AJ 「英語×中国語=∞!」英中両語で、世界を広げる。

「英語と中国語ができたら、世界の何十億人と話ができるだろう」--そんな少年時代の夢から…

AJ 「英語×中国語=∞!」英中両語で、世界を広げる。

「英語と中国語ができたら、世界の何十億人と話ができるだろう」--そんな少年時代の夢から、勉強を続けてきました。各種メディアで英中両語を生かしたニュース取材、リポート、英文記事執筆、映像取材などに従事。心動かされた旅、景色、写真、日々の気になる話題も!

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本当に落ちた? ニッポンのサービス

「ニッポンすごいぞ」言説 まず、私は基本、「”ニッポンやっぱりすごいぞ”言説」が、ちょっと苦手だ。 なぜなら、そういう言説は、勢いが落ちてきた、もしくは落ちてきていると当事者が感じていて、それがとても不安なので、「そんなことはないはず・・ほら、やっぱりすごかった」と、自分で再確認したくなる、そんな人間の、ちょっと悲しい本能的なものにも思えるからだ。 昨今やたらテレビやネットで「ニッポンやっぱりすごいぞ」的な番組が増え、「すごいぞ」を超えて「こんなに好かれてるぞ」が増えてい

    • 「あなたを許します」--シンデレラの放った一言

      今日は久々に早く家に帰り、ぼけっとテレビをつけると、金曜ロードショーで、ディズニーの実写版「シンデレラ」をやっていた。子供の観る映画だろ、ぐらいにしか思わずぼーっと観ていたが、おっさんの私がハマってしまい、最後まで観てしまうとは思わなかった。 なぜハマったんだろう。しかも、子供の時から、ずっと、どんな話か知っているのに。次はこうなるぞ、そして、次はこうなるぞ、と全部わかっているのに。実写にCG加工した映像が綺麗だとか、女優がどうだとか、そんなことが理由ではなさそうだ。 そ

      • ドイツのことで、教えてください!

        ありがたいことだけれど、ここのところ仕事が忙しすぎて、全くnoteに関われなかった。そんな中でも、ずっと気になって、ドイツに詳しい方に、ドイツ社会の”感覚”をぜひ聞いてみたいと思っていたことが、ひとつある。 それは、ドイツで、今ガザ情勢などの文脈で出てくる「反ユダヤ主義」というレッテルのことだ。 戦争の歴史を語る時に、昔からよく「ドイツはあんなに反省しているのに、それに比べて日本は・・・」という言い方を、子供の頃から聞いてきた。しかし、その「反省」が、今こんな形になってい

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        • Livin' in Tokyo 东京 大街小巷
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        • AJ旅(国内編)Snap it! Feel it!
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        • 英語×中国語×... AJ's ことばnote
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        • 気になる中国
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        • 東京紅葉ハント2023
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        • 神戸を想う
          10本

        記事

          The higher they climb... ズルく上りつめた奴らの末路は?

          仕事で毎日英語を使うが、ちょっと気の利いたフレーズはそう出てくるものじゃない。若い頃は勉強すればするほど、使えば使うほど語学力が伸びるのを実感したが、ある程度のところで頭打ち。仕事は十分用を足せるのだが、やはりちょっとした雑談で、イキイキした表現ができれば、コミュニケーションも全然違うはず。 先日、同僚のアメリカ人女性と雑談していた時もそうだった。 私は、「ずるいゴマスリがやたらとんとん拍子で出世をする理不尽な現実に、若い頃は怒りと絶望の感情しかなかったが、最近は、そうい

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          「 都庁プロジェクションマッピング」の行方

          高さ243メートル、48階、新宿副都心に聳え立つ東京都庁第一本庁舎の東側壁一面に映し出される巨大なプロジェクションマッピング。先日、偶然通りかかった際に、ちょうどやっていたので、歩みを止めて見た。 (↓ Instagramに掲載した動画をご覧ください) 「最大の建築物へのプロジェクションマッピングの展示(常設)」としてギネスの世界記録にも認定されたという、このプロジェクト。実際見たインパクトは、予想以上で、結構息を呑むものだった。 毎日何回か上映するようだが、私が見た回は

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          元宵節 あっ、まだ正月だったのか!

          「記憶にございませーん」の記憶

          脳のどこかに何十年も隠れていたフレーズ 最近、政治家の”裏金”問題で、過去の問題行動を「覚えているかいないか」という、明らかにその言葉通りに取ることは難しいやりとりを連日ニュースで見ていて、急に、私が子供の頃よく使っていたフレーズを思い出した。それは・・・ 例えばいたずらをして、親から「これお前がやったんだろ!」と怒られた時に、「記憶にございませーん」と、人を小馬鹿にしたような言い方で使う。本来ならば大人がしっかりと叱りつけるべき、人をなめきった言葉だ。 しかし、厄介な

          富士山と新宿 贅沢な展望台

          中国の「紅白」 日本で見ながら「過年(グオニエン)」

          きのう2月9日は、旧暦の大晦日。中国でも、日本の「紅白歌合戦」にあたる、国民(人民?)的テレビ番組がある。「晩会(wanhui ワンホエイ)」だ。“歌合戦”ではないが、これを見ながら年を越すのが昔ながらのスタイルだ。 CCTVは、全世界の華人(全球華人)を意識した戦略で、国外でもネットですごい高画質で生放送を見ることができる。 この「晩会」、どんな感じか、少しだけ紹介しよう。ここでは中国の政治について批評するのが目的ではない。中国ウォッチングとして、どんな「紅白」をみんな

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          日本語が通じにくいことと、心が通じないこと--”日本語が通じないことが当たり前の時代”のサービスを考える

          先日、久方ぶりにファミレスを訪れた。もはや、都心のファミレスは「ファミリーのレストラン」ではなく、スマホ充電用電源がついた一人用の席が相当数を占めている。そして、猫型の給仕ロボットが店内を所狭しと走り回っている。 この猫型ロボットのことは知っていた。最初見た時は、日本では、人手不足で近い将来これが当たり前になっていくのかなと思ったが、単純に面白くて可愛いかった。しかし、今日はドアを開けた時から、何かそれと違った違和感を感じる。 あっそうか、「いらっしゃいませー」がないのか

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          台湾政治 ”イメージ”のねじれのモヤモヤ

          台湾総統選挙が終わった。 選挙は、どこの選挙でも、勝者が出るまでが一番盛り上がり、注目を集める。 台湾政治がどうなっていくのかについても、外国では、次に中国が何か圧力をかけるなどの動きがある時まで、関心は低いかもしれない。なぜなら、台湾の人々のことを知って注目していた人よりも、「対中国」など、国際政治の戦略的な意味合いから注目していた人が多いと思うからだ。 ところで、今日は深い分析などでは全くなく、むしろ少し軽率で恥ずかしいのだが、台湾の二大政党についての「イメージ」の話

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          台湾の選択 台湾人の思い --「対中国」の切り口以外の大切なもの

          「対中国」の切り口 台湾総統選挙の勝者が決まった。 (14日夜に執筆中) 民進党。1996年に総統の直接選挙が始まって以来、同じ政党が3期続けて政権を担うのは初めてだという。 先ほど、当選を確実にした頼清徳氏の国際記者会見で、外国の記者たちが熱心に質問していたのは、やはり、と言う感じだが、中国とのスタンスをどうするか、「対中国」の切り口だった。 確かにそれは、争点のひとつだったと思うが、台湾のテレビは、「外国メディアが押し寄せ、もっぱら中国との関連で注目している」と、

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          新宿は、「ゴールデン・クリスマス」