科研費の研究課題の表現を分析する
KAKENー研究課題をさがす
このサイトで研究課題を検索します。
検索項目いっぱい…!
とりあえずこんな感じで調べます。
研究種目: 基盤研究(A) OR 基盤研究(S) OR 基盤研究(B) OR 基盤研究(C)
審査区分/研究分野: 中区分2:文学、言語学およびその関連分野
研究課題種別: 研究課題
科研費を調べる理由
科研費をなぜ検索したかというと、論文の日本語を分析したいからです。
論文ではないのですが、論文のエキスみたいなものはぎゅっと詰まっていると思います。
単文・重文・複文・重複文の分類に注目しようと思います。
研究の概要をざっと見た感じ、だいたい重複文になる気がします。
下記の分類を参考に、述語の出現を見ていきます。(※述語の判断は厳密ではないことをご了承ください)
研究の概要
日本語諸方言の形態素解析用辞書の構築と活用
《文の分解》
日本各地の方言の書き起こしテキストの高精度解析を可能にする形態素解析辞書。
その形態素解析辞書を複数開発する。
そして、各時代・各地方の言語コーパスを相互に比較可能にする。
および、コーパスと国語辞典見出し語との連携、同言語の関連付けを可能にする。
以上をおこなうことで、形態論情報を活用した各方言の対象研究、
方言と歴史を包括した日本語研究、
二つを目指した研究計画
そのような研究計画である。
「抄物コーパス」の構築とコーパスを応用した日本語史研究
《文の分解》
本研究は、①コーパスの構築と公開、②コーパスの応用研究、という2つのアプローチを行うものである。
日本語史上の大きな転換期、
それを示す中世後期の重要資料「抄物」について、行うものである。
①については、15, 16世紀の日本語の定量的・客観的な分析を可能なものとする。
代表的な抄物を対象としたコーパス、
それを構築・一般公開することで、上の内容を可能なものとする。
本文批判を徹底的に行なう。
その上で、これまでのコーパス構築のノウハウを活かす。
そのように、コーパス化の作業を進める。
②については、総合的な日本語史研究を行う。
その総合的な日本語史研究とは、文法・語彙・表記・類型論的研究など多方面にわたって
「抄物コーパス」を利用した室町時代語研究、
さらには通時コーパスを応用したものである。
音象徴進化仮説ー普遍性から言語個別性、身体性から抽象性・体系性へ
《文の分解》
子どもは乳児期から複数の感覚を脳内で対応づけ統合することができる。
それで、音象徴などの類像性が言語習得初期に重要である。
という音象徴ブートストラッピング仮説(Imai & Kita, 2014)が支持されている。
他方で,身体性オノマトペでも,恣意性をもつ.
その恣意性とは個別言語の音韻体系に大きく制約されている。
このことは,次のことを示す。
以下の二つの問いが重要であることを示す。
記号が身体に接地する
そうしながらどのように記号の抽象化が進むのか、
および、子どもが言語習得の過程でどのように抽象的な概念を身体化していくのか。
分析、以上です。
一文の中に述語の要素が多いけれど、きちんと主語と述語を対応させることがポイントだと思います。
お読みくださりありがとうございました。
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