授乳って3時間毎?
以前、生後3か月の赤ちゃんを抱いたママとお話をしていた時のこと。
「あ、そろそろ授乳かな?」と、そのママは言っていましたが、私は「?」でした。
なぜなら、赤ちゃんは泣いている様子もなく、欲しそうな仕草をしていたわけでもなかったからです。
何を見て、授乳をしなきゃ…と思ったのかな?
でも私より、ママの方が赤ちゃんと過ごしている時間が長いし、何か赤ちゃんからのサインがあったのかな?
…と思って様子を見ていると、
「あれ?赤ちゃん飲まないや、なんでだろ?」とそのママは困った様子でした。
そしてその次にママが言った言葉は、
「3時間経ったのに」
私は衝撃でした。
確かに、産院では新生児に対して「だいたい3時間毎に授乳するようにしてください」とお伝えすることはありますが、まさか3か月経っても3時間毎を守っているなんて…。
産院での教わったことがアップデートされずに、ママたちがその後を過ごしていることに、地域で仕事をして初めて気付きました。
またその逆もあり、
「赤ちゃんが泣いているけど3時間経ってないから、授乳せずに頑張ってあやすしかない」
そう言って疲弊してしまうママさんも多く見られます。
授乳は、3時間毎でなければいけない…なんてことはないです。
小さく産まれたり、黄疸が強くて泣く元気がなかったり、何かしらの疾患があって、授乳をしっかり管理しなければならない場合は別ですが…。
よっぽどのことが無い限り、赤ちゃんはおなかがすいたら、起きて泣いてくれます。
なので、授乳は「3時間毎」ではなく、
「赤ちゃんが欲しがったら」してほしいです。
時計ではなく、赤ちゃんの欲しがる様子を見てあげてください。
3時間経ってなくても、赤ちゃんが欲しがるならあげていいんです。
3時間過ぎても、赤ちゃんがいらなそうなら、欲しがるまで待ってあげていいんです。
赤ちゃんの様子をみていると、だんだんと赤ちゃんとコミュニケーションが取れるようになります。
赤ちゃんの欲求がわかるようになると、ママも子育てが楽しくなるし、格段に楽になります。
赤ちゃんの様子がいまいちよくわからない…。
そんなママも多いですが、ぜひ助産師に相談してください。
助産師は、赤ちゃんの言葉を通訳する人でもあります(笑)
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