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生きていることが神様の恵み

はじめに神が天と地を創造された。

聖書 創世記1章1節



本当にしんどい時は、誰からの話も聞きたくないものだ。

褒め言葉もいらない。

心配してもらわなくていい。

何も考えられない。

イラナイ。

そんな時、私はただベッドから天井を見上げることしかできなかった。


ふと横を向くと、外の景色が目に入った。

天気がよく、カラッと晴れている。

木に太陽の光が当たり、奥の竹はゆらゆら揺れている。


外の景色をぼーっと眺めていると、たくさんのことに気づく。

木の葉の一つひとつは、同じようで向きが違う。

光の入り方も、全部同じではない。

光が全部当たっているところもあれば、一部、あるいは全く光が当たっていないものもある。


生きる気力がなく目が死んだ私。

それでも外の景色を眺めることができる。

太陽の光があたる葉の様子を、じっと見ることができる。

風にゆれる竹を見て、自然を楽しむことができる。


木の葉とは、しゅ(神様)が造られたもの。

太陽や風も、が造られたもの。

目があり、外の様子を眺めることができる。
この目も、が造られたもの。

今ベッドで寝ている。木材もまた、が造られたもの。

家がある。これを創る人間も、が造られたもの。

天と地がある。これもが造られたもの。


今、生きている。

生きていることがの恵みであると思った。



夢も希望もなく、人生に絶望し、何もしたくない。

そんな時は、今あるものに目をむけよう。

そうすると、生かされていることがわかる。

それは自分の努力によらない。

何もできない、弱い存在でいい。


今生きている。

それこそが神様があなたを愛された証だから。



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