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with グリーフ⑦~亡き父の聖地巡礼をするまで~『薬の副作用で脳萎縮する』

ごきげんよう🍒アカチェリーナ4世です🤙🏻👈🏻


元気だった父親が
急に
体が思うように動かせなくなってきて
病院を何軒も回るも『異常なし』

家で椅子に座って一日中ボーっとしているように
なりました


ある脳神経内科の先生が
「体のどこにも異常はないけど
動けなくなるっていうなら
パーキンソン病の薬飲む?」

って言ったことが
父親の人生のターニングポイントでした

ここで自分の頭で
「本当にこの薬を飲んでも大丈夫なのか」
父も母も一度立ち止まって考えるべきでした


「とにかく動けるようになって
仕事をしないといけない」

そればっかり言っていました


パーキンソン病の薬っていうのは
とても強い薬です
パーキンソン病でもない人が
安易に飲んでいいはずがないんです


父親はこの薬を飲むと
確かに体が動くようになるようでした

でも、普通に動くんじゃなくて
コマ送りの映像のような
人間の動きではないような
奇妙な動きをして

見ているとゾッとしました

「頭がはっきりしてくる」
とも言っていました

どうやら
頭の中が普段はボーっとしていて
思考がまとまらない
何も考えられない状態
なのが

パーキンソン病の薬を飲むと
はっきりしてくる
動けるようになる

ということらしく

親族が集まる時や
会社に行かないといけない日など
父親はその薬を飲むようになりました

でも
言ってることが支離滅裂で
誰もが父親がおかしいことに気がついていたと思います


その効果の出方が
あまりにも大きいので
母親は不安を感じて

父親に
あまりパーキンソン病の薬に
頼らないで

とよく言っていました


それでも父親は
動けないよりかはいいと思ったのか
家族の意見も無視して
その薬を飲み続けました


何度も言いますが
パーキンソン病の薬は脳に作用する
強い薬で
安易に飲んでいい薬ではありませんでした

父親は薬の副作用で
幻覚を見るようになりました


夜中に大声で幽霊?がいると
言ったり

自分の死んだ母親がいると言ったり

知らない子供がいると言ったり


知らない子供と座敷わらしと日本人形率が高かった🎎


こんなん家族が急に言い出したら
ほんとに恐怖しかないですよね
実際体験すると
心底怖いし不安になって

もうあのパーキンソン病の薬は
飲むのをやめた方がいい
と家族全員が思っていました


それでも、母親は早く良くなって会社に復帰してほしいし
父親がおかしくなる前の
元の日常に早く戻りたいと家族全員が考えていて

父親に必要なのはゆっくり休養することで
無理に体を動かして会社に行くことではない
とは誰も思ってませんでした


父親自身も
父親には背負う家族や従業員がいて
ただでさえ責任感が強いので
俺が行かないと…!

と思っていたようでした


母親はそんな父親のために
ありとあらゆる民間療法やら
マルチビジネスやらに手を出して

この頃、いろんなマルチや民間療法の
人が家によく来てました

そして
うちには色んな謎の物体が
どんどん増えていくように

光の力で健康になる
と、うたった
ただの美容サウナ

健康になる毛布

健康になる飲み物

自己治癒力を高める樹液の香りの発生装置

自己治癒力を高める綿

あなたのご主人は体に有害物質がたまって
病気になったの
と言われて買った
有害物質の入っていない石鹸やら化粧品やら

うがいしたり頭皮につけたり
するだけで健康になるウォーター

謎の霊媒師に父親を見てもらって
自殺した先祖
(私の(勝手に認定してる)守護霊の一人ひなさん、覚えてる?)
の祟りだから弔えと言われて

半年間毎日団子を作って
豊平川に行ったり

先祖を大切にしてないからだと言われて
お寺に毎月奉公したり正月に行ったり(うちは仏教)

謎の気功師の医院(という名のマンションの一室)
に行き、私の気をご主人に注入すれば
悪い所が治ります
と言われたり


私の守護霊キャラ濃いな〜笑

(この話で出てきた絵だよ)

やばいな
母親がハマったものだけで
連載一本できそうだ…笑


今なら言える

ちーがーうだろー!違うだろ!


母親は努力の方向が
完全に間違ってます笑

向き合うべきは
マルチの商人ではなく
阿弥陀如来でも自殺した先祖(ひなさん)でもなく


夫!おっと!



夫ともっと向き合って!笑
夫ももっと自分自身と向き合って!
子供も巻き込んでなにしてんのこの夫婦笑

言語化大事だよほんと
ちょっと話し合えば
父親にとって最もいい方法の
傾向と対策も見えてこようもんなのに

話し合わずに自分の『やってやりたい』方向に
大暴走してる妻と
ただそれを受け入れ続ける夫


と子供の私でさえも途中から
ヤレヤレ感が出てきて
付き合いきれんと思うように

父親への不安・火の車の家業・一気に極貧家庭に・家庭内暴力(が親族によりあった)
の4本柱で

家の中は常に
言いようのない不安がただよっていて

外づら・世間体・人からどう思われるか
が一番大切だった母親が
(最近知ったけど、こういう親って他にもいるんだね。うちだけだと思ってた)

「うちの中で起こってることは
一切、外の人に言ったらダメだよ」

と緘口令を敷いたせいで

真面目な私は
自分の不安がすごく強いのに
友達にも先生にもスクールカウンセラーにも相談できず
常に辛い気持ちを抱えていました

(だから、この話をするのはnoteが初めてなの
母親に絶対話したらいけないって言われてたことを
話すのは今だにけっこう不安があったりする)


もうこの家で暮らしたくない
家出したい
児童養護施設に入りたい
グレたい!

といつも考えてました
(特にグレたい笑)

レディースに入って
特攻服ってやつ着たかった~
(スケバン刑事に憧れてた)

クラスメイトや先生が皆
何の苦労もなく平和にのうのうと生きてる
ように見えて
常に全員にムカついてました

これだけ言うとめっちゃ不良になる
条件備えてそうなんだけど

バリバリの文科系のカースト下めの
見た目と性格してたんで
無理でした笑

不良の人ってなんで皆美人なんだろ
小さいころから垢ぬけてるよね

見よ❗️私の厨二病大爆発❗️


しかも父親が倒れてから
家の家事の一切を私がやらんとならんくて
どんどん家政婦能力高まってくし

週1でばあちゃんと買い物も行かないとならんくて
放課後遊んでる暇もなかったから
マジで時間なかった…

いやぁ~まじでグレたかった~


家政婦能力向上❗️(この絵よく描けてるし、褒められて嬉しいからまた使っちゃった)


こんな生活が数年続いて
父親は
ついに寝たきりになってしまいました

あれもこれもと増やされた
数種類の強い薬による副作用は
幻覚だけにとどまらず

脳委縮まで引き起こしました

それによって
当時まだ還暦前にも関わらず
認知症のような状態になってしまいました
(たった数年飲んだだけでこうなったの)


体が動かなくなる、的な病気の薬っていうのは
脳に作用する系が多いみたいなんですよね

幻覚が出ても、それを飲まなければ父親は
全く動けないし、ぼーっとしてしまってしゃべれないし
それが嫌で飲んでしまう

脳委縮は気づいた時にはかなり進行してて
パーキンソン病の薬の副作用の
幻覚のせいでいつも変なことを言ってたので
認知症の症状が出たことに誰も気づかなかった
っていう

後になってから
このパーキンソン病の薬を飲んだせいで
むしろ体が動かないという症状が
進行したのかもしれない

ってのが分かったり
もうめちゃくちゃでした


患者が思考停止して病院の言うことに頼り切ってると
こういう風に壊されてしまうんだなぁ
とよく分かりました




12年前に亡くなった父親のグリーフ真っ最中の
アカチェリーナ4世は
このnoteでのグリーフワークを通して
自分の気持ちがどう変化したか
どんな気付きがあったか
withグリーフ父親の聖地巡礼編が終わったら
皆さんに共有したいと考えてます


グリーフとは



*********巻末CM**********
病院はよく吟味して選ぶようになった
アカチェリーナ4世ですが

真面目な面もあってですね
普段はシンガーソングライターとして
『辛い気持ちを口にだして伝えていくことで
皆で自分の辛い気持ちを言えるようになろう』と
いうメッセージを発信しています

公式HPにたくさん自分の気持ちを載せているので
見に行ってみよう

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