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好きなことに「しがみつく」ということ。

つい先ほど、こんなツイートを投稿しました。

とある記事を読んで、ちょっと思うところがあったからです。

この時点で少し気分が悪くなった方や、「不幸とか自己分析とかうっせぇわ!キモ!」って思った方、この先は読まない方が良い気がしますので、どうぞページを閉じて移動なさってください。

(と言っても、別にえぐるようなことは書いていないと思います(笑)でも、めちゃくちゃ繊細な方に向けて、一応前置きしておいた方がいいのかな?と思ったので)

ちなみに宗教の話ではありません(笑)

勧誘されても華麗にお断りすると思いますので悪しからず(´∀`*)

あと、ワークショップ等の勧誘も一切しておりません。

一応前置きを。


【声優になるのを諦めた人の話から思うこと】

最近、ネット上に「声優関連の話題」が頻繁に上がってくるようになりました。

そのほんとんどは、人気声優の出演情報やプライベートに関するものだったりするのですが、時折「声優を諦めた人」の記事を目にすることもあります。

「声優を目指していたが、夢破れて諦めたパターン」と、「声優になって仕事をしてはいたが、色々あって引退したパターン」。

大きく分けるとこの2パターンあるように思います。

私が読んだ記事は、前者のパターンでした。

ただこの記事、肝心の「声優を諦めた理由/背景」についてはあまり深く語られておらず、途中でコンビニのブラックバイトの話にシフトしているので(笑)読んでも(?_?)となるかもしれません。

でもこの記事にちょっとインスパイアされたので、久々に「そうだ、note書こう( ゚д゚)」と思い立った次第です。

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「声優になることを諦めきれない自分がいた」

これは、この39歳の男性が記事内で話していた言葉。

アニメが好きで、北海道から上京してきて、バイトをしながら養成所に通い必死で頑張っていたそうですが、なかなかチャンスは掴めなかったとのこと。

その後、色々と苦しいことがあって一旦諦めたわけですが、それでもやはり「諦めきれない」。

そうですよね。

一念発起し、遠方から上京。

高いお金を払って養成所に入り、日々バイトに明け暮れながら必死で夢を追い続けた時間がすべて無駄になってしまったなんて、そんなこと考えたくない。

ていうか、そんなわけない。

もっとできることがあるはずだ。

他にやりようがあるはずだ。あるに違いない。

このまま頑張っていれば、いつかは夢にたどり着けるはずだ。

そう信じたい。

...と、途中から私の勝手な想像が入ってきてしまいましたが、おそらくこれに近いことを考えて(感じて)いたんじゃないかなと、思ったりしています。

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(ここから先は、記事内の男性についてではなく、どこかにいるであろう、同じような境遇で辛い思いをしている人達に向けて書いています)

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「諦めきれない」のって、「自分にはまだできることがあるはずだ!」って思うからなんですよね、きっと。

「まだやっていないこと、試していないことがある!きっとまだ道は残されている、可能性はゼロではない!」と。


そう考えるのは当たり前だと思います。

それだけ「強い思い(想い)」を抱いてきたわけですから。

ただ、その思い(想い)が強すぎるあまり、そこ「だけ」しか見えなくなっているということに、どうしても気づけない。

自分の人生に於いて、声優になる道「しか」見えていない。

本当は他の道もたくさん(ほんとにたくさん)存在しているのですが、それらはまったく目に入らない。

チラッと目に入ったとしても、見ないふりをしちゃうんですね。

「自分の道は「声優になること」だけだ!それ以外にはありえない!ブンブン(>_< )( >_<)ブンブン」

みたいな。

今まで大事に大事に自分の中で育ててきたものを、絶対に手放したくない!

という。

これも、考えてみれば当たり前ですよね。

ここまでどれだけの時間とお金、そして人生を賭けてきたのかと考えれば、

そうなるのは当然かもしれません。

(「他の道があるなんて考えたことなかった!Σ(゚Д゚)」という人もいると思います)


しかしこうなってくると、

完全に「執着」してしまっている状態です。


もう自分自身では気付けない。

他人に指摘されないと分からないことがほとんどです。

そしてその執着レベルが深刻だと、指摘されても耳に入らないんですね。

「執着とかうっせぇわ!てか、してねぇし!」

みたいになっちゃう。

そういう人と話しているとき、ふと思うことがあります。

今、あなたは幸せですか?と。

書いてて自分で「宗教の人ですか?」とか思いましたが(笑)、

大丈夫です。

私は、何も信仰していませんし何の勧誘もしていませんし繁華街で見ず知らずの人に「この辺で美味しいお店ありますか?」と尋ねたり駅前で「手相を見せてください」と言って怪しい会場に連れていったりとかもしていません。(そういえば最近見なくなりましたね、手相の人達)


ただ、ちょっと立ち止まって、現状をじっくり観察してみませんか?と、提案してみたくなってしまうのです。

今あなたがかけているメガネを外して、ちょっと裸眼で世界を見てみません?

しばらくすると多分、全然違う可能性(道)が、複数見えてくると思うんです。

そして、ちょっと別のメガネでもう一度見てみません?

今度は、なんかちょっとワクワクするような道がいくつか見えてくるかもしれない。

あるいは、想像もしなかったような道が現れるかもしれない。

その先には、自分が予想もしなかった幸せが存在しているかもしれない。

そんな「たくさんの可能性」を見て、それぞれを吟味した上で、それでもやっぱり「自分には声優を目指す道が一番だ!」と思える時は、それが、本当に自分の行くべき(行きたい)道なんだと思うんです。

他を見ないで、最初に手にしたものだけを「これが一番だ!!」って抱き締め、大事に大事に持ち続けるのは決して悪いことではないと思いますが、そのギュッ!!と抱きしめているものを一旦手放してみて、よくよく観察してみるのもいいのではないでしょうか。


そして、「声優」からちょっとだけ離れてみて、全く別の分野の人と話をしてみたり、今まで自分には縁のなかった種類の本(でも自分がなんとなく気になるもの)をちょっと読んでみたり等、「自分の外」の世界を少しだけ感じてみることをオススメしたいです。


「うっせぇわ!」と思う人からすれば、なんともおせっかいな話だと思いますが(笑)、こんなことを発信している私自身も、まだまだ道を模索中です。

もっとメガネの種類を増やしたい!

そして世界を色んな角度から見て、色んな可能性に目を向けて行ければと思っています。


【声優になりたい人あるある】

ここまでの内容とは多少ズレますが、声優を目指して奮闘する人達の別パターンについて、こちらでわちゃわちゃと話しています。

いくつかの声優養成所で講師を務めていた、声優の「花村さやか」さんと私、2人の対談動画です。

ちょうど7:45あたりかな?

この記事で書いた「執着」についての話も少し出てきます。

基本的には面白おかしく編集してありますので、

記事のお口直し(お目直し?/笑)にでも、よろしければどうぞー(∩´∀`)∩


ーおわりー

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