内山茜

子どもたちが自分の心で選ぶ社会になるにはということをいつも考えています。 社会的養護が…

内山茜

子どもたちが自分の心で選ぶ社会になるにはということをいつも考えています。 社会的養護が必要な子どもたちのケア、子どもアドボケイト、オープンダイアログなどの研究を通じて、地域で生きる力、子ども自らが選ぶ家族の形などを探求&実装中。現在世田谷区と渋谷区に在住。

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    子どもと一緒に旅したログのまとめです

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    2022年に訪れた子どもアドボケイト視察のロンドン旅ログをまとめています

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子育て一人じゃ無理!の原体験(2013)

 2013年、息子(年中)、娘(0歳)の時のログ この書き込みは、今でも色んな人に「この投稿、よく覚えているよー」と言ってもらうことが多い。 私の今の活動の原体験とも言えるもの。 あの時、ニュースに出ていた虐待者は私だったかもしれない。 あの時、児童相談所に通告されていたら助けてもらえていたかな・・・ あの時、おばちゃんがいなかったらどうなっていたかな・・・ 独りの子育てとそういった環境は紙一重。 折に触れて、この気持ちを忘れずにいようと思います。

    • 滝行に行ってきました(2024)

      2024年年明けから3月まで、自身、家族の中や周りといろいろと向き合う事象があり、新年度に向けて整えたい気持ちなどもあって、年度末に滝行にいってきました。 一人で行こうと思ったのですが、声をかけたところ子どもたちの参加意向もあり、結果家族で参加することになりました。 御百度参りも滝行も、全ては時間やエネルギーとの対話の繰り返し。 今年は内臓との対話を深めたい。そんなことも考えていました。

      • 次の場所へ...(2024)

        この春で児童相談所をひとつ卒業します。 (ここ数年は、子どもに関する分野で複数の自治体+αの活動をしています) 23区の児童相談所ではダントツの相談件数である自治体に関わらせてただきました。「子どもにとっての最善の利益」とは何か、の問いに常に向き合う数年でした。これまで子どもの事業に10数年携わってきながら、見えていた世界はほんの一部だったことを何度も感じる現実がそこにはありました。 その中で微力ながら里親啓発の事業において、区長に向けた政策提言に始まり、プロボノパートナ

        • 子どもたちとLA→San Jose旅(2023)

          2023年8月末、子どもたち(高1息子、小5娘)先輩親子とUSA旅をしてきましたので追って追ってレポートします。今回は旅のはじまりから終わりまでかなりゆるやかです。 まずはFBのpostですー

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          アドボカシーと出会って(2023)

          子どもアドボカシー講座は、毎回終わるとモヤモヤすることが多いです。 まるで是枝作品を見終えたかの様な 深いモヤのかかった気持ちの溝に潜っている様な やがてそれこそが子どもの見える世界だと気づいていきます。 全てに明確な答えが出せるわけではなく、時に気持ちとは反対へ漂っていってしまうこともある。 そして、講座ではその状態をお互いに受け止めていきます。 気持ちが戻るまで休んだり、言葉が体になじんでいくのを一緒に待ったり。 それがアドボカシーの佇まいだと沁みていきます

          アドボカシーと出会って(2023)

          家族を開いていく(2023)

          家族が開かれていく 意識で繋がる家族は対話を繰り返す 目の前のごはんのことも、地球の未来のことも同じ、水平に話される 全てはあなたを知り、私は、から 私たちは、に向かっていくためのはたらきにみえる 家族に求められる役割は因数分解され、できることをできる人が担っていく 心が繋がり循環していく 心地よい時間軸へチューニングしていく

          家族を開いていく(2023)

          対話で取り戻す今の心と現在地(2023)

           森川すいめいさんを迎え、オープンダイアログをしたあの日から2ヶ月が経過し、先日企画の栄留さん、いぶきさんで再びオンラインの場を創ってくださいました。 その場とは、オープンダイアログを経て、その後自分の中に何が起こったか、今どんな状態かをオンラインで集まり、トーキングサークルによってシェアするというものでした。  内省し、心を言葉に出せるところは出し、互いに今の気持ちを共有する、感じる受け止める、ここまでの時間を振り返る、という時間を過ごしていく中で私は心と体の現在地を確

          対話で取り戻す今の心と現在地(2023)

          心が風邪をひくということ(2023)

          2021年、東京オリンピックでアメリカの体操選手、シモーンバイルズ選手がウェルビーイングでない状態を理由に競技を棄権しました。 そのことが多くのメディアに取り上げられることで、注目されつつあったウェルビーイングという言葉の民主化がさらに進んだと感じています。 しかし、一方ではまだまだこの「心」に対する意識化は進んでいない様にも感じています。特に子どもたちには。 私たちは普段生活をしていて、わりと体の不調はわかりやすいと思います。違和感を感じた時に体温計で測って知る、顔が赤

          心が風邪をひくということ(2023)

          すいめいさんのオープンダイアログに参加しました。(2023)

          このところ、ご縁が続き「対話」に沁みる日々を過ごしています。 年始は娘と参加した、けんすけさんの「対話リトリート旅」 先週は息子と参加した「ダイアログインザダーク」 そして今回の「オープンダイアログ」です。 というわけで、精神医療の現場からスタートしている手法のひとつなのですが、様々な場で可能性があるのではと、取り組みが広がっているところです。 今回参加させていただいたオープンダイアローグは、トラウマインフォームドケア、アドボケイトとのコラボレーションということもあり、

          すいめいさんのオープンダイアログに参加しました。(2023)

          巨大組織の一隅を照らす動き(2023)

          数年前から、ご縁あって子どもの分野でも特に「お堅い」とされる機関にも携わっています。 そこでの気づきと現在地を少しばかりシェアします。 (ややセンシティブな内容も含まれるので有料記事にさせていただきました)

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          巨大組織の一隅を照らす動き(2023)

          話を聞いている...つもりだった話(2023)

          日曜日の雨の夜、娘から「お散歩しよう」と声をかけられる。 (え・・・・、日曜日だし、雨だし、もう夜だし・・・・)断る理由は十分にあった。 何かあると思い、外に出てはっとした。 家では家事をしながら、スマホみながら、兄と代わる代わる話をしながら・・・ それって娘にとっては、話を聞いてもらってはいないんじゃないか。 外に出て、変な話娘との会話以外のことがなくなって改めて気づく。 話を聞くことを通して、同じ時間と体験を共有する。 ありがとう。

          話を聞いている...つもりだった話(2023)

          ドレッドヘアにしてみた考察(2021)

          2021年秋、40代になって数ヶ月経った私はまだやったことないことを色々してみようと目論み始めた。 中でもそのうちやりたい、の一つであったヘアスタイルをドレッドヘアにしてみた。黒髪ストレートからの転身である。 (インスタのリンク) 自分的には、その頃にわりと行っていたbarでは90’s がよく流れていて、久しぶりにLauryn Hillとか聞いたのがなんとなくのきっかけでもあったかなと。(そのくらいの温度感とノリ) ドレッドヘアにしてみての周りの反応: ・家族(親)…多分心

          ドレッドヘアにしてみた考察(2021)

          日本一小さい村へ子どもたちと移住してみた!(2019)

          日本一小さい村へ子どもたちと移住してみた!(2019)

          山岡さんのこと(2022)

          山岡さんとのことを書いておこうと思う。 せっかちな自分にとっては意外な、山岡さんとの出会いから現在までには結構な「発酵」時間を要していて、それは私の人生において大切なエレメントとなっている。 なぜか物事をサクサクと進めたい気質の私が、こと山岡さんのことになると一つ一つに時間がかかり、時間を必要としている。それは決して物事が進みにくい、といった様な不快な時間軸でもないのが不思議なところ。 ・・というわけで、山岡さんとご一緒した数ヶ月前のイベントやそれまでのエピソードをアップし

          山岡さんのこと(2022)

          浜松へ10歳娘とリトリート旅(2023)

           2023年、年始は10歳の娘と浜松へのリトリート旅からスタートした。  そして今回のリトリートは(企画の方の文章から抜粋) ・・内側に私を見つめ、同時に外側の私たち、土地、自然、宇宙を感じる。 ・・自己の内省、創発する対話、土地の魅力を活かしたアクティビティや食事などを共に時を過ごしながら場を共有していく。  今回cift内でのお誘いがあり、できれば対話も含めて、10歳の娘と一緒に参加したいと申し入れた。(※ciftについては最後に記載) 私の中での参加の動機は、 ・

          浜松へ10歳娘とリトリート旅(2023)

          London子どもアドボケイト旅(2022) vol.3

          ☆レポート全体☆ ロンドンで感じたこと→vol.1へ 音楽編→ vol.1へ サッカー編 →vol.1へ バリアフリー編 →vol.2へ 久々の海外旅行お役立ち編→vol.2へ 全体を通しての気づき →本レポート というわけで、ここでは全体を通しての気づきについて端的にレポートいたします。 「こどもの利益を最善に優先してはいない」 とあるアドボケイトの民間団体でのコメントだったのですが、 私にとってはこの旅での一番のハイライトでありました。 「心の根っこの願

          London子どもアドボケイト旅(2022) vol.3