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スランプ再び:【ひよこ日記】2023/10/01

最近の事

 ようやく暑さも引いてきた10月……ようやく文を書く気になれたので久々に更新。すみません、9月はほんとに駄目だった。
 ツイッターで仕事忙しいなどとつぶやく事は出来たのですが、その裏でほぼ文が書けず……まぁ駄目だった理由はいくつかあるのですがね。ちょっと書き出してみて、次にこうなったら『そんな事やってもスランプにハマるだけだよ!!!』と自戒したいなと思います。本当に9月丸々何をしてたんだ……まぁひたすらインプットと思考に費やしてたのですがね。

スランプを抜け出せない物書きの過ごし方

①プロットを書きまくってた
 11月・12月イベントの新刊のために色々準備しなければ……と、いつものようにプロット。
 結果的に同じ作品のプロットを5通りほど書いてました……それだけで五冊出せるんじゃね?みたいな。
 そんな事するくらいなら実際に書いてpixivやツイッターに投稿すればもう少し充実した一ヶ月を過ごせたのでは。そのプロット、いつか使えるからメモとして取っておけると思っているのか?いやいやお前結局新刊のたびにプロット新規で作ってるよね???
 プロットなんて最初から完全に作れるものじゃない。そもそもプロットは実際に書き出せば最終的にずれてしまうから、軌道修正のための指針として作っていたんだよ。(※これはあくまで私のスタイルです)
 なんでそればっかり書いてたんだ。お前が作るのは物語でしょ……と、本文を書き出してようやく思い至った次第です。これは二度とやってはいけない。時間潰しになるので本当に自戒するように。

②仕事が忙しかった
 これはまぁ仕方ない。生きるために食わねばならないし、食うために働かなければならない。
 7月より新しい案件に参画し、ひたすらコーディングしたりドキュメント作っていたりしたのですが、いやはやニヶ月経っても終わらない。(ようやく終わりが見えてきたとこ)
 これ以上は言えないのですが、とにかく忙しすぎて帰ったら寝る日々が続いている……んだけど、まぁでも以前より難易度もそこそこ上がり、成長は出来てるかなとは思います。もはや負け惜しみなんだが。
 これも①と同じく時間浪費がひどくてつらい。効率よく進めるやり方を模索しないとほんと駄目。もはや体力が尽きかけてるから……。

③外に出過ぎた
 作業環境が良くないからと掃除しまくった結果、『結局自分には気晴らしが必要なのでは……?』となり、カフェやら行きまくった結果、時間と金を浪費してた気がする9月でした。
 いやお外に出る事は悪くないんだ。ずっと在宅だったもんな。でも今は出勤してるんだ。運動もそこそこ出来てるからまだ良い方でしょ。
 それでも秋晴れの空を見ると「今日は外に出たいなぁ……」なんて思ってしまうんだけどね。部屋も大分綺麗になったし出不精も解消されてきたんだが、肝心の作業が進まなきゃ駄目なんだよ。気晴らしだけじゃ良くないんよ。

9月の総評

 とはいえ悪い事だけでもなかったんだ9月。インプットは大分はかどりました。夏コミ原稿で忙しすぎたせいでなかなか本読めなかったんだよな。
 先月衝撃を受けたのは↑の佐藤究先生の「Ank:a mirroring ape」。「テスカトリポカ」の中身たっぷり・鈍器で殴られたような凄まじい衝撃が忘れられず読んでみたら、こちらもまたすごい読み応えでした。
 京都で起こった恐るべき暴動から始まる物語。細やかな動作と展開と解説、丁寧に分かりやすく語る文章力にぐいぐい引かれてラストまで連れて行かれました。
 鏡、声、猿、水……一見して散らばったキーワードが全て繋がる瞬間、すごくたまりませんでした。京都の鏡合わせな地形すらも利用した舞台設定に歴史のロマンさえ感じてしまいました。いや本当にすごい。めっちゃ楽しかった!
 とにかく圧倒的な説得力のある文章なんですよね。それでいて所々に可愛いとさえ感じられる飾り気もあって魅力的。このくらい強い文体が好みなんだろうか私……まぁでもそうかもしれない。
 読書、特に小説ジャンルであれば、それだけに見入ってしまうくらい集中したい。「あれ、これってこうじゃないか…?」とあさっての方に意識が飛んでしまう弱さでは良くない。
 私もこういうの書きたいな……なんて思ってしまうのも本当は良くない。ついつい一気に読んでしまい、初回の読後に「良かった……」の一言に尽きてしまうくらい夢中になれる本に久々に巡り会えた気がします。とにかく良かった。また読みたい。
 

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