帳『子育て孫育てサポートブック』」(ウェブ版20ページ)を作成しました。長久手市の担当者は「共働きが多くなっている子育て世代は祖父母の支援を求めています。今の育児の常識を周知し、楽しく孫育てをして頂きたいです」と説明しています。

今回は、「祖父母手帳『子育て孫育てサポートブック』」の中身について発信します。

「祖父母手帳『子育て孫育てサポートブック』」概要

画像引用・参考:長久手市祖父母手帳(2024年)

「祖父母手帳『子育て孫育てサポートブック』」では、祖父母が子育てをしていた時代の常識と現在の子育てとの違いを紹介しています。「抱きクセを気にせず抱っこしましょう」「紙おむつでも発達に影響を及ぼすことはないですよ」「現在は褒めて育てます」などと助言をしています。

また、「孫と触れ合うことで刺激が貰えて、元気になる」「若い世代との繋がりができる」など、祖父母が子育てに加わることでのメリットも紹介します。

参考:育児観、若い世代とギャップ? 「祖父母手帳」で孫育てサポート 毎日新聞(2024年)

長久手市は2020年の国勢調査で市民の平均年齢が40.2歳の「日本一若いまち」で、子育てをしている世帯が多いと言われています。長久手市は「祖父母手帳『子育て孫育てサポートブック』」の作成に当たって、子育て世代と祖父母トータルおよそ300人にアンケートを行いました。子育て世代は、パートナーと同率で祖父母にも子育ての支援を望んでいることが統計に表れました。

「祖父母手帳『子育て孫育てサポートブック』」には、「話を聞いてくれるだけで良かったのに、娘の子育てに口を出された」「昔の育児のアドバイスや常識を言われた」「息子を預かってくれてリフレッシュできた」など、アンケートに寄せられた子育て世代の声も掲載ました。

長久手市の担当者は「若い世代もこの【祖父母手帳『子育て孫育てサポートブック』】を読むことで祖父母の考え方を理解し、支え合いながら子育てをして頂きたいです」と述べました。

「祖父母手帳『子育て孫育てサポートブック』」のレイアウトやイラストには、長久手市内にある愛知県立芸術大学の学生が協賛しました。長久手市の公式ホームページに掲載されていて、市外に住む人も利用可能です。

昔と今の違いところ

私には10歳近く、または10歳以上、年の離れた従兄弟が下に3人います。上にもいますが、上は私が1番最後に生まれて、ほぼ女の子ばかりだったので、一人っ子もあって、自分より小さい男の子と接することはありませんでした。

私は母方の従兄弟の中では1番上で、2番目以降は暫く生まれなかったので、私は祖父母に唯一の女の子なのもあって、よく色んな場所に連れて行って貰ったり、可愛がって貰いました。

今だったら考えられないことですが、私が小学生の時に従兄弟が生まれて、祖父母の家で赤ちゃんにおむつを変える時、普通にみんながいる前で、おむつ交換をしていました。

今は自分の身体は大事、異性に簡単には見せてはいけないと言われる時代です。

あの当時はそれが当たり前でしたが、今はそうじゃない。

母と子どものいない私が仕事の記事で書いたりとかで子育てトークをする時、「今はそうじゃないよ」と、母と考え方のギャップを感じることがあります。

「祖父母手帳『子育て孫育てサポートブック』」があれば、意見が対立することなく、お互いに「前はこうだったけど、今はこう」とは、スムーズに受け入れられるのではないか?と思いました。


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