紅藍(カクヨムで新作『偽王子事件』公開中!)

高機能社会不適合者。現在生存中。 主なコンテンツは小説とレビュー。 活動内容と予定は適…

紅藍(カクヨムで新作『偽王子事件』公開中!)

高機能社会不適合者。現在生存中。 主なコンテンツは小説とレビュー。 活動内容と予定は適宜ご報告するのでフォローしてね!

マガジン

  • 創作のための戦訓講義(51〜)

    どうしたら自分の創作をより高いクオリティにできるのか? その答えは先行作品にこそある。本講義では創作の役に立つ考え方やテクニックを先行作品などを例に「戦訓」として抜粋。これで大創作時代の戦いを乗り切ろう!

  • 創作のための時事問題勉強会(51~)

    この記事群は筆者が創作のため、時事的問題に関するメディアの報道や周囲の反応などを備忘録的にまとめたものです。当時の混乱した状態から可能な限り整理はしていますが、情報に間違いや不足等が生じている可能性があるため、閲覧には十分注意してください。

  • 創作のためのボキャブラ講義

    創作のとき、自分のボキャブラリーが少ないと嘆くことは誰しもあるもの。そんなボキャ貧のため、創作物を題材に新しい言葉を覚えるための講義を開設。一緒に言葉を学んでボキャ貧を脱しよう!

  • 創作のための戦訓講義(1~50)

    どうしたら自分の創作をより高いクオリティにできるのか? その答えは先行作品にこそある。本講義では創作の役に立つ考え方やテクニックを先行作品などを例に「戦訓」として抜粋。これで大創作時代の戦いを乗り切ろう!

  • 創作のための時事問題勉強会(1~50)

    この記事群は筆者が創作のため、時事的問題に関するメディアの報道や周囲の反応などを備忘録的にまとめたものです。当時の混乱した状態から可能な限り整理はしていますが、情報に間違いや不足等が生じている可能性があるため、閲覧には十分注意してください。

最近の記事

『死亡遊戯で飯を食う』6巻を読む。前回のゲームでひとつを失い、ひとつを手に入れた主人公。その結果自身の幻影を見るように……。主人公とある人物の過去、そしてはじめてのゲームについて描かれる注目回。

    • ブルアカマカロニウエスタン説:創作のための戦訓講義64

      事例概要発端 反応 個人見解 マカロニウエスタンとは、イタリアあるいは欧州で制作された西部劇映画のことを指している。西部劇とはもちろんアメリカ開拓時代を舞台にした映画なわけで、それを欧州で撮影していることに対する蔑称などの意味合いもあるようだ。  ブルーアーカイブは往年の日本発の美少女ゲームがデザインの根幹にあるようで、その点を指して「韓国発の、日本の美少女ゲームみたいなもの」を指して「キムチ・アキハバラ」と評されたようだ。  ただ美少女ゲームが時折、不可解な文脈で

      • 『暗号学園のいろは』を読み終える。戦争と平和というテーマを直球に、しかも暗号とキャラクター性を組み合わせてエンタメに昇華させた名作。打ち切りなのが惜しいがだいたいのものは回収できているので打ち切り感も少ない。

        • 『ロシアン・ルーレット』を見る。ステイサムが脇を固める映画だが、まさかの本編基本的にロシアンルーレットだけ。しかしステイサムを主人公にぶつけることで「どうせ主人公が生き残る」という疑念を排除する技あり。

        『死亡遊戯で飯を食う』6巻を読む。前回のゲームでひとつを失い、ひとつを手に入れた主人公。その結果自身の幻影を見るように……。主人公とある人物の過去、そしてはじめてのゲームについて描かれる注目回。

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        • 創作のための戦訓講義(51〜)
          14本
        • 創作のための時事問題勉強会(51~)
          23本
        • 創作のためのボキャブラ講義
          35本
        • 創作のための戦訓講義(1~50)
          50本
        • 創作のための時事問題勉強会(1~50)
          50本
        • 404PMC:銃社会日本探偵録
          14本

        記事

          ドラマ『密漁海岸』を見た。原作「密漁海岸」だけでなく「イタリア料理を食べに行こう」も加えたトニオ祭り。改変の妙を味わえる、相変わらず外さないいい作品だ。

          ドラマ『密漁海岸』を見た。原作「密漁海岸」だけでなく「イタリア料理を食べに行こう」も加えたトニオ祭り。改変の妙を味わえる、相変わらず外さないいい作品だ。

          『死亡遊戯で飯を食う』5巻を読む。初めて弟子を取り、失い始めた右目の代わりの技術を身につける飛躍の回。しかしこれまでデスゲームの間だけの軽い人間関係に終始していた主人公の気質が、ある意味で最悪の事態を招く。

          『死亡遊戯で飯を食う』5巻を読む。初めて弟子を取り、失い始めた右目の代わりの技術を身につける飛躍の回。しかしこれまでデスゲームの間だけの軽い人間関係に終始していた主人公の気質が、ある意味で最悪の事態を招く。

          『ダンジョン飯』に関するあれこれ:創作のための戦訓講義63

          事例概要ダンジョン探索と甲冑 ライオスのジョブ ※実はかなり古典的なダンジョン探索ゲームの設定に忠実なライオス。 ※そういえば序盤のパーティに侍がいたが、侍も一般ジョブだったようだ。ゴブリンスレイヤー外伝でも主人公は侍だったし。 伝説の武具 ※武具も元ネタのゲームを参照すると割と忠実な表現かもしれない。 ※個人的には情報統制の一環だと思った。 個人見解 これまで「またどうせグルメ系漫画ブームに乗って出したんだろうな」と思っていた本作だが、アニメを確認すると自分

          『ダンジョン飯』に関するあれこれ:創作のための戦訓講義63

          武装する権利とミリタリ趣味:創作のための戦訓講義62

          事例概要パナマ爺 ※パナマで「環境活動家」を弁護士が射殺したという事件があった。ネットでは「環境活動家」は殺していい存在なので射殺したクソジジイがヒーロー扱いされるという有様に。 ※そもそもパナマの大規模抗議は鉱山に関する政府の不正などに対するもの。欧州における環境保護関連の活動とは文脈が違うようだ。 ※第一、「環境活動家」だったら殺していいわけないだろ馬鹿か。 武装する権利 個人見解 以前noteで銃規制に関する話も載せたが、それにつなげる形で。アメリカにおける

          武装する権利とミリタリ趣味:創作のための戦訓講義62

          米澤穂信『冬期限定ボンボンショコラ事件』を読む。長きにわたる断絶をも挟んだ小市民シリーズ有終の美。トリックや謎に大仕掛けこそないが、二人の小市民の高校生活の終わりに語るべき謎を語る、まさに日常の謎。

          米澤穂信『冬期限定ボンボンショコラ事件』を読む。長きにわたる断絶をも挟んだ小市民シリーズ有終の美。トリックや謎に大仕掛けこそないが、二人の小市民の高校生活の終わりに語るべき謎を語る、まさに日常の謎。

          アウトローの弱者への寄り添いについて:創作のための戦訓講義61

          事例概要発端 ※ここしばらくこの手の映画を見ていたことで考えた。 アウトローと弱者の寄り添いについて 個人見解アウトローと弱者  ここしばらく見た映画の構図は、社会的には善とは言い切れない主人公、あるいは一応善側の人間だが、破天荒で型破りなところのあるいわゆる「アウトロー」系の主人公が登場した。その中で思ったのがアウトローと、彼らが守るべき弱者の存在だ。  『追撃者』なら主人公の借金取りジャックと、彼の姪であるドリーン。『ヒート』や『ダーティハリー』なら刑事ヴィン

          アウトローの弱者への寄り添いについて:創作のための戦訓講義61

          「死ぬ係」という本気の妄想:創作のための時事勉強会73

          ※注意  本記事は時事的問題について、後で振り返るためにメディアの取材や周囲の反応を備忘録的にまとめたものです。その性質上、まとめた記事に誤情報や不鮮明な記述が散見される場合があります。閲覧の際にはその点をご留意ください。 事例概要発端 ※名古屋市長河村の妄言。 「死ぬ係」 ※軍上層部の発言として知られている。 反応 ※そもそも「愛国心のない人から」というのが事実無根かかなり不正確な情報のようだ。そしてネトウヨが徴兵を懲罰的なものとして認識していることが分かる。

          「死ぬ係」という本気の妄想:創作のための時事勉強会73

          「ボードビリアン」 『パルプ・フィクション』:創作のためのボキャブラ講義35

          本日のテーマ題材 「パイロット版に出たんだって?」 「人生一度だけの栄光」 「どんなやつ?」 「女秘密エージェントの話。タイトルは『フォックスフォースファイブ』」 (中略) 「ナイフよ。ふふっ。私の役はレイブン・マッコイ。サーカスの芸人に育てられたっていう変わった設定だったのよねえ」 (中略) 「それと古いジョークをいっぱい知っているのよ。ボードビリアンだったおじいさんに教えてもらった古いジョーク。もし上手いことシリーズになってたら毎回そのジョークをひとつ言うはずだったの。

          「ボードビリアン」 『パルプ・フィクション』:創作のためのボキャブラ講義35

          三宅香帆『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』を読む。表題の通りの謎について、明治期からの労働形態と教養や知識、情報という側面から切り込む。現代における情報をノイズの排除されたものとして定義する考え方は意外ながら現状にハマっている。

          三宅香帆『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』を読む。表題の通りの謎について、明治期からの労働形態と教養や知識、情報という側面から切り込む。現代における情報をノイズの排除されたものとして定義する考え方は意外ながら現状にハマっている。

          『VIVANT』視聴終了。公安や別班への無邪気な無謬化、ドラマ10話を通した長期的展望の不足、短期的に見てもサスペンスのためにその場しのぎの展開を重ねるだけ。予算を積んだ結果生まれるドラマがこれならまあ、日本テレビドラマに興味を無くすのもそうだろうなという感じ。

          『VIVANT』視聴終了。公安や別班への無邪気な無謬化、ドラマ10話を通した長期的展望の不足、短期的に見てもサスペンスのためにその場しのぎの展開を重ねるだけ。予算を積んだ結果生まれるドラマがこれならまあ、日本テレビドラマに興味を無くすのもそうだろうなという感じ。

          「憲法修正第4条」 『ダーティハリー』:創作のためのボキャブラ講義34

          本日のテーマ題材 「いきなり押し入って拷問するとは何事だ。医者も弁護士も呼ばないとは。人権を無視してるのか。憲法修正第4条は? あの男にも権利はあるのだ」 「だから私も半殺しにされた」 意味 憲法修正第4条  アメリカ合衆国憲法の権利章典、修正第1条から第10条までのひとつ。いわば憲法に定められた人権保護の具体的な規定内容。第4条はいわゆる令状主義に関すること。 解説作品解説  銃社会アメリカではマッチョな白人男性が強い銃を振り回しかっこよく活躍する作品が受ける。今

          「憲法修正第4条」 『ダーティハリー』:創作のためのボキャブラ講義34

          創作における「強い女」の成功と失敗:創作のための戦訓講義60

          事例概要発端 ※いわゆる「強い女」的描写がズレている、下手だなと思う時があるという話。 ※ネット上で否定的に語られるアメコミ映画やハリウッド映画の、特にこの手の話はけっこう曲解されたり誤読されているケースがあるのでその辺は差っ引いたほうが良いかもしれない。まあ今回は個別の事例の有無はあまり主題ではないので。 当時の私見1 当時の私見2 当時の私見3 ※上記の例は「分かり手」と呼ばれるお馬鹿さんのこと。 個人見解入れ替えることの重要性  今回の事例における「下

          創作における「強い女」の成功と失敗:創作のための戦訓講義60