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弟の非行・私の鬱の原因

これは私の3つ下の弟の話。

弟は小学校4年生から海で隠れてタバコを吸っていた。

友達に手をあげたりそのような事はなかったが

幼稚園の鶏小谷の鍵を壊して動物たちを離して楽しんでいたり

小さい頃からおかしかった。

本格的に悪に染まっていったのは中学の時から

年下の女の子を妊娠させたり

盗みをしたり、学校にも行かなくなり

家に帰ってこない日もしばしば。

私は帰って来ない日が続けばいいと

思っていた。

弟はどのタイミングでキレるか分からないので

話していても突然キレだし

殴るようなポーズをとるようになっていた。

1度殴られ蹴飛ばされた事があったが

理由はなんでだかは覚えていない。

それ程までに「わけ」などないのだ。

勿論高校には行かなかった。

それどころか時々居場所すら分からず

警察から電話が来て迎えに行く等が

多くなっていた。

初めて少年院に入ったのは覚醒剤だった。

私の家から遠く離れた場所で

弟は捕まっていた。

私は全く驚かなかったし

動揺もしなかった。

弟が家からいなくなる前

明らかに弟の様子はおかしかった。

母は泣いていたが、自業自得だと

私は、何を今更と思っていた。

母は弟の言う事はなんでもきいた。

どんな夜中であっても迎えに行ったし

夜中にお酒を飲んで騒いでいても

怒らなかった。その反動でそのストレスは全て私に吐き捨てられていた。

父は単身赴任で家にはほとんどいなかった。

ここで勘違いしてほしくないのは

母はかわいそうな人ではない。

と言う事。

母は感情的で弟にヒステリックに

ぶっ叩いたりする時もあった。

その怒りはおさまらず、何もしていない私も

被害の巻き添えを毎日食らっていた。

警察署のガラス越しの弟を見て母は泣き崩れていた。

私は心の中で呆れていた。

演技なのか?とも思っていた。

悲劇のヒロイン?今更…

可笑しいとすら思っていた。

弟はそこから少年院、鑑別所

刑務所を行ったり来たりしている。

今35歳。人生の半分以上を塀の中で暮らしている。

犯した罪は数えきれないし、新聞にも名前がでた

事もある。

地元で何かあれば、私の友達が私にLINEをしてくる。

今回のあれ弟?

知らない。そうかもね。

私は家族と縁を切っているので

あの人たちが何をしているかなんて知らないし

関係ない。

私が弟を生まれた時から見てきて

非行に走った理由は明確で

私たちは親に遊んで貰った事が

1度もない。

私は毎日怒号に暴力を受け鬱病に

弟は愛情を知らず、でもしてほしい事

欲しい物はなんでも買ってもらい

自分がまるで王様かのように勘違いをし

35になった今でもそれは変わっていないのだと

いとこから聞いた。

哀れな人たちだと思う。

死んでも私は悲しまないし

葬式に出るつもりもない。

私をここまで苦しめ

人生をめちゃくちゃにした人たちに

涙する程お人好しではない。

大人になれば私から金の無心をして

嫌味を言う。

自傷行為の傷を見て笑う。

そんな人たちにどう悲しめ、どう敬えと言うのか

傷は一生消えない。

それは相手が離れても例え死んでも

自分の中に深く濃く切り刻まれ続ける。

どうか今子育て中のお子さんがいる

親御さんがいたら

お子さんに怒るのではなく

諭す。叱る。

そして愛情を注ぐ。

褒める。

どれだけ大切かを伝えて

あげて欲しいです。

それらは私がして欲しかった

事だから。


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