「声優スタジオ収録レッスン」を始めてから、気付けば5年が経っていました。
初めてスタジオを使ったレッスンを開催したのは、確か2018年だったと思います。
最初の頃の定員は4名。
「レッスン」ではなく「体験」と表記していました。
声優志望者さんだけでなく、一般企業で働く会社員さんや、アニメーターさんなど、別業種の方も参加されたことがありました。
皆さんそれぞれで色々な背景を持っていて、目的も実に様々でとても面白かったのを覚えています。
「会社のプレゼンの場でいい感じに喋れるようになりたい」
「アニメーターだけど、演者の立場も理解しておきたい」
「プロの声優さんの気分をちょっとだけ味わってみたい」
「初心者だけど、プロになれるかどうか挑戦してみたい」etc…
とにかく、楽しくてライトな体験会(声優教室)といった感じでした。
(当時参加してくださった方々、どうもありがとうございました!)
それが、回数を重ねていくうちにガチの声優志望者さん達が増えていき、現役で仕事をして(活躍して)いるプロの方まで参加されるようになりまして。
正直驚きました。
それまでは、そのレッスン時間内(2時間)だけ貢献できればいいかなと考えていました。
あまり親身になりすぎても重くなってしまうし、そもそもそこまでのサポートは求めていないだろうと。
でも、参加者さんから頂いたフィードバックを読んでいると、どうやらそうでもないらしい。
とても切実な悩みや課題を抱えている人が多く、必死で突破口を探していたりする。
特に目立つのは、声や演技に関するものではなく、精神的な課題です。
そこで改めて、私が提供できること/貢献できることって何だろう?と、真剣に考えるようになり、その流れでコーチングの勉強を始め、今のスタイルに至りました。
◾️実は10年前にもコーチングに近いこと(レッスン)はやっていた
そうなんです。
このスタジオ体験(レッスン)を始めるもっと前。
私がフリーになってすぐの頃、個別レッスンを提供していた時期がありました。(2012年か13年頃だったでしょうか)
その頃は私の指導力のレベルも低く、相手の「本当のニーズ」を捉える/応える力も弱く、「その状態ではプロにはなれないよ」などと、相手のやる気を無駄に削ぐようなことを言っては、「なぜ練習してこないんだろう?」「プロになる気が本当にあるんだろうか?」などと思って悩んでいました。
いや、お前のせいだよね 笑
(相手を深く理解しようとせず自分のエゴを押し付けてるからだよ)
↑
今の私がこう言ってます(笑)
そんな状態で1年ほど続けていましたが、結局私が精神的にしんどくなってやめてしまいました。
ちょうどその頃は声の仕事も忙しく、上手に両立させる力がなかったという理由もあります。
その時の受講者さん達には申し訳ないことをしてしまったなとは思いつつ、でも、その方々がいたからこそ、今に繋がっていることを実感しています。
結局、これまで私のレッスンに参加してくれた方々の全てが、私にヒントを与えてくれてるんですよね。
そして、私も皆さんに何かしらのヒントを提供している。
なんかね、私としてはお互いにプレゼント交換をしているような感覚なんですよね(笑)
正直毎回ワクワクしています。
今日の参加者さんは、私にどんな気づきを与えてくれるんだろうか?と。
現在は、月4回のペースで「声優スタジオ収録レッスン」を開催しています。
もし興味のある方はぜひ、下記URLにてレッスン内容をチェックしてみてください。
参加者募集中です。
https://sub-voicelabo-ash.ssl-lolipop.jp/taiken.html
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