見出し画像

AiED180mmF2.8 明るい望遠レンズ

このレンズは元々は結婚前に妻にプレゼントしたものだった。
当時、私はキヤノンユーザーでnFD80ー200F4Lをメインに使っていた。一方でF3ユーザーの妻は望遠側のレンズが薄かったので、確か数寄屋橋のニコンハウスで購入した。
しかし今は望遠となると妻はAFAi80~400かtamron150-600、さらに妻はメイン機がD500なので24~105でもそれなりの望遠となりMFのこのレンズはあまり使っていない。それで最近は専ら自分が使ってしまっている。
23年11月、フィンランドでフィギュアスケートを撮影する時に、このMFレンズだと「おもしろ撮影」になる(カメラなんぞ持たず観戦した方が良い)と言われZマウントのタムロンの70ー300を導入したが、必要な望遠域が分かっているときは、いまだにこのレンズを持ち出している。
今回はそんなレンズを紹介したいと思う。

詳しくはニッコール千夜一夜物語をご参照のこと

と書いてしまうとこのnoteの記事って何なのか、と言われそうだけど、レンズの詳しい紹介はここに敵うはずもなく。URLを以下に。

ここにある通りなかなかに優れたレンズで、AFでない点を除けば今でも十分に通用する。またAF版は使ったことがないが、AFにするとフォーカスで動く部分を軽量化する必要があり、レンズの構成なんかも変わるので描写も違うのだろうなと想像している。

今となってはコンパクト

キヤノンで80−200までを使っている時には、このレンズはズームもないのに大柄なレンズだと思っていた。(さすがF2.8は大きいと感じていた。)
しかし現在では、タムロンの150−600などと並べるととってもコンパクト。愛用のカメラバッグ(ドンケFー2)に普通に入るので、それだけで持ち出す機会が増える。
フィルター径も72mmで昔の感覚では大口径だったのだけど、今のレンズはこちらも数値がインフレしている。ニコンZ6でよく使うZ24-70F4、コシナの85mm F1.4と同じサイズなので、流し撮り用に愛用しているNDフィルタが’使い回せて便利。

どんな描写か

発色はとても普通に綺麗。
タムロンの70−300登場時のイベントに当たって、原宿付近で試用させてもらった時、比較用にこのレンズを持って行ったのだが、単体ということもあり描写では全然負けていなかった。
今、中古でこのレンズがいくらかは知らないが、もしAiが使えるボディかミラーレス+アダプターで良ければオールドレンズだなんだ御託を並べるのでなく、実用に買う若い人がいても良いかもしれない。何せ明るいので便利だし。

明るいレンズはこういう場面でのISO感度を抑えられる


ミラーレスであればZfなんかは似合いそう。Zfcでも換算300mm近い画角となって面白いのではないか。(想像ですが)
APSといえば過去にD300Sで撮影した画像がこちら。サンニッパに近い使い方ができるのかも(?)

f16、と絞りすぎなのでレンズの美味しいところからは外れているが。

MFならではのメリット

基本的には新しい高価なレンズを買えない人間の戯言なのだけど、鉄道という被写体の場合、先にピントを合わせることが可能なことも多いので、MFが意外と不利にならない。さらにMFだと、ピントが迷うこともないので、条件が悪い時などはかえって便利なこともある。
また、ミラーレス機だとファインダーで拡大の上ピント合わせができるので、レフ機より厳密なピント合わせもできる。
そんなこんなから、まだまだこのレンズ、いろいろと活躍できるのではないか、と考えている。
最後にZ6と組み合わせた1枚をご紹介。ボディ内手ぶれ補正もあり、なんとか止まった感じに見える写真になった。

(終わり)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?