熊本大学理系は、国公立大学で最強のコスパになるかもしれない

高校生・受験生というのは、社会や経済のニュースに疎い。部活動と受験勉強にしか興味がない。だから、TSMCが熊本県に大規模工場を建設し、さらに第二工場の計画があることを知らない。

これから、日本は財務省の緊縮財政と少子化で、加速度的に需要がシュリンクしていく宿命にある。だが、その唯一の例外が、熊本県なのだ。実際、TSMC本体がある台湾から何百人もの社員が熊本県に来ているらしい。そのため、熊本県菊陽町の不動産価格は暴騰している。半導体ビジネスだけではなく、不動産ビジネスも大盛り上がりなのだ。理由は、現地の工場で働く人のためのマンションが何棟も建設計画があるからだ。さらに言えば、JASM(TSMCの日本現地法人)への転職狙いの人が数多くいるため、熊本県の人材紹介会社も儲かっているはずだ。実際、indeedなどで熊本県の半導体求人を探してみてほしい。くさるほどあることに気づくはずだ。

もうおわかりだろう、熊本大学の理系学部は、コスパ最強になる可能性が高い。ライバルは九州大学理系だけだろう。なぜならば、東大理系・東工大・早慶理工の人たちは、首都圏を離れたくはないからだ。関西の京大や阪大の理系も、熊本県には行きたくないだろう。そのため、逆張りの発想で熊本大学に入学すれば、コスパは最強になる。

特にオススメしたいのは、土木工学だ。なぜって?電気電子は同じことを考える受験生が大量発生することが予想されるからだ。工場建設やマンション建設で、道路やガス管などの公共事業が爆発的に増えると私は予想している。なぜなら、工場へ通勤するのに交通渋滞になるだろうし、田舎だった場所にマンションができれば、都市ガスを通す必要があるからだ。さらに、土木は不人気なので超人手不足だ。熊本大学の土木も偏差値は50を切っている。

私の叔父は、高専で土木工学を学んだのち、土木会社を起業した。なので知っているが、そのへんの文系大卒サラリーマンより遥かに稼いでいた(最近は公共事業が少なくて稼げてないらしいが)。

ぜひ、コスパ最強の可能性がある熊本大学理系を検討してみてほしい。

以下は熊本大学の偏差値。土木が突出して低いことがわかるはずだ。


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