【絵本】かなしみさん、きみと素敵な絵を描こう
おはよう、かなしみさん
昨日の夜はあまりに君が痛むから眠れずに朝が来てしまったよ
おはよう、かなしみさん
今日もそこにいたんだね
おはよう、かなしみさん
そういえば、そこにいたんだったね
今日は少し出かけようか?
悲しみと過ごす時間のこと
いつまでも、一緒にいられる訳ではないことを知っているよ
だから、しばらくここにいていいんだよ
おはよう、かなしみさん
お出かけが多くなったみたいだね
月でも見に行っているの?
おはよう、かなしみさん
今日は、返事がないみたい
おやすみ、かなしみさん
明日の朝は、もう会えなかもしれないね
今度、またここへ来る時はお手柔らかに
悲しみが暮らしの中に訪れた時は、そっと肩に乗せて暮らすのがいい
引きちぎって捨ててしまうのはあまりにもかわいそう
そうして、じっくりと一緒に暮らしてみれば
悲しみも早く旅立てる
じっくり、一緒にパンを齧みしめるように
ひとときの2人暮らし
悲しみは新しい出来事も運んでくる
悲しみに手を取られ、走った先にあるもの
いつもは響かない音が胸に届く
いつもなら、行かないところに足を運ぶ
いつもなら、作れない歌が出来る
いつもなら、描けない絵が描ける
いつもならしない、自分へのプレゼントをする
かなしみさんからの贈り物
ずっと消えない贈り物
imaginationと言う魔法が君も使える様に
この作品は文章のみの絵本です
いつかイラストを入れて作れたらと考えています
タイトルまだ仮定です
子供の頃の私には悲しい出来事がたくさんありました
悲しみ、痛んだ数だけ
かなしみさんと過ごした時間は長く
だからこそ、かなしみさんと共に暮らした日々の中で
かなしみさんが運んでくるimaginationの魔法と言う恩恵を貰うことが出来たのだと思っています
悲しみは決して悪いものではなく
未来の糧になるもの
悲しみは感じきる事で新しい世界を見せてくれます
そんな思いを込め
これから大人になっていく
子供たちの希望の作品になって欲しいと思いながら書いてみました
いつか絵本に出来る様にと考えています
ーかなしみさんが訪れる度、あなたのimaginationが膨らみますように…ー
akaiki×shiroimi
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