紅藍(カクヨムで新作『偽王子事件』公開中!)

高機能社会不適合者。現在生存中。 主なコンテンツは小説とレビュー。 活動内容と予定は適…

紅藍(カクヨムで新作『偽王子事件』公開中!)

高機能社会不適合者。現在生存中。 主なコンテンツは小説とレビュー。 活動内容と予定は適宜ご報告するのでフォローしてね!

マガジン

  • 創作のための戦訓講義(51〜)

    どうしたら自分の創作をより高いクオリティにできるのか? その答えは先行作品にこそある。本講義では創作の役に立つ考え方やテクニックを先行作品などを例に「戦訓」として抜粋。これで大創作時代の戦いを乗り切ろう!

  • 創作のための時事問題勉強会(51~)

    この記事群は筆者が創作のため、時事的問題に関するメディアの報道や周囲の反応などを備忘録的にまとめたものです。当時の混乱した状態から可能な限り整理はしていますが、情報に間違いや不足等が生じている可能性があるため、閲覧には十分注意してください。

  • 創作のためのボキャブラ講義

    創作のとき、自分のボキャブラリーが少ないと嘆くことは誰しもあるもの。そんなボキャ貧のため、創作物を題材に新しい言葉を覚えるための講義を開設。一緒に言葉を学んでボキャ貧を脱しよう!

  • 創作のための戦訓講義(1~50)

    どうしたら自分の創作をより高いクオリティにできるのか? その答えは先行作品にこそある。本講義では創作の役に立つ考え方やテクニックを先行作品などを例に「戦訓」として抜粋。これで大創作時代の戦いを乗り切ろう!

  • 創作のための時事問題勉強会(1~50)

    この記事群は筆者が創作のため、時事的問題に関するメディアの報道や周囲の反応などを備忘録的にまとめたものです。当時の混乱した状態から可能な限り整理はしていますが、情報に間違いや不足等が生じている可能性があるため、閲覧には十分注意してください。

記事一覧

『VIVANT』誤送金限度額と情報の精度:創作のための戦訓講義69

事例概要発端 ※『VIVANT』を見始める。 誤送金編の開幕 ※1話から4話にかけて描かれる「誤送金編」では主人公の乃木がバルカ共和国の企業との取引で誤って100万ドルで…

古野まほろ『公安警察』を読む。謎の多い組織「公安」の正体を元警察官の筆者が警察法などを通して克明に描き出す。公安の陰謀論的姿は消えていくが、代わりに事実に基づく危うさが理解できる不思議な書。

「2位じゃ駄目なんですか」の再整理:創作のための時事勉強会76

※注意  本記事は時事的問題について、後で振り返るためにメディアの取材や周囲の反応を備忘録的にまとめたものです。その性質上、まとめた記事に誤情報や不鮮明な記述が…

維新の万博ごり押しに抗する政治家……でもほぼ内ゲバですよね?:創作のための時事勉強会75

※注意  本記事は時事的問題について、後で振り返るためにメディアの取材や周囲の反応を備忘録的にまとめたものです。その性質上、まとめた記事に誤情報や不鮮明な記述が…

『マッドマックス怒りのデスロード』から『フュリオサ』まで未だにフェミニズム性を拒絶する人たち:創作のための時事勉強会74

事例概要発端 ※マッドマックスフュリオサのチラシ。いやな予感って何が……? ※コメントをもらった人がほぼ男性。まあ今のご時世それはどうなん? とは思うが目くじ…

ネトフリ版『シティハンター』視聴。虚実と過去現在が入り混じる新宿のガンアクション。漫画原作を実写に落とし込む手腕はなかなかで、シティハンター初見でも楽しめるシナリオにもなっている。

『やばたにえん田中追憶編』をプレイ。『やばたにえん酸』に収録された番外編。シリーズを通しひどい目に遭いがちな田中の過去らしきもの。STEP数を今回に限り制限時間にする本編では難しいアイデアの実験場でもあるのか。

『やばたにえん酸』をプレイ。縦長のステージにギミックを詰め込んだシリーズ三作目。ただ全員救出しただけではエンディングに到達できないのは不親切か。エンディング到達のためのフラグがいまいち分かりづらいところもある。

「伏線」の責任回避的読解:創作のための戦訓講義68

事例概要発端 ※「伏線」と呼ばれるものについて意味が拡散しているのではという指摘。 反応 ※作品で提示される様々な情報の要素がひとまとめに「伏線」と呼ばれがち…

「ライフルマーク」 『またまたあぶない刑事』:創作のためのボキャブラ講義36

本日のテーマ題材 「山下署で確認取ってきました。矢野弁護士の心臓から摘出された弾のライフルマークは、鷹山の拳銃と同一です」 (本編54分ごろ) 意味 ライフルマー…

『男たちの挽歌』を見る。香港ノワールの金字塔。ハリウッドとも邦画とも異なる独特の気配。明るい冒頭からの転落と、それでもどことなく朗らかな雰囲気があるのは不思議だ。

『リーサル・ウェポン』を見る。自殺志向の白人警官と家庭的な黒人警官の対比が光る一作。アメリカにおける当時の自殺観のようなものが気になるところ。

刑法第39条という藁人形:創作のための戦訓講義67

事例概要発端 ※刑法第三十九条を利用した偽りの「社会批判」への問題提起。 刑法第三十九条 ※刑法第三十九条は心神喪失および心神耗弱の規定。三十九条は「心神喪失…

『電波的な彼女』を読む。ジャンル的にはミステリに近いが、明確にミステリではない、というのは当時のラノベらしい気配。

『溶鉄のマルフーシャ』創作関連の話など:創作のための戦訓講義66

事例概要発端 ※製作者の発言。 ※『溶鉄のマルフーシャ』はディストピアな世界で徴兵された主人公が戦いながら税金を納めたりするゲーム。続編も制作中とのこと。 ド…

別漫画の用語をそのまま持ち込んで遊ぶのも弊害があるなという話:創作のための戦訓講義65

事例概要発端 ※ちいかわパラレルワールド編。謎の虫に刺されたちいかわが高熱でダウン。虫はちいかわにパラレルワールドを植え付け、ちいかわの意識と混ざったところで…

『VIVANT』誤送金限度額と情報の精度:創作のための戦訓講義69


事例概要発端

※『VIVANT』を見始める。

誤送金編の開幕

※1話から4話にかけて描かれる「誤送金編」では主人公の乃木がバルカ共和国の企業との取引で誤って100万ドルではなく1000万ドルを送金してしまった疑いがかかる。

※そもそもネットバンキングには限度額があるのでは、という指摘。

実際どうなの?

※個人の利用者と企業(法人)によって限度額には差異がある。

※みずほ銀行の場合、

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古野まほろ『公安警察』を読む。謎の多い組織「公安」の正体を元警察官の筆者が警察法などを通して克明に描き出す。公安の陰謀論的姿は消えていくが、代わりに事実に基づく危うさが理解できる不思議な書。

「2位じゃ駄目なんですか」の再整理:創作のための時事勉強会76

※注意
 本記事は時事的問題について、後で振り返るためにメディアの取材や周囲の反応を備忘録的にまとめたものです。その性質上、まとめた記事に誤情報や不鮮明な記述が散見される場合があります。閲覧の際にはその点をご留意ください。

事例概要発端

※蓮舫氏が都知事選に立候補。

※過去の「2位じゃ駄目なんですか」発言が再び話題になる。

そもそもあれなんだったの?

※発言は47分ごろから。

※要する

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維新の万博ごり押しに抗する政治家……でもほぼ内ゲバですよね?:創作のための時事勉強会75

※注意
 本記事は時事的問題について、後で振り返るためにメディアの取材や周囲の反応を備忘録的にまとめたものです。その性質上、まとめた記事に誤情報や不鮮明な記述が散見される場合があります。閲覧の際にはその点をご留意ください。

事例概要発端

※万博への小学校から高校の児童・生徒の招待希望について。吉村知事は75%が参加希望と語るが……。

※そもそもアンケートの選択肢は「希望する」「未定・検討中」

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『マッドマックス怒りのデスロード』から『フュリオサ』まで未だにフェミニズム性を拒絶する人たち:創作のための時事勉強会74


事例概要発端

※マッドマックスフュリオサのチラシ。いやな予感って何が……?

※コメントをもらった人がほぼ男性。まあ今のご時世それはどうなん? とは思うが目くじら立てることか?

※実はけっこう問題があるという話。

マッドマックス怒りのデスロードという作品

※『怒りのデスロード』はかなりフェミニズム的テーマの強い作品だった。続編……というか前日譚にあたる『フュリオサ』もその要素は強いと思わ

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ネトフリ版『シティハンター』視聴。虚実と過去現在が入り混じる新宿のガンアクション。漫画原作を実写に落とし込む手腕はなかなかで、シティハンター初見でも楽しめるシナリオにもなっている。

『やばたにえん田中追憶編』をプレイ。『やばたにえん酸』に収録された番外編。シリーズを通しひどい目に遭いがちな田中の過去らしきもの。STEP数を今回に限り制限時間にする本編では難しいアイデアの実験場でもあるのか。

『やばたにえん酸』をプレイ。縦長のステージにギミックを詰め込んだシリーズ三作目。ただ全員救出しただけではエンディングに到達できないのは不親切か。エンディング到達のためのフラグがいまいち分かりづらいところもある。

「伏線」の責任回避的読解:創作のための戦訓講義68


事例概要発端

※「伏線」と呼ばれるものについて意味が拡散しているのではという指摘。

反応

※作品で提示される様々な情報の要素がひとまとめに「伏線」と呼ばれがち。

※それ伏線じゃないだろというものまで伏線呼ばわりされることが多い。

さらに具体例

責任回避傾向1

責任回避傾向2

個人見解 やや露悪的な見方ではあるが、考察動画という他人の創作の勝ち馬に乗るような産物や、なろう系などへの

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「ライフルマーク」 『またまたあぶない刑事』:創作のためのボキャブラ講義36

本日のテーマ題材

「山下署で確認取ってきました。矢野弁護士の心臓から摘出された弾のライフルマークは、鷹山の拳銃と同一です」

(本編54分ごろ)

意味

ライフルマーク
 銃身に刻まれたライフリングによって、発射された弾丸についた傷跡のこと。いわゆる線条痕。

解説作品解説

 舘ひろしと柴田恭兵が演じる「タカとユージ」の破天荒刑事コンビがドタバタ騒ぎを起こしながら事件を解決する有名刑事ドラマ

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『男たちの挽歌』を見る。香港ノワールの金字塔。ハリウッドとも邦画とも異なる独特の気配。明るい冒頭からの転落と、それでもどことなく朗らかな雰囲気があるのは不思議だ。

『リーサル・ウェポン』を見る。自殺志向の白人警官と家庭的な黒人警官の対比が光る一作。アメリカにおける当時の自殺観のようなものが気になるところ。

刑法第39条という藁人形:創作のための戦訓講義67


事例概要発端

※刑法第三十九条を利用した偽りの「社会批判」への問題提起。

刑法第三十九条

※刑法第三十九条は心神喪失および心神耗弱の規定。三十九条は「心神喪失者の行為は、罰しない」とあり、続く二項で「心神耗弱者の行為は、その刑を減軽する」とある。

※刑事事件を扱う作品でよくある「頭がおかしいから無罪」的な話の根拠だが……。

反応

※この手の藁人形的な「社会批判」はけっこう多いという気

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『電波的な彼女』を読む。ジャンル的にはミステリに近いが、明確にミステリではない、というのは当時のラノベらしい気配。

『溶鉄のマルフーシャ』創作関連の話など:創作のための戦訓講義66


事例概要発端

※製作者の発言。

※『溶鉄のマルフーシャ』はディストピアな世界で徴兵された主人公が戦いながら税金を納めたりするゲーム。続編も制作中とのこと。

ドルフロについて

※作者発言の『少女前线』とは『少女前線』、日本では『ドールズフロントライン』としてリリースされているゲームのこと。

※ドルフロ製作陣の初期タイトルリメイクの模様。ここの「パン屋」がマルフーシャのモチーフになっている

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別漫画の用語をそのまま持ち込んで遊ぶのも弊害があるなという話:創作のための戦訓講義65


事例概要発端

※ちいかわパラレルワールド編。謎の虫に刺されたちいかわが高熱でダウン。虫はちいかわにパラレルワールドを植え付け、ちいかわの意識と混ざったところで脳ごと吸うつもりらしい。こわ。

※じゃあこのハチワレに親切な木はなんだよという話に。

※ハチワレが高熱を出したちいかわに触れてパラレルワールドに飛ばされているので、治療で貼られた葉っぱもこの世界に来ているのではという予測が立つ。

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