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我逢人〜がほうじん〜

先日、禅語にまつわる本を買った。
見開き完結。その日たまたま開いたページを読むだけでも教訓になる。

今日開いたページは、『我逢人』の項。
人と人との出逢いは尊いものであると..
自分と全く同じ人間は居ない。だからこそ出逢うことで影響しあい、色んな意味で自分の人生が変わる、と、、

ー誰しも自分と同じ人間ではないのに、なぜ自分の物差しで考えて「人からこう見られてるかも..」などと気にする必要があるのか?と、
これを読んで自分に問う...ー

私と相手は同じ物を見ていても、
見ている部分はまるで違う。
同じ感性をもってる友も必要だが、
自分とは全く違う人種の影響力は絶大だ。

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一期一会とはよく言ったもので、学生の時に流行った四文字熟語の一つでもある。
昔の自分は積極的に人との出会いを求めたりもしたが、自分軸が無かったので、相手に影響されすぎて、距離感も掴めず、良い関係を築くことができなかった。

今の自分に至るまでに、まず私を変えた出逢いは、夫である。
「この人、ありえへん、、」毎年彼に会うたびに心から漏れた言葉だ(笑)
彼との出逢いは革命で、結婚10年が経った今も日々革命の連続である(笑)
彼はどんな私も受け止めてくれた初めての人だった。

彼と出逢い、彼の家族と出逢い、、とても大きく人生が変わる。
そして私の出逢う人々の域を大幅に変えた出逢いは、我が息子だ。

息子が出逢わせてくれたママ友はかけがえがない存在になりつつある。
本当に気の合うママ友だけが繋がっているし、
連絡先を交換するほどでなくても、気軽に挨拶や話ができるママ達、、、
参観に行くと自ずと会話が弾み気分転換になるし、子育てに協力してもらったり、心の支えになってもらったりと、本当に息子を介した出逢いには感謝しかない。

でもそうなったのは、自分との出逢いも関係している。自分と向き合い、自分との対話を重ねることで、一つ一つの出逢いを良い出逢いへと変換できている自分がいる....

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今、社会復帰をして一年。
ここへ復帰することになったのも、夫の応援の一言だった。
夫のおかげで、トラウマを抱えた私は克服でき、保育士としての自信を得たのだ。

そこへそんな私に引き寄せられるかのように、さらに良い出逢いが舞い込む..その時は分からなかったが、月日が経つと、自分の長所も短所も笑って受け止めてくれる..なんて良いメンバーに囲まれて仕事をしていたのか、と気付かされた。

そんなメンバーが今では心の支えとなり、去年よりもさらに保育士という仕事が楽しめている。
周りの人間関係も気になり仕事内容もハードであるので、心身が疲れる時もあるが、そんな時は仲良しメンバーに愚痴を聞いてもらったり、私を認めてもらったりして、笑い合い励まし合って、また頑張れる、という良い循環ができている。

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我逢人
家族との出逢い、周りの人との出逢い、そして自分との出逢い...
一つ一つの出逢いを"尊い"ものに変えられたのは、尊い出逢いたちがあったから。
ありがとうございます。

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