JTC巨大企業とプロフェッショナルファームの違い

伝統的な日本の巨大企業(JTC)とコンサルティングファームや投資銀行は、明確な違いがあります。

JTCにおいては、会社の名前で仕事ができるので、高学歴だが仕事が突出してできるわけでもない普通の社員でも結果を出せます。トヨタ自動車は、優秀な取引先(ティア1のデンソーやアイシン、さらにティア2以下)を「使う」立場です。システム開発プロジェクトにおいても、JTCはベンダーを「使う」立場です。そのため、長らくJTCにおいては年功序列やローテーションが続きました。ある程度の高学歴であれば結果が出せるので、あえて厳しい実力主義にする必要がなかったとも言えます。

しかし、プロフェッショナルファームは異なります。コンサルティングファームや投資銀行などのプロフェッショナルたちは、JTCよりも年収が高いかわりに、命を削ってクライアントに奉仕します。彼ら彼女らは実力主義で評価されます。

最近は、JTCにおいても年功序列が崩れてきていますが、長年年功序列だったので、評価制度が精緻化されておらず、完全な実力主義になるにはまだ時間がかかりそうです。

オススメは、20代のうちはアクセンチュアなどで実力をつけて、体力が衰えて疲れてくる30歳以降にJTCへ転職するパターンでしょうか。しっかりと鍛えられて、なおかつ30歳以降はワークライフバランスが担保されるので、良いと思います。

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