コーチングスクールを選ぶ3つのポイント
前回、目的によってコーチングを学ぶ手段が変わるという話しをしました。
プロコーチを職業にしたい
社員や部下の育成に、コーチングを取り入れたい。
社内風土改革のため、会社全体でコーチング研修を行いたい
このように、本格的にコーチングを学びたい、社内に取り入れたいという目的であれば、しっかりとトレーニング機関で学ぶことをおすすめします。
セミナーとスクールの違い
話を進めやすくするために、ここでは以下のように定義します。
コーチングセミナー
2時間から1日~2日で完結するものを指しますコーチングスクール
終了するまで短くて3ヶ月、長ければ3年くらいかかるものを指します。
本格的にコーチングを学ぶという目的に沿って、今回はコーチングスクールについて説明していきます。
現在、コーチングのトレーニングを提供するコーチングスクールは、全国に多数あります。スクールによって、学ぶ形態やトレーニングに要する日数、受講料も様々です。
コーチングという言葉は同じだったとしても、スクールによって、コーチングの捉え方に違いがあります。ゆえに、重点的に学ぶ内容も異なります。
では、何を基準にコーチングスクールを選べばいいのか?
私なりに考えたポイントをお伝えします。
コーチングスクールを選ぶ3つのポイント
1.何を学びたいのか?
コーチングと一言でいえども、細分化されたスキルを主に学ぶスクールや、人としてのあり方や哲学を大切にしているスクール、職場で活かせるコーチング技術を学ぶスクールなど、いくつかの特徴があります。
特徴を知るには、まずは、各コーチングスクールのサイトを閲覧し、何を重視して教えているのか、何が身につくのか、講師はどんなキャリアを積んでいるのかなどを調べるのがいいでしょう。
そして、興味が湧いたスクールがあれば、体験説明会に参加したり、そのスクールの出身者を探して、直接問い合わせて尋ねてみることをオススメします。
2.どういう形態で学びたいのか?
コーチングスクールでは、週末2~3日間を使って会議室などに参加者が集まり、講師から対面で学ぶ集合研修の形を取るところが多いです。
その一方で、コロナ禍をきっかけに、オンライン上で学ぶスクールも増えました。
集合研修だと、2~3日間集中して学べるというメリットがあります。
一方で通うのが大変だったり、土日の休みが取れないと参加できないというデメリットもあります。そういう方は、自宅で学べるオンラインスクールを検討されるといいでしょう。
3.資格を必要とするかどうか?
大抵のコーチングスクールは、スクール独自の資格を発行しています。
資格がないとプロコーチになれないわけではありませんが、トレーニングを受けた証として、クライアントから信頼されやすいでしょう。
※ただし、初級コースのみの受講だと資格認定されないスクールもありますので、予め認定条件は確認して下さい。
現在、日本でも国際コーチング連盟(ICF)認定のコーチングプログラムを提供しているスクールがあります。
ICF認定スクール/認定プログラム提供団体の一覧https://icfjapan.com/post/credentials/566
実際に行ったコーチングセッション数など、一定の要件を満たすと、国際コーチング連盟の認定する資格を取ることも可能です。
いかがでしたでしょうか?
本格的にコーチングを学ぼうとする際、参考になれば嬉しいです。
次回は、コーチングを気軽に学べる方法をお伝えします。
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