「どれだけ頑張っても上達しない理由」というものを、自分を例にとって分析してみた。
声優を目指す人達は、日々課題に取り組み、毎日自分なりに一生懸命練習していると思います。
講師の話を聞く態度も本当にちゃんとしてるし、「たくさん学ぼう、学びたい!」という意思も、真っ直ぐな表情などからはっきりと伺えます。
なのに。
どれだけ真面目にやっても、どうもいまいち結果が出ない。
レベルアップできない。
変われない。
という人が、けっこうたくさん存在します。
かなりの勢いで多く存在します。
これって何故なんでしょうか?
ここで、私を例に出して「成果が出ないメカニズム」というものを、ちょっと解明してみたいと思います(笑)
何かしらのヒントになれば幸いです。
私は、トランペットとトロンボーンをやっています。
始めて2年目。
ドラゴンクエストのオーケストラコンサートを、初めて生で鑑賞したことがキッカケでした。
私が好きな曲の中でど〜〜〜〜しても吹きたい!と思ったフレーズの部分を担当していたのが、トランペット&トロンボーンだったのです。
そこからは早かったですねぇ。
まずは教えてくれる先生を探し、楽器(中古)を購入、ドラクエの楽譜を探し出して買い、本格的にレッスンがスタート。
この頃、私の「吹きたい熱」はもう120%でした。
どんなことがあっても絶対に吹けるようになってみせる!!と意気込んでいましたね。
そんな情熱のおかげか、1〜2週間ほど毎日続けて音出しをしていたらある程度できるようになり、1ヶ月ほどで、短い(そして低音)曲なら吹けるようになりました。
そこからドラクエの楽譜も徐々に演奏するようになって(ごく短い部分のみですが)、憧れのフレーズも、汚い音だけどなんとか出せるようになったのです。
さて、ここからが問題です。
音は出るには出るんですが、もうね、
と に か く 汚 い!!(笑)
パフォ〜!とかプフェ〜!とかスーーーー(←息だけ)、情けない音ばっかり出しちゃうんですね。(たまに良い音が出ることもあるけどまぐれです)
これにはいくつも原因があって、姿勢や息の使い方だとか、アンブシュア(マウスピースと唇のポジション)だとか、口内の大きさだとか、舌の使い方だとか、精神面の問題とかetc......
人によって、もうほんとに千差万別なんです。
どれが主な原因なのかは、自分で探っていくしかない。
もちろん先生も色々と教えてはくれますが、基本は「一緒に探っていく」というスタイルになります。
一番最初の「とりあえず音を出せるようになる」というところから、ステージが1段階上がった感じですよね。
で、ここからなんですよ。
せっかくステージが上がったというのに、私の上達スピードがひゅんっと落ちて、情熱が下がってしまったのは。
この頃はそうですね、最初の半分、60%くらいになってたと思います。
なんせ、やってもやっても全っ然、上手くならないわけです。
というか、やればやるほど下手になっていく気がする(ヽ´ω`)
そして、音域もなかなか拡がらない。
もっと高い音をどんどん出していきたいのに、上にいくほど、出せるようになるまでに時間がかかります。
たまに(本当にたまに)ものすごく良い音が出て、その時の感覚(姿勢やアンブシュア)を覚えておいて再現しようと頑張るんですが.....
できないんですねこれが。
先生は「焦らなくても大丈夫、続けていれば自然と出るようになりますから(^^)続けるの、大事です♪」と言ってくれるんですが、私にはどうしてもそうは思えない(・・;)
こんなに頑張ってるのに、いっこうに上達する気配がないわけです。
そう、
「 上 達 の 気 配 」 が 自 分 で 感 じ ら れ な い 。
これなんですよね。
だから、練習量が次第に減っていく。
「上達しない理由」って、これに尽きるんじゃないかと思います。
特に金管楽器の練習は、自宅でサッとできるものではありません。
その都度音楽スタジオを借りたり、楽器OKのカラオケボックスまで足を運ばないといけません。(ミュートを使って練習するという手もあるのですが、本来の音から若干外れてしまうので微妙)
「そうやって手間をかけてスタジオ予約して頑張って足を運んでも、どうせさほど上達しないしな... 」
なんて思ってしまい、結局サボってしまうわけです(ヽ´ω`)
これ、共感できる人がけっこういるんじゃないかと思うんですが、どうですかね。
なんだかんだでレッスンから遠のいちゃう、っていう。
でもですね。
「上達の気配」って結局、成長している途中は、自分では感じられないものなんだと思います(´・ω・`)
ずーーーっと練習を続けていったその先で、ふと立ち止まってこれまでを振り返った時、初めて「あ( ゚д゚)自分上手くなってる....」って、確認できるものなんだと思います。
なので、自分で勝手に判断してしまわないで、今やるべきことを、まずは愚直にやり続けるのがいい。
目指したキッカケのことを思い出して。(←これ大事)
そんな偉そうなことを言っている(書いている)私も、これを投稿したら、ホコリをかぶったトランペットケースを開けてみようと思います。
始めるキッカケになった、ドラクエのオーケストラ音源を聴きながら。
(やっぱり聴くとテンション上がりますねぇ!!吹きたい!)
〜終〜
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